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サバティカル年収

1年の休職や長期滞在にかかる費用と、その間に失う収入を合わせた家計への影響を試算します。

最終更新:2026-05-06/監修:計算ツールズ編集部

サバティカル年収ツール

計算式と考え方

費用は「現地の月額 × 滞在月数 + 渡航費 + 日本側の固定費 × 滞在月数」で求めます。東南アジアに1年滞在する場合、住居費8万円と生活費8万円に語学学校4万円と保険2万円を加えて月22万円です。12か月で264万円、渡航費25万円、日本側で払い続ける社会保険料や住民税などの固定費が月6万円で72万円となり、合計は約361万円になります。年収600万円が無給になるとすると逸失収入は600万円で、家計への総影響は約961万円です。予備費を2割見込むと出発前に約433万円を用意しておく計算になります。

滞在先ごとの生活費の水準(1人・月額)

東南アジア住居と生活費で月15万円前後。物価が低い一方、医療の水準を考えると保険は手厚く必要
欧州の主要都市住居と生活費で月30万円台。都市部の家賃が高く、短期契約はさらに割高になる
北米の主要都市住居と生活費で月35万円以上。医療費が高額で、保険の内容が特に重要になる
国内住居と生活費で月20万円前後。渡航費と保険が不要な分、総額は抑えられる

サバティカル年収の詳しい解説

長期の休職や滞在の費用が想定を超えやすいのは、現地の生活費よりも日本側で払い続ける固定費と、収入が途切れることの影響が見積もりから抜けやすいためです。会社を休職すると給与は止まりますが、健康保険と厚生年金の保険料は在籍している限り本人負担分が発生し、会社を通じて納める必要があります。休職中の給与がゼロでも保険料はゼロにならないため、毎月の請求に対して自分で振り込む形になるのが一般的です。住民税は前年の所得に対して課されるので、休職の初年度は収入がないのに前年並みの税額が来ます。この二つだけで月に五万円から八万円になることがあり、一年では百万円近くになります。退職して国民健康保険と国民年金に切り替える場合も、保険料は前年の所得を基準に決まるため、初年度の負担は軽くなりません。制度の適用は個々の状況で異なるため、加入している健康保険組合や市区町村への確認が必要です。滞在先による費用差は住居費に集中します。東南アジアでは月八万円で相応の住まいが確保できる一方、欧州や北米の主要都市では同じ条件が三倍前後になります。ただし、費用が安い地域を選べば総額が下がるかというと単純ではありません。医療の水準や治安によっては保険を手厚くする必要があり、往復の航空券も路線によって差があります。また、滞在の目的が語学や資格の取得であれば、その分野の教育機関がどこにあるかが選択を規定します。目的と費用のどちらを先に置くかで、行き先の決め方は変わります。制度としてのサバティカル休暇を設ける企業も増えていますが、内容は一律ではありません。無給で在籍のみを認める形、一定割合の給与を支給する形、復職後の職位を保証する形など、条件は企業ごとに定められています。就業規則の該当条項を確認し、休職中の社会保険料の扱い、復職時の配属、勤続年数の通算がどうなるかを事前に文書で確かめておくと、後の食い違いを避けられます。制度がない場合は退職を伴うことになり、その場合は雇用保険の基本手当の受給要件や、退職金の算定への影響も検討の対象になります。見落とされやすいのが帰国後の期間です。復職先が決まっていない場合、帰国してから収入が入るまでに三か月から半年かかることがあり、その間の生活費も準備の対象になります。したがって、必要な資金は滞在費だけでなく、帰国後の助走期間と、予期しない出費に備える予備費を含めて考える必要があります。為替の変動も無視できず、円安が進むと現地での支出が円換算で増えるため、出発時のレートで固めた予算には余裕を持たせておくことが現実的です。

業界・現場での使い方

資金計画

滞在費と日本側の固定費を合わせた必要額を把握します。

滞在先の比較

地域を変えたときに総額がどれだけ変わるかを並べます。

期間の検討

6か月と12か月で費用と逸失収入がどう変わるかを見ます。

よくある間違い・注意点

  • 日本側の固定費を計算に入れない — 休職中も社会保険料と住民税は発生します。月5万円から8万円が続くと年間では100万円近くになります。
  • 逸失収入を費用として扱わない — 収入が途切れる分は実質的な負担です。滞在費と合わせた総影響額で判断してください。
  • 帰国後の期間を準備に含めない — 復職先が決まっていないと収入までに数か月かかります。帰国後の生活費も資金計画に入れてください。

関連する規格・法規

  • 家計調査
  • 消費者庁

※本ツールは公的基準に基づく参考計算です。実際の設計・施工・法令適用は最新の告示・規格および所轄官庁の判断に従ってください。

よくある質問(FAQ)

休職中も社会保険料はかかりますか?

在籍している限り本人負担分が発生し、会社を通じて納める形が一般的です。扱いは加入先により異なるため確認が必要です。

サバティカル休暇の制度はどこの会社にもありますか?

導入は広がりつつありますが一律ではありません。支給の有無や復職の条件は就業規則で定められています。

いくら貯めてから行けばよいですか?

滞在費に加えて帰国後の生活費と予備費を含めた額が目安になります。この試算では滞在費の2割を予備費として示しています。