太陽光 年間発電量(地域別)
設置容量・地域・経年劣化率から年間発電量・20年累計を即算出。売電収入・元取り試算に。
太陽光 年間発電量(地域別)ツール
年間発電量
年間kWh = 設置容量kW × 地域別kWh/kW年
NEDO日射量データベース準拠。北海道945、関東1050、沖縄1130と地域差最大20%。年0.5%の経年劣化で20年でパネル出力10%減。
地域別 年発電量(1kWあたり)
| 地域 | kWh/kW·年 |
|---|---|
| 沖縄 | 1,130 |
| 九州・東海 | 1,080 |
| 関東 | 1,050 |
| 関西 | 1,030 |
| 東北 | 970 |
| 北海道 | 945 |
太陽光 年間発電量(地域別)の詳しい解説
太陽光の年間発電量はNEDO日射量データベースから地域別に決定。関東1kW=年1050kWh、5kWシステムで5250kWh=年間電気代15-20万円相当を発電します。パネル出力は年0.5-1%劣化し、20年で10-20%出力減が業界標準です。
実務では「初年度発電量×0.85」を実効値とする慣行(20年平均劣化+汚れ+曇り天候込み)。売電単価は2024年で15-17円/kWh(住宅10kW未満)、10kW以上の産業用は10円台。自家消費型なら電力単価30円/kWh相当の電気代削減効果があり、20年間で投資額の2-3倍のリターンが標準的です。
業界・現場での使い方
住宅太陽光
売電収入予測・元取り試算。
産業用PV
投資回収期間・IRR計算。
自家消費型
電気代削減効果算定。
方位・傾斜角による発電量の違い
同じ容量・同じ地域でも、屋根の方位と傾斜角で年間発電量は大きく変わります。真南・傾斜30度前後を100%としたときの相対発電量の目安は次のとおりです。
| 設置方位 | 相対発電量(南=100%) | 実務上の扱い |
|---|---|---|
| 南 | 100% | 最優先。傾斜30度前後が最適 |
| 南東・南西 | 約96% | ほぼ南面と同等に扱える |
| 東・西 | 約85% | 朝夕にピークがずれ自家消費には有利な場合も |
| 北東・北西 | 約70% | 採算が厳しく、近隣への反射光の配慮も必要 |
| 北 | 約65% | 原則として設置対象外 |
傾斜角は緯度に近い20〜30度が年間最大となり、0度(陸屋根の水平置き)では南面比で約10%落ちます。設置制約がなければ南面優先が原則ですが、自家消費型では発電カーブと負荷カーブの一致のほうが重要になるため、東西面に振り分けて日中の発電時間を広げる設計も採られます。
よくある間違い・注意点
- 公称値そのままで20年計算 — 劣化率考慮で20年累計は初年度×15-17年相当。
- 地域差無視 — 北海道と沖縄で20%差。
- 影・汚れ影響無視 — 鳥フン・落ち葉で10-30%発電量低下。
関連する規格・法規
- NEDO 日射量データベース — 地域別の日射量データ
- JEMA 太陽光発電システム 設計・施工ガイドライン
- 太陽光発電協会(JPEA) — PV設計・表示ガイドライン
- 資源エネルギー庁 FIT・FIP制度 — 再エネ買取制度と調達価格
- IEC 61215 / IEC 61730 — PVモジュールの性能・安全に関する国際規格
※本ツールは公的基準に基づく参考計算です。実際の設計・施工・法令適用は最新の告示・規格および所轄官庁の判断に従ってください。
よくある質問(FAQ)
関東5kWの年発電量は?
5×1050 = 5,250kWh。
売電収入は?
5,250kWh×15円 = 年約8万円(2024年住宅FIT)。
自家消費効果は?
30円/kWh相当なら年16万円電気代削減。
経年劣化はどれくらい?
年0.5-1%。20年で10-20%出力減が業界標準。
東面設置は南面の何割の発電量?
約85%が目安です。南東・南西なら約96%とほぼ同等ですが、北面は約65%まで落ちます。設置制約がなければ南面優先が原則。ただし自家消費型では、東西面に分けて発電時間帯を広げたほうが自家消費率が上がるケースもあります。