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parking建築設計法規

附置義務駐車場

建物の用途と延べ面積から、条例で求められる駐車場の設置台数を試算します。

最終更新:2026-05-06/監修:計算ツールズ編集部

附置義務駐車場ツール

計算式と考え方

算定の対象面積は「延べ面積 − 除外される面積」で求めます。6,000m²から500m²を引いて5,500m²です。1台あたりの基準面積は、用途による係数を掛けて算出します。事務所を基準1.0とすると250m²のままで、5,500 ÷ 250 で22台が必要になります。地区による割増がある場合はこれに反映されます。計画している20台では2台不足という計算です。通路を含めて1台あたり30m²とすると、駐車場に必要な面積は約660m²になり、整備費は1台250万円で5,500万円になります。

算定の要素

用途事務所、店舗、共同住宅、倉庫で基準となる面積が異なる
延べ面積算定の基礎。用途ごとに分けて計算する場合もある
地区の区分駐車需要の高い地区では割増、公共交通が発達した地区では緩和
除外の対象駐車場自体の面積や機械室など、算定から除かれる部分がある

附置義務駐車場の詳しい解説

一定規模を超える建築物には、条例により駐車施設の設置が求められます。この制度は、建物の利用に伴って発生する駐車需要を、その建物の敷地内で処理することにより、路上への駐車を抑制することを目的としています。必要な台数は、建物の用途と延べ面積に基づいて算定されます。基準となる面積は用途によって異なります。同じ延べ面積でも、駐車需要が高いと想定される用途では必要な台数が多くなります。複数の用途が混在する建物では、それぞれの部分について算定し、合計する方法が一般的です。この算定において、どの面積を対象とするかの解釈が実務上の論点になることがあり、条例の規定と自治体の運用を確認する必要があります。地区による調整も設けられています。公共交通が発達し、自動車の利用が少ないと想定される地区では、必要な台数が緩和される場合があります。逆に、駐車需要が高い地区では割増が適用されることもあります。この調整は自治体ごとに定められており、同じ用途と面積でも所在地によって必要な台数が変わります。設置の方法にも選択肢があります。敷地内に設けることが原則ですが、敷地内で確保できない場合、近隣の場所に設けることが認められる場合があります。この場合、建物からの距離に上限が定められていることが一般的です。また、機械式の設備を用いることで、限られた面積により多くの台数を確保する方法も採られます。ただし、機械式の設備は設置費用と維持費が高く、入出庫に時間がかかるという制約もあります。駐車場に充てる面積は、建物として利用できる面積を減らすことになります。土地の単価が高い地域では、この機会費用が大きくなります。必要な台数を満たしつつ、建物としての価値を最大化する設計が求められ、地下や立体的な構成を用いることでこの両立を図る例もあります。近年は、自動車の保有率の低下を背景に、必要台数の基準を見直す自治体も出てきています。計画にあたっては、最新の規定を確認することが必要です。

業界・現場での使い方

計画の検討

用途と面積から必要な設置台数を確認します。

費用の見積

整備にかかる費用と占有する土地の価値を把握します。

設計の検証

計画している台数が要件を満たすかを確認します。

よくある間違い・注意点

  • 用途を区別せずに算定する — 用途により基準面積が異なります。混在する建物は用途ごとに算定します。
  • 地区による調整を確認しない — 公共交通の発達した地区では緩和、需要の高い地区では割増があります。
  • 駐車場の面積を機会費用と考えない — 建物として利用できる面積が減ります。土地の単価が高い地域では影響が大きくなります。

関連する規格・法規

  • 建築基準法
  • 建築士法

※本ツールは公的基準に基づく参考計算です。実際の設計・施工・法令適用は最新の告示・規格および所轄官庁の判断に従ってください。

よくある質問(FAQ)

必要な台数はどう決まりますか?

用途ごとの基準面積で延べ面積を割って算定します。地区による調整も加わります。

敷地内に確保できない場合は?

近隣の場所に設けることが認められる場合があります。距離の上限が定められていることが一般的です。

機械式の設備は使えますか?

使えますが設置費用と維持費が高く、入出庫に時間がかかるという制約があります。