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看護師勤務8h4交代

病床数と看護配置基準から、必要な看護師数と夜勤の負担、人件費を試算します。

最終更新:2026-05-06/監修:計算ツールズ編集部

看護師勤務8h4交代ツール

計算式と考え方

常時配置が必要な人数は「入院患者数 ÷ 配置基準」で求めます。50床で稼働率85%なら患者は42.5人、7対1では常時約6.07人です。24時間365日をこの人数で埋めるには年間で約53,180時間が必要になり、1人が年240日・1日8時間勤務するとして年1,920時間で割ると28人が必要という計算になります。夜勤は、準夜と深夜の2帯に3人ずつ、30日で180回分の枠があり、28人で分担すると1人あたり月約6.4回です。年収520万円なら人件費は年1億4,560万円、1床あたり約291万円になります。

看護配置基準の区分

7対1入院患者7人に対し看護職員1人。急性期の病棟で用いられる
10対1急性期から回復期の一般病棟で広く採用されている
13対1回復期や慢性期の病棟。夜勤帯の配置が薄くなる
15対1療養を中心とする病棟。長期の入院に対応する

看護師勤務8h4交代の詳しい解説

看護配置基準の「7対1」は、勤務している看護職員1人が常に患者7人を受け持つという意味であり、1人の看護師が7人を担当するという意味ではありません。24時間を交代で埋めるため、常時1人を配置するには、休日と休憩を考慮して4人前後の要員が必要になります。この換算を誤ると、必要な人数を大幅に少なく見積もることになります。実際の届出では、月平均の夜勤時間数や実際に勤務した延べ時間から判定されるため、名簿上の人数ではなく、稼働できる時間の総量で管理する必要があります。勤務体制の選択は、現場の評価が分かれる論点です。3交代は1回の勤務が8時間で短い一方、日勤から深夜、準夜から日勤といった組み合わせが生じると、勤務間の休息が十分に取れません。2交代は1回の夜勤が16時間前後と長くなりますが、夜勤の回数そのものが減り、明けから翌日にかけてまとまった休みを確保しやすくなります。長時間の勤務による集中力の低下を懸念する意見と、生活のリズムを保ちやすいことを評価する意見の両方があり、病棟の特性や職員の年齢構成によって適した形が異なります。夜勤の回数には、月平均8回以内という考え方が長く用いられてきました。この水準を守れるかどうかは、夜勤に入れる職員の数で決まります。育児や介護の事情で夜勤に入れない職員が増えると、残りの職員に夜勤が集中し、名目上の人数が足りていても回数が上限を超えます。夜勤に従事できる人数を別に把握しておかなければ、実態のある計画にはなりません。離職への対応も経営上の課題です。看護職員の離職率は1割前後で推移しており、新卒者の離職はこれより高くなる傾向があります。1人が辞めると、採用にかかる費用に加えて、募集から着任までの空白期間、着任後に独り立ちするまでの教育の負担が生じます。この間は残る職員が負担を引き受けるため、離職が離職を呼ぶ状態に陥ることがあります。定着に向けた取り組みの費用は、採用と欠員の費用と比較して評価されるべきものです。稼働率の想定も試算を左右します。病床が満床に近い状態を前提に人員を組むと、稼働が下がった時期に人件費だけが残ります。逆に低い稼働率で組むと、繁忙期に対応できません。実務では、季節による変動と、想定を超えた場合の応援の仕組みを併せて設計します。近年は、看護補助者への業務の移管、記録の電子化、患者の情報を共有する仕組みの導入によって、看護師が本来の業務に集中できる時間を増やす取り組みも進められています。人員を増やすことだけが解決策ではないという認識が広がりつつあります。

業界・現場での使い方

人員計画

配置基準と稼働率から必要な看護師数を算出します。

夜勤負担の確認

1人あたりの月間夜勤回数を上限と比較します。

人件費の見積

病床あたりの人件費と離職に伴う費用を把握します。

よくある間違い・注意点

  • 配置基準の人数をそのまま必要人数と考える — 常時1人を配置するには休日と休憩を含めて4人前後が必要です。時間の総量で計算してください。
  • 夜勤に入れない職員を考慮しない — 事情のある職員が増えると残りに集中します。夜勤可能な人数を別に把握する必要があります。
  • 満床を前提に人員を組む — 稼働が下がると人件費だけが残ります。変動を織り込んだ設計が必要です。

関連する規格・法規

  • 厚労省
  • 日本医師会

※本ツールは公的基準に基づく参考計算です。実際の設計・施工・法令適用は最新の告示・規格および所轄官庁の判断に従ってください。

よくある質問(FAQ)

7対1とは看護師1人で7人を看るという意味ですか?

違います。勤務中の看護職員1人あたり患者7人という意味で、交代を考えると要員はその数倍必要になります。

2交代と3交代のどちらが負担が軽いですか?

評価が分かれます。2交代は夜勤の回数が減る一方、1回の勤務が長くなります。

夜勤は月何回までですか?

月平均8回以内という考え方が広く用いられています。夜勤に入れる人数の確保が前提になります。