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Microsoft 365 E3

利用者数と単価から、統合オフィススイート上位プランの年間費用と個別調達との差額を試算します。

最終更新:2026-05-06/監修:計算ツールズ編集部

Microsoft 365 E3ツール

計算式と考え方

月額費用は「利用者数×単価×契約形態係数」で求めます。800人×5,400円、年間契約の係数1.0で432万円です。年額は5,184万円、3年契約なら1億5,552万円になります。1人あたりの年間費用は64,800円です。メール、チャット、ファイル共有、端末管理、セキュリティを個別に揃えると1人あたり月5,600円かかるとすると年額は5,376万円になります。加えて管理の一元化で情報システム部門の工数が月60時間減れば、時間単価4,000円で年288万円の効果です。合計すると統合プランの方が年間約480万円安くなります。

統合スイートに含まれる主な機能

オフィスアプリ文書・表計算・プレゼンのデスクトップ版とブラウザ版。複数端末での利用が可能
コミュニケーション基盤メール、チャット、Web会議。個別調達では最も高額になりやすい領域
ファイル共有・情報共有クラウドストレージとポータル。容量とバージョン管理が標準で含まれる
端末管理・セキュリティデバイス管理、条件付きアクセス、情報保護。上位プランの主な差別化要素

Microsoft 365 E3の詳しい解説

統合スイートの上位プランが個別調達より安くなりやすいのは、機能の重複を一本化できるためです。個別にツールを揃えると、ファイル共有とチャットの両方にストレージが付き、メールとグループウェアの両方にカレンダーが付くといった重複が生じます。実際には片方しか使わないのに、両方に料金を払っている状態になります。さらに、それぞれのツールでアカウント発行と削除、権限設定、監査ログの確認を行う必要があり、この管理工数が積み上がります。従業員800人規模で入退社や異動が月に十数件あれば、アカウント管理だけで相応の時間が費やされます。判断が分かれるのは、上位プランの機能をどこまで実際に使うかという点です。上位プランと標準プランの主な差はセキュリティと端末管理にあり、条件付きアクセス、情報保護ラベル、デバイスのポリシー適用といった機能が加わります。これらは全社で有効化して初めて意味を持つ性格のものが多く、一部部門だけ導入しても効果が限定されます。一方で、営業所の限られた業務しか行わない従業員にまで上位プランを付与するのは過剰という見方もあり、職種別にプランを分ける運用も行われています。ただしプランを混在させると管理が複雑になり、統合の目的である管理工数の削減と相反する面があります。見落とされやすい要素が3つあります。第一に移行コストです。既存のメールデータやファイルサーバの内容を移す作業には相応の工数がかかり、移行ツールの利用料や外部委託費が別途必要になります。第二に教育と定着です。ツールを導入しても使われなければ費用だけが発生します。特にチャットとWeb会議は業務の進め方そのものを変えるため、部門ごとの利用ルールを決めないと従来のメール中心の運用が残り続けます。第三に契約形態です。月単位で解約できる契約は柔軟な反面、年間契約より単価が高く設定されるのが通例です。人員の増減が読める組織なら年間契約、季節変動の大きい業種なら一部を月単位契約にするといった組み合わせも選択肢になります。ライセンス数は基本的に利用者数と一致させる必要があり、共用端末での使い回しは規約違反になる場合があります。数を減らして節約する余地は限られると考えた方が安全です。規模による違いも明確で、数十人規模では個別のサービスを組み合わせた方が安く済むことが多く、統合スイートの優位は数百人規模から出てきます。導入前に、現在使っているツールとその費用を一覧にして重複を洗い出すと、比較の精度が上がります。ライセンス条件や価格体系は改定されることがあるため、契約時点の最新条件を販売代理店に確認してください。

業界・現場での使い方

情報システム予算の策定

利用者数から年間ライセンス費用を算出し、予算枠を確保します。

個別ツールとの比較

現在使っているサービスの合計額と並べ、統合の是非を判断します。

契約更新の交渉材料

契約形態を変えた場合の差額を把握し、更新条件の検討に使います。

よくある間違い・注意点

  • ライセンス費用だけで比較する — 個別調達ではアカウント管理と監査対応の工数が各サービス分かかります。管理工数を金額換算して比べてください。
  • 全員に上位プランを付与する — セキュリティ機能を使わない職種まで上位にすると過剰投資になります。職種別の必要機能を整理してください。
  • 移行費用を初年度予算に入れない — 既存メールとファイルの移行には工数と外部委託費がかかります。初年度は定常費用より大きくなります。

関連する規格・法規

  • 経産省
  • IPA

※本ツールは公的基準に基づく参考計算です。実際の設計・施工・法令適用は最新の告示・規格および所轄官庁の判断に従ってください。

よくある質問(FAQ)

下位プランとの違いは何ですか?

主な差はセキュリティと端末管理の機能です。デバイスポリシーや情報保護が必要かどうかが選択の基準になります。

ライセンスは共用できますか?

利用者単位の契約が基本で、共用端末での使い回しは規約に反する場合があります。契約条件を確認してください。

途中で人数が減ったら減らせますか?

年間契約では期中の減数が制限されることがあります。増減の反映条件を契約前に確認する必要があります。