板材重量(材質・寸法・厚み)
材質・縦横・厚みから板材(定尺板・切板)の重量・面積・単価を即算出。
板金加工・鉄骨製作・製缶溶接・造船・機械組立・自動車部品の材料手配、搬入計画、フォークリフト積載計画、積算見積りに使える現場向け計算ツール。
板材重量(材質・寸法・厚み)ツール
基本式
重量(kg) = 縦(mm) × 横(mm) × 厚み(mm) × 密度(g/cm³) ÷ 1,000,000
面積(m²) = 縦(mm) × 横(mm) ÷ 1,000,000
材料費(円) = 重量(kg) × 単価(円/kg) × 枚数
SS400 t3.2×914×1829(通称「5×6サブロク板」)で42kgが板金業界の定番暗記値。t6で79kg、t9で118kg、t12で158kgと厚みに比例します。1219×2438(4×8フィート・シハチ板)ならt3.2で75kg、t9で210kg。SUSはSS400比で1.01倍、アルミA5052は0.34倍と、材質係数を暗算できると現場での重量把握が数秒で完了します。
SS400 定尺板 重量早見表(kg/枚)
| 寸法 | t1.6 | t2.3 | t3.2 | t4.5 | t6.0 | t9.0 | t12 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 914×1829 (5×6サブロク) | 21 | 30 | 42 | 59 | 79 | 118 | 158 |
| 1219×2438 (4×8シハチ) | 37 | 54 | 75 | 105 | 140 | 210 | 280 |
| 1524×3048 (5×10) | 58 | 84 | 117 | 164 | 219 | 329 | 438 |
| 1524×6096 (5×20) | 117 | 168 | 234 | 328 | 438 | 657 | 876 |
主要材質の密度・重量係数(SS400比)
| 材質 | 密度g/cm³ | SS400比 | 用途 |
|---|---|---|---|
| SS400 一般構造 | 7.85 | 1.00 | 鉄骨・機械・板金全般 |
| SM490 溶接構造 | 7.85 | 1.00 | 高強度鉄骨・橋梁 |
| SPCC 冷延鋼板 | 7.85 | 1.00 | 板金・家電 |
| SGCC 亜鉛めっき | 7.90 | 1.01 | 屋根・外装 |
| SUS304 | 7.93 | 1.01 | 厨房・化学プラント |
| SUS316L | 7.98 | 1.02 | 耐塩害・医療機器 |
| A1050 純アルミ | 2.71 | 0.35 | 装飾・電気 |
| A5052 アルミ合金 | 2.68 | 0.34 | 船舶・車両 |
| A6061 構造用アルミ | 2.70 | 0.34 | フレーム・部品 |
| C1100 銅板 | 8.94 | 1.14 | 電気・熱交換 |
| C2801 黄銅 | 8.40 | 1.07 | 装飾・電気端子 |
| Ti チタン | 4.51 | 0.57 | 航空機・医療 |
板材重量(材質・寸法・厚み)の詳しい解説
板材重量は板金・鉄骨・製缶業界のもっとも基本的な業界データです。板金の職人は「5×6サブロク t3.2 SS400 = 42kg」を暗記しており、現場で寸法を聞けば即座に重量を返答できます。この基礎データが搬入計画・フォークリフト積載・輸送車両手配・積算見積り・原価計算のすべての起点となります。1トンのSS400 t3.2は約24枚(サブロク)で、これを積み上げると1トンパレット1個に相当。工場のマテハン設計はこの重量感覚が根本にあります。
板材の定尺サイズは業界の共通言語です。国内では914×1829(5×6サブロク板)・1219×2438(4×8シハチ板)・1524×3048(5×10板)の3種類が9割を占めます。JIS G 3193(熱延)・JIS G 3141(冷延)で規定された定尺寸法があり、鋼板メーカー(JFE・日鉄・神戸製鋼・東京製鐵)から鉄鋼商社・鋼材センター・切板業者を経由して加工業者に流通します。切板(定尺から必要寸法に切断)や特寸(小ロット・特殊寸法)は加工業者側で対応することが多く、価格は定尺 < 切板 < 特寸の順で高くなります。
材質と密度の関係を暗記していると現場での重量把握が数秒で完了します。SS400・SM490・SPCC・SPHCなどの鋼種はすべて密度7.85で共通(合金元素の差は0.1%程度なので実用上無視)。SUS304は7.93でSS400比1.01倍・SUS316Lは7.98で1.02倍と、ステンレスはほぼ鋼と同じ。アルミ系(A1050・A5052・A6061)はすべて2.68-2.71で鋼の1/3。銅C1100は8.94でSS400比1.14倍と重く、チタンは4.51で0.57倍と軽い。この係数を頭に入れておくと、材質変更時の重量差の当たりが即座につきます。
JIS規格の板厚公差は実重量に直結します。JIS G 3193(熱延鋼板)ではt3.2の許容差±0.3mm(約±10%)、t6.0で±0.4mm(±7%)、t12で±0.6mm(±5%)。実重量は公称値の±5-10%変動するため、大量取引ではロット単位で実測重量を管理するのが標準です。冷延鋼板(JIS G 3141)は公差が半分程度と厳しく、精密板金では冷延を選ぶのが定番。ステンレスやアルミも板厚公差はJISで規定されており、精密機械・自動車部品では厚み実測が受入検査項目になります。
板材の見積りは「重量×単価(円/kg)+切断料+運送料」が基本構造。SS400定尺で180-220円/kg(2026年相場)、SUS304で500-700円/kg、アルミA5052で700-900円/kg、C1100で1,500-2,000円/kgと材質で桁違い。切板で+10-30円/kg、切断料で1切断あたり200-500円、特寸で+30-50%が実務相場です。運送は関東圏1トンで1-2万円、関西・中部間で2-3万円、遠隔地(北海道・沖縄)で+50-100%。これらの数値感覚が営業・購買・積算担当者の常識になっています。
大型部材の搬入・組立では板材重量が現場の安全に直結します。フォークリフト2.5トン車の実運搬可能重量は1.5-2トン(荷姿による)、天井クレーン2.8トン、5トンフォーク6-8m板材まで、というのが板金工場の一般規模。1524×6096(5×20)の t12 SS400板は876kg、これを4枚重ねると3.5トンで大型フォークが必要。運搬経路の床耐荷重・シャッター寸法・トラック荷姿・SS400 4トン積み平ボディ車の荷台面積など、すべて重量計算が起点です。
業界・現場での使い方
板金加工(レーザー・タレパン・ベンダー)
定尺板の重量把握、搬入計画、フォークリフト積載計画、加工工程の材料段取り。歩留り率(製品重量÷材料重量)の算出、スクラップ管理、原価計算、営業への見積り提出まで一気通貫で使用。板厚1.6/2.3/3.2/4.5/6/9/12の重量早見は板金職人の必需品です。
鉄骨製作(H型鋼・鋼板・アングル)
鉄骨造建築の重量集計、部材ごとの鋼材数量表(鋼材リスト)作成、輸送・揚重計画、建方作業の重量把握。鋼板部分(ガセットプレート・ベースプレート・スチフナー)の重量集計、亜鉛メッキ処理の重量前提としても使用。
溶接・製缶・造船
母材重量から工数・工賃見積り(重量kgあたり◯円の相場計算)、溶接材料・ワイヤ消費量の推定、切断ライン(ガス・プラズマ・レーザー)の能力設計。造船・重機・タンク製作では数十トン単位の板材を扱うため、重量管理が受注採算の要になります。
切板業者・鋼材センター
顧客からの切板依頼への即時見積り、切断リスト作成、在庫管理、月次売上重量集計。切板単価は定尺+10-30円/kgが相場で、重量×単価+切断料の見積りテンプレとして本ツールが機能。
自動車・機械設計・装置設計
プレス金型・治具設計、ロボット架台・機械フレーム設計時の重量把握。有限要素法(FEM)解析の質量入力、ボルト強度計算・アンカー選定の垂直荷重算定に使用。「この設計は何kg?」に即答するための必須ツール。
建設現場・積算業者
鋼構造の設計積算、鋼材数量表作成、施工計画書作成。建築設計事務所・ゼネコン・鉄骨メーカー・積算業者すべてで使用され、重量からの労務費・運搬費・アンカー選定・クレーン能力設計を一気通貫で行います。
鋼材相場(2026年参考価格 円/kg)
| 材質 | 定尺板 | 切板 | 特寸 |
|---|---|---|---|
| SS400 | 180-220 | 200-250 | 250-320 |
| SM490 | 200-250 | 230-280 | 280-350 |
| SPCC 冷延 | 150-180 | 180-220 | 220-280 |
| SUS304 | 500-700 | 600-800 | 800-1,000 |
| SUS316L | 800-1,100 | 900-1,300 | 1,200-1,600 |
| A5052 | 700-900 | 800-1,000 | 1,000-1,300 |
| C1100 銅 | 1,500-2,000 | 1,700-2,300 | 2,200-2,800 |
相場は市況・数量・ロット・銘柄で大きく変動。実際の見積りは鋼材商社・鋼材センターで確認してください。
ケーススタディ:現場での実務計算
ケース1:板金工場 レーザー加工の材料手配
- 製品:SS400 t3.2 の切板 500×800 が200枚必要
- 使用定尺:1524×3048(5×10)から1枚あたり11-12個取り(歩留り約85%)
- 必要定尺板数 200 ÷ 11 = 約19枚
- 1枚重量117kg × 19枚 = 2,223kg → 2.2トン
- 4トン平ボディで1回搬入OK、単価200円で44.5万円
ケース2:鉄骨造建築 ベースプレート積算
- SM490 t22 × 400×400 のベースプレートが40枚(柱脚部)
- 1枚重量 400×400×22×7.85 ÷ 1,000,000 = 27.6kg
- 40枚 × 27.6kg = 1,104kg
- 鋼材センターに定尺(1219×2438)から切板発注、単価250円で27.6万円
- 切断料+運送料込みで約32万円が積算値
ケース3:SUS304 タンク製作
- 直径2m×高さ3mのタンク、SUS304 t3のシェル(側板)
- 展開寸法 6,283×3,000 = 約18.9m²
- 重量 18.9 × 3 × 7.93 = 449kg
- SUS304 t3 単価600円 → 材料費27万円+加工費で総額90-120万円
- フォークリフト2.5トン車で搬入可能、天井クレーン2.8トンで組立
ケース4:船舶用アルミ甲板の重量計算
- A5052 t6 の甲板、寸法4,000×8,000 = 32m²
- 1枚重量 4,000×8,000×6×2.68 ÷ 1,000,000 = 515kg
- 同じ寸法の SS400 t6 なら1,507kg → アルミで1トン軽量化
- 燃費改善・積載量増加のメリットが大きく、船舶・車両ではアルミが定番
- 単価はSS400の3-4倍だが、軽量化と防食性で採算成立
ケース5:フォークリフト搬入時の安全確認
- 受注:SS400 t12 定尺 1524×3048 が30枚
- 1枚重量438kg × 30枚 = 13.14トン
- 4トン平ボディ×4便で搬入(1便あたり9枚 = 3.94トン)
- 2.8トンフォークリフトで1枚ずつ、または合板パレットに3枚束で搬入
- 床耐荷重確認・シャッター寸法・保管場所の耐荷重すべて事前チェック
よくある間違い・注意点
- 材質密度の混同 — SS400/SUS304で1%差、大量材料では kg単位の差が出る。SUS316LはSUS304比1%重い、SUS430は1.5%軽い等、細かな違いも積算では効いてくる。材質確定してから重量計算が鉄則。
- 公称板厚と実測厚みの差 — JIS許容差±5-10%で実重量が変動。大量取引では実測重量ベースの取引が業界標準。t3.2でも実測3.0-3.4mmの範囲で流通することがある。
- 亜鉛メッキ後の重量増加 — 溶融亜鉛メッキで500-800g/m²のメッキ層が乗る。t3.2板1m²で3.2-5.1kg増(1.3-2.0%増)、鉄骨全体で数十kg-数百kgの差になる。
- 切板・切断歩留りの見落とし — レーザー切断で歩留り70-85%、抜き加工で60-75%が現実。歩留り無視の計算では材料が不足するトラブルが多発。実務では歩留り係数(0.85-0.95)を掛ける。
- アルミ・ステンレスの熱膨張 — 大型部材ではSS400と異なる熱膨張率(アルミは2倍・SUSは1.5倍)による寸法変化を考慮。加工時温度・現場気温での寸法差に注意。
- 切断ロス・端材のコスト計上漏れ — スクラップ発生分の材料費・処分費・産廃費が漏れると原価計算が甘くなる。歩留り管理と併せてスクラップ売却収入(20-50円/kg)も収支に反映する。
- 運送・積載制限の見落とし — 4トン平ボディの実積載は3.5-4トン、大型トラックで10トン、道路法規制も要確認。フォークリフト積載・天井クレーン・アンカー強度も重量から逆算しないと搬入不可トラブルに。
関連する規格・法規・公的資料
- JIS G 3101 一般構造用圧延鋼材(SS400) — 一般構造用鋼板の標準。密度・化学成分規定。
- JIS G 3106 溶接構造用圧延鋼材(SM400/490) — 溶接構造用高強度鋼板。
- JIS G 3141 冷間圧延鋼板・鋼帯(SPCC/SPCE等) — 冷延鋼板の寸法・公差。
- JIS G 3193 熱延鋼板の寸法・重量許容差 — 板厚公差±5-10%を規定。
- JIS G 4304 熱間圧延ステンレス鋼板・鋼帯 — SUS304/SUS316L等の熱延ステンレス。
- JIS G 4305 冷間圧延ステンレス鋼板・鋼帯 — 冷延ステンレスの寸法・公差。
- JIS H 4000 アルミニウム及びアルミニウム合金の板・条 — アルミ板の密度・寸法規定。
- 建築基準法・鋼構造設計基準 — 鉄骨造建築の鋼材使用基準。
※本ツールは公的基準に基づく参考計算です。実際の設計・施工・法令適用は最新の告示・規格および所轄官庁の判断に従ってください。実重量は板厚公差の影響で±5-10%変動しますので、大量取引は実測重量での計量を推奨します。
よくある質問(FAQ)
t3.2×914×1829のSS400重量は?
42kg。板金業界の定番暗記値で、通称「5×6サブロク板 t3.2」の重量。同じ寸法でt6.0なら79kg、t9.0なら118kg、t12で158kgと厚みに比例します。この基準値を暗記しておくと、現場での重量把握が数秒で完了します。
SUS304とSS400で重量差はある?
SUS304の密度は7.93、SS400は7.85で1.01倍(約1%)差。t3.2×914×1829のSS400が42kgならSUS304は42.4kgで、実用上ほぼ同じ。単価は3-4倍差があるため、材質選定は重量より価格・耐食性で決めるのが実務。
アルミ板は鉄板の何倍軽い?
アルミ(A5052)の密度2.68、SS400は7.85で約1/3(0.34倍)。同じ寸法・厚みでアルミは鉄の1/3重量となり、船舶・車両・航空機で軽量化目的に多用されます。単価は3-4倍だが、燃費・積載量メリットで採算成立します。
定尺板・切板・特寸の違いは?
定尺板は914×1829(5×6)・1219×2438(4×8)・1524×3048(5×10)などJIS標準寸法。切板は定尺から必要寸法に切断した板で+10-30円/kg。特寸は定尺外の特殊寸法で+30-50%。営業・購買担当は用途に応じて使い分けます。
板厚公差はどれくらい変動する?
JIS G 3193(熱延)ではt3.2で±0.3mm(±10%)、t6.0で±0.4mm(±7%)、t12で±0.6mm(±5%)。実重量は公称値の±5-10%変動するため、大量取引は実測重量ベースで運用します。冷延(JIS G 3141)は公差が半分程度で精密板金向けです。
亜鉛メッキ後の重量増加は?
溶融亜鉛メッキで500-800g/m²のメッキ層(HDZ35-55)が付着。t3.2板1m²あたり3.2-5.1kg増加(元重量比1.3-2.0%増)。鉄骨全体で数百kg-1トン増になることも。重量計算では「メッキ前重量+メッキ増分」で見積りを組みます。
SS400 t3.2の重量早見の暗記法は?
「サブロク t3.2 = 42kg」を起点に、①厚み倍増で重量倍増(t6.4=84kg)、②寸法4×8シハチ倍で×1.78(75kg)、③材質SUS+1%(42.4kg)、アルミ×0.34(14kg)、銅×1.14(48kg)という係数の組み合わせで大半のケースを暗算で対応できます。
板材の見積り単価の相場は?
2026年相場でSS400定尺180-220円/kg、SUS304は500-700円/kg、アルミA5052は700-900円/kg、C1100(銅)は1,500-2,000円/kgが目安。市況・数量・ロット・銘柄で変動するため、正確な見積りは鋼材商社・鋼材センター(阪和興業・岡谷鋼機・伊藤忠丸紅鉄鋼など)への問合せが基本です。
フォークリフト搬入で気をつけるポイントは?
①1枚重量×パレット枚数=総重量、②フォークリフト定格荷重(2.5トン車→実運搬1.5-2トン)、③床耐荷重(工場床5-10kN/m²目安)、④シャッター寸法・搬入経路、⑤天井クレーン能力。t12板5枚パレットで約2.2トンとなり、2.8トンフォークが必要な計算です。
歩留り率はどう計算する?
製品重量÷材料重量=歩留り率。レーザー切断で70-85%、抜き加工で60-75%、大型形状で50-70%が実務相場。歩留り係数(0.85-0.95)を材料手配時に掛けないと不足するため、CAM段階でネスティング(材料取り)最適化を行い歩留り向上を図ります。
用語集
- SS400
- 一般構造用圧延鋼材のJIS規格。密度7.85g/cm³、板材の代表銘柄。
- SM490
- 溶接構造用圧延鋼材。SS400より高強度で溶接性良好、鉄骨・橋梁に使用。
- SPCC
- 冷間圧延鋼板の代表。板厚公差が厳しく精密板金向け。
- SUS304
- オーステナイト系ステンレス鋼の代表。耐食性良好、厨房・化学プラントに多用。
- A5052
- アルミ合金の代表。海水耐食性・成形性良好で船舶・車両に。
- サブロク板
- 914×1829mmの定尺鋼板。3尺×6尺のインチ寸法から命名。
- シハチ板
- 1219×2438mmの定尺鋼板。4×8フィートの一般国際寸法。
- 定尺板
- JIS標準の定尺寸法の鋼板。切板・特寸より安価に流通。
- 切板
- 定尺板から必要寸法に切断した板。単価は定尺+10-30円/kg。
- 亜鉛メッキ(HDZ)
- 溶融亜鉛めっき。HDZ35-55等級で500-800g/m²のメッキ層。
- 歩留り
- 製品重量÷材料重量。レーザー切断で70-85%が実務相場。
- スクラップ
- 加工端材・スクラップ材。20-50円/kgで売却され原価に反映。
まとめ・実務ポイント
板材重量は「縦×横×厚み×密度÷1,000,000」のシンプルな式で計算されますが、材質密度・板厚公差・亜鉛メッキ・切断歩留りを組み合わせた実務計算が求められます。「SS400 t3.2サブロク=42kg」を起点に材質係数・寸法係数を組み合わせた暗算力が現場の標準スキルです。
板金・鉄骨・製缶・造船・自動車部品のすべての現場で、材料手配・搬入計画・積算見積り・原価計算の起点として板材重量が使われます。材質選定は重量より価格・耐食性・強度で決めるのが実務で、鋼材相場(SS400 200円/kg、SUS304 600円/kg、アルミ 800円/kg)の感覚と組み合わせて経営判断が行われます。本ツールで一次試算し、詳細見積りは鋼材商社・鋼材センターで確認してください。
参考文献・公的リソース
- 日本産業標準調査会「JIS G 3101 SS400・JIS G 3106 SM490」jisc.go.jp
- 日本産業標準調査会「JIS G 3141 冷延鋼板・JIS G 3193 熱延鋼板寸法」jisc.go.jp
- 日本鉄鋼連盟「鉄鋼統計・鋼材規格情報」jisf.or.jp
- 日本鉄鋼協会「鉄鋼便覧・鋼材データベース」isij.or.jp
- 日本ステンレス協会「ステンレス鋼材寸法・重量表」jssa.gr.jp
- 日本アルミニウム協会「アルミニウムハンドブック」aluminum.or.jp
- 日本銅センター「銅板・銅合金の物性データ」jcda.or.jp
- 日本溶融亜鉛鍍金協会「HDZ規格・メッキ層厚基準」aen-mekki.or.jp
- 国土交通省「鋼構造設計基準・建築鉄骨技術基準」mlit.go.jp