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五方括り年収

月給と賞与の条件から、年収と手取り額を試算します。

最終更新:2026-08-18(2026年分=令和8年分の税制に更新)/監修:計算ツールズ編集部

五方括り年収ツール

計算式と考え方

額面の年収は「(月給 + 残業代 + 通勤手当)× 12 + 賞与」で求めます。月給32万円、残業3.5万円、通勤1.2万円で月36.7万円、年間440.4万円に、賞与26万円×4か月の104万円を加えて約544.4万円です。月給に対する倍率は約17倍になります。社会保険料は通勤手当を除く額のおおむね15%で、40歳以上は介護保険分が加わります。所得税と住民税を差し引いた手取りは約434万円、手取り率は約79.7%という計算です。

税額の計算は2026年分(令和8年分)の所得に適用される制度に合わせています。給与所得控除は最低保障が74万円(改正前は55万円)、所得税の基礎控除は合計所得489万円以下で104万円(改正前は48万円)です。合計所得が489万円を超えると67万円、655万円を超えると62万円と段階的に下がるため、年収が高いほど引き上げの効果は小さくなります。個人住民税の基礎控除は43万円のまま据え置かれているので、本ツールは所得税と住民税を別々に計算しています(扶養控除も所得税38万円・住民税33万円で分けています)。通勤手当は非課税のため、課税対象の給与収入からは除いています。

年収を構成する要素

月給基本給と諸手当。社会保険料の算定基礎になる
賞与月数は企業により大きく異なる。年収の2〜3割を占めることも
残業代変動が大きい。求人の年収表記に含まれるか要確認
通勤手当一定額まで非課税。社会保険料の算定には含まれる

五方括り年収の詳しい解説

求人票などに記載される年収の金額は、その内訳によって実態が大きく異なります。同じ「年収550万円」でも、賞与が多く月給が低い場合と、月給が高く賞与がない場合では、生活の設計が変わります。賞与は業績により変動するため、月給の比率が高いほうが安定した収入といえます。また、住宅ローンの審査では月々の返済能力が問われるため、月給の水準が重要になります。残業代が年収表記に含まれているかも確認すべき点です。「みなし残業代」として一定時間分が月給に組み込まれている場合、その時間を超えた分は追加で支払われますが、超えない場合は残業をしなくても同額になります。この仕組みを理解せずに月給の高さだけで判断すると、実際の時間あたりの賃金が想定より低いことになります。何時間分が含まれているかの確認が必要です。手取り額との差も大きな要素です。額面から社会保険料と税金が差し引かれ、手取りは額面の75%から80%程度になります。年収が高くなるほど税率が上がり、基礎控除も合計所得489万円超で104万円から67万円へ下がるため、手取り率はさらに下がります。本ツールで試算すると、年収600万円の手取りは約464万円(77.4%)、年収800万円では約592万円(74.0%)で、額面200万円の差に対して手取りの差は約130万円です。昇給や転職を検討する際は、手取りベースでの比較が実態を反映します。社会保険料の計算にも特徴があります。月給に基づく標準報酬月額で決まるため、残業代が多い時期の実績が反映されると、その後の保険料が上がります。特に4月から6月の給与が算定の基礎となるため、この時期の残業が多いと1年間の保険料が高くなります。一方、保険料が高いほど将来の年金額も増えるため、必ずしも損とは言えません。賞与についても同様に保険料が課され、年金額に反映されます。通勤手当は、一定の金額まで所得税が非課税となります。ただし社会保険料の算定基礎には含まれるため、通勤手当が多いと保険料も上がります。この点で、所得税と社会保険料の扱いが異なることを理解しておくと、給与明細の見方が分かりやすくなります。

業界・現場での使い方

年収の比較

内訳の異なる条件を同じ基準で比較します。

手取りの把握

額面から差し引かれる額を確認します。

転職の検討

提示された条件の実質的な水準を評価します。

よくある間違い・注意点

  • 額面だけで比較する — 手取りは75〜80%程度です。年収が高いほど手取り率は下がります。
  • みなし残業代の時間数を確認しない — 何時間分が含まれるかで時間あたりの賃金が変わります。
  • 賞与を固定収入とみなす — 業績により変動します。月給の比率が高いほうが安定した収入です。

関連する規格・法規

  • 厚生労働省
  • 日本年金機構

※本ツールは公的基準に基づく参考計算です。実際の設計・施工・法令適用は最新の告示・規格および所轄官庁の判断に従ってください。

よくある質問(FAQ)

年収は月給の何倍になりますか?

賞与の月数によります。年4か月なら16〜17倍程度が目安です。

手取りはどのくらいですか?

額面の75〜80%程度です。年収が高くなるほど税率が上がり手取り率は下がります。

社会保険料はどう決まりますか?

標準報酬月額に基づきます。4〜6月の給与が算定の基礎となる仕組みです。