板金展開長(曲げ加算含む合計)
複数曲げの直線長と曲げ加算を合計し、板金展開長を即算出。プレス板金・NCT切断の展開図作成に。
板金展開長(曲げ加算含む合計)ツール
展開長
展開長 = Σ直線長 + Σ曲げ加算(BA)
各辺の直線部寸法(曲げRを除いた平面部)を合計し、曲げ数分の伸び代BAを加える。K因子は R/t 比で自動選定(R/t<2:0.4、R/t<4:0.44、R/t>4:0.5)。
90度曲げ 加算値早見(標準K因子)
| 板厚t | 内R | 加算/曲げ |
|---|---|---|
| 1.0 | 1 | 2.20 |
| 1.6 | 1.6 | 3.52 |
| 2.0 | 2 | 4.40 |
| 3.0 | 3 | 6.60 |
| 4.5 | 4.5 | 9.90 |
| 6.0 | 6 | 13.19 |
板金展開長(曲げ加算含む合計)の詳しい解説
板金展開長は「各面の直線部寸法+曲げ加算(BA)合計」で計算。3辺50mmずつ・2曲げの箱形なら、直線150mm+曲げ加算約8mm(t2・R2の場合)で展開全長158mm。この寸法でシートを切断→曲げ工程で仕上げます。
実務ではSolidWorks・Inventor・BricsCAD板金機能で3Dから自動展開するのが主流。K因子は材質・板厚・R別にライブラリ化しておき、CAD側で自動選定。それでも試作段階での実測フィット確認は必須で、微調整して量産条件を確定します。
業界・現場での使い方
板金製缶・筐体製作
電機・通信機器のケース・カバー・シャーシ展開。
自動車部品プレス
ドアパネル・ボンネット・トランク等の展開ブランク寸法。
建築金物
看板・雨樋・ダクト板金の展開。
よくある間違い・注意点
- 曲げ数を1つ忘れる — 箱形4曲げを3で計算→展開長不足。
- R曲げと折曲げ寸法基準を混同 — R含む寸法か直線部だけかを明確に。
- 材料伸びの実測を怠る — CAD計算値と実測に0.5-1mm差ある場合も。試作で確認。
関連する規格・法規
- JIS B 0130 板金加工用語
- JIS Z 8115 ディペンダビリティ用語
※本ツールは公的基準に基づく参考計算です。実際の設計・施工・法令適用は最新の告示・規格および所轄官庁の判断に従ってください。
よくある質問(FAQ)
板厚2・R2・箱型3曲げの展開長加算は?
各曲げ4.4mm×3 = 13.2mm加算。
展開長の許容誤差は?
工程精度で±0.2-0.5mm。CAD値と実測比較して補正。
CADでの自動展開精度は?
K因子ライブラリ次第。95-99%の精度、微調整必要。
R指定なしの場合は?
工具Rから決定。多くは板厚t=Rとして計算するのが定番。