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発熱判定

測った体温が正常・微熱・発熱・高熱のどこに当たるかを表示する無料電卓です。37.5℃という線がどこから来た目安なのか、平熱の個人差や測定部位の差まで含めて確認できます。

最終更新:2026-05-06/監修:計算ツールズ編集部

発熱判定ツール

判定の区分と前提

37.0℃未満=正常/37.0〜37.4℃=微熱/37.5〜37.9℃=発熱/38.0〜38.9℃=高熱/39.0℃以上=超高熱・要受診

既定値の37.5℃は「発熱」と表示されます。37.5℃という線は、学校や職場、感染症の集計で広く使われている運用上の目安であり、体の中で何かが切り替わる温度ではありません。国内の調査では腋窩温の平均は36.9℃前後で、その前後0.34℃の範囲に収まる人が7割程度、残る3割は36.5℃以下または37.2℃以上でした。本ツールは測った値をそのまま区分に当てはめるだけで、平熱との差や測定部位は考慮していません。

体温と判定の早見表

入力した体温と本ツールの判定

体温判定読み方
36.2℃/36.9℃正常多くの人の平熱が収まる範囲
37.0℃/37.4℃微熱平熱が高い人ではふだんの値のこともあります
37.5℃/37.9℃発熱学校や職場で目安として使われる範囲
38.0℃/38.9℃高熱解熱剤を検討する目安とされる範囲
39.0℃/40.0℃超高熱・要受診体温以外の症状も併せて受診の判断を

測定部位による差(腋窩を基準にした目安)

測定部位腋窩との差使われ方
腋窩(わきの下)基準家庭で最も一般的。汗を拭き脇を閉じて測ります
口腔(舌下)およそ+0.5℃飲食・喫煙の直後は避けます
鼓膜(耳)おおむね口腔に近い短時間で測れますが向きで値がぶれます
直腸およそ+1.0℃医療現場や乳幼児で使われます

同じ人が同じ時に測っても、部位が違えば判定区分をまたぐことがあります。前回と比べるときは部位と機器をそろえてください。

発熱を伴う主な感染症の出席停止期間(学校保健安全法施行規則)

感染症出席停止の期間の基準
インフルエンザ発症した後5日を経過し、かつ解熱した後2日(幼児は3日)を経過するまで
新型コロナウイルス感染症発症した後5日を経過し、かつ症状が軽快した後1日を経過するまで
麻しん解熱した後3日を経過するまで
流行性耳下腺炎耳下腺などの腫れが出た後5日を経過し、かつ全身状態が良好になるまで
咽頭結膜熱主要症状が消えた後2日を経過するまで

いずれも病状により学校医などが感染のおそれがないと認めたときはこの限りではありません。職場の扱いは法律ではなく各社の規程によります。

発熱判定の詳しい解説

体温は連続した量で、37.4℃と37.5℃の間に生理学的な断絶があるわけではありません。それでも線が引かれているのは、学校や職場、感染症の集計といった集団を扱う場面で、全員を同じ物差しで数える必要があるからです。裏を返せば、個人の状態を測る道具としては粗い線です。国内の調査では腋窩温の平均が36.9℃前後、その前後0.34℃に収まる人が7割程度で、3割の人はそこから外れていました。平熱36.2℃の人の37.4℃は、平熱37.0℃の人にとっての38.2℃に近い変化量です。自分の平熱を平常時に何度か測って知っておくと、この表示の意味が変わります。

測り方の影響も無視できません。腋窩は体の中心の温度より低く出る部位で、口腔ではおよそ0.5℃、直腸ではおよそ1℃高くなります。腋窩で測る場合は汗を拭き、体温計の先を脇の中央に当てて腕をしっかり閉じる必要があります。短時間で結果が出る予測式の体温計は、そのときの温度変化から最終的な値を推定する仕組みなので、脇が冷えていると低めに出ます。

実務で判断が分かれるのは解熱剤の使い方です。38.5℃という数字が目安として広く使われてきましたが、近年は体温そのものより本人のつらさで判断する考え方が一般的になっています。発熱は免疫反応の一部であり、熱を下げること自体が治りを早めるわけではありません。一方で、水分が取れない、痛みで眠れないといった状態なら、解熱鎮痛薬で楽にする意味があります。小児では使える成分が限られるうえ、市販の総合感冒薬と解熱剤で同じ成分が重なることもあるため、量と組み合わせは医師または薬剤師にご確認ください。

見落とされやすいのは、体温が上がる理由が感染症だけではないことです。厚着、暑い室内、運動や入浴の直後、食後でも体温は上がります。熱中症は体温を下げる仕組みが追いつかなくなった状態で、体を冷やすことが対処になる点で感染症の発熱とは逆の対応になります。温度の数字だけでは両者を区別できず、暑い環境にいたか、水分と塩分が足りていたか、汗が出ているかといった状況の情報が必要です。

年齢や体調による違いも大きく、高齢の方は平熱が低いため、感染していても37.5℃に届かないことがあります。食欲がない、反応が鈍い、ふだんと様子が違うといった変化のほうが手がかりになります。逆に生後3か月未満の乳児の発熱、けいれん、意識がはっきりしない、呼吸が苦しい、水分が取れない、押しても消えない発疹などは、体温にかかわらず速やかな受診が必要とされる状態です。持病がある方や免疫を抑える治療中の方も早めにご相談ください。

よくある間違い・注意点

  • 37.5℃を体の異常が始まる温度と考える — 集団を同じ物差しで数えるための運用上の線です。平熱との差を併せて見てください。
  • 自分の平熱を知らないまま数字だけで判断する — 平熱が低い人の37.4℃は、平均的な人の38℃台に近い変化量になります。
  • 部位や機器を変えて前回と比べる — 腋窩と口腔ではおよそ0.5℃、直腸とはおよそ1℃違います。判定区分をまたぐ差です。
  • 熱があるかどうかだけで受診を決める — けいれん、意識の変化、呼吸のつらさ、水分が取れない状態は体温にかかわらず受診の対象です。
  • 熱中症と感染症の発熱を同じに扱う — 熱中症は体を冷やすことが対処になります。数字だけでは区別できません。
  • 解熱剤で下がったから治ったと考える — 薬の効果が切れれば戻ります。市販薬どうしで同じ成分が重なることにも注意が必要です。

参考資料・公的情報

※本ツールは体温の数値を一般的な区分に当てはめて表示するもので、診断を行うものではありません。受診の要否や薬の使い方は、医師・薬剤師または地域の相談窓口にご確認ください。

よくある質問(FAQ)

何℃から発熱と考えればよいですか?

本ツールは37.5℃以上を発熱、38.0℃以上を高熱、39.0℃以上を超高熱・要受診として表示します。37.5℃は学校や職場、感染症の集計で広く使われる運用上の目安で、生理学的な境目ではありません。

平熱はどのくらいが普通ですか?

国内の調査では腋窩温の平均が36.9℃前後で、その前後0.34℃に収まる人が7割程度でした。3割の人は36.5℃以下または37.2℃以上です。平常時に何度か測って自分の平熱を把握しておくと判断しやすくなります。

脇と口と耳で値が違うのはなぜですか?

体の中心に近いほど高く出ます。腋窩を基準にすると口腔でおよそ+0.5℃、直腸でおよそ+1.0℃です。判定区分をまたぐ差なので、前回と比べるときは部位と機器をそろえてください。

解熱剤はいつ使えばよいですか?

38.5℃が目安として使われてきましたが、近年は体温より本人のつらさで判断する考え方が一般的です。水分が取れない、痛みで眠れないなら使う意味があります。小児は使える成分が限られるため、医師または薬剤師にご確認ください。

学校や園にはいつから行けますか?

インフルエンザは発症した後5日を経過し、かつ解熱した後2日(幼児は3日)を経過するまでが出席停止の基準です。感染症ごとに期間が定められているため、園や学校の指示に従ってください。

高齢の家族が37.2℃です。様子を見てよいですか?

高齢の方は平熱が低く、感染していても37.5℃に届かないことがあります。食欲の低下、反応の鈍さ、ふだんと違う様子のほうが手がかりになります。気になる場合は体温にかかわらずご相談ください。

熱中症と感染症の発熱はどう違いますか?

熱中症は体温を下げる仕組みが追いつかなくなった状態で、冷やすことが対処になります。感染症の発熱は体が設定温度を上げている状態です。暑い環境にいたか、水分と塩分が足りていたかが手がかりです。

すぐ受診したほうがよいサインはありますか?

生後3か月未満の発熱、けいれん、意識がはっきりしない、呼吸が苦しい、水分が取れない、押しても消えない発疹などは体温にかかわらず受診が必要とされる状態です。判断に迷う場合は地域の相談窓口をご利用ください。