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血糖測定器

血糖測定器にかかる費用を、指先を穿刺する針穴方式と、腕などに貼って測る持続測定に分けて比べる無料電卓です。本体の価格と、毎月かかる消耗品の費用を並べて表示します。

最終更新:2026-08-19/監修:計算ツールズ編集部

血糖測定器ツール

計算式と前提

針穴方式 = 本体 5,000円/月の消耗品 6,000円
持続測定 = 本体 30,000円/月の消耗品 15,000円

既定値の「針穴方式」では、本体が 5,000円、月の消耗品が 6,000円 と表示されます。持続測定に切り替えると本体 30,000円、月の消耗品 15,000円 です。これらは自費で購入した場合の市場価格の目安として本ツールが置いた前提で、公定価格ではありません。保険診療で行う場合は機器と消耗品が医療機関から支給され、費用は血糖自己測定器加算という月ごとの点数で計算されます。その点数は下の表にまとめています。

方式別・保険適用時の費用早見表

上の表の太字は、本ツールに同じ種別を入力したときに表示される金額です。初年度費用は本体に消耗品12か月分を足した参考値で、本ツールの出力ではありません。

種別本体月の消耗品年間の消耗品(参考)初年度合計(参考)
針穴方式(既定値)5,000円6,000円72,000円77,000円
持続測定30,000円15,000円180,000円210,000円

保険診療の場合(令和8年度の血糖自己測定器加算)

インスリンの自己注射を行っている方などに対し、月ごとに次の点数が算定されます。1点は10円です。

区分点数(月)金額(10割)3割負担
月20回以上測定する場合350点3,500円1,050円
月30回以上測定する場合465点4,650円1,395円
月40回以上測定する場合580点5,800円1,740円
月60回以上測定する場合830点8,300円2,490円
月90回以上測定する場合1,170点11,700円3,510円
月120回以上測定する場合1,490点14,900円4,470円
間歇スキャン式持続血糖測定器を用いる場合1,250点12,500円3,750円

この加算は単独では算定されず、在宅自己注射の指導管理と併せて計算されます。実際の窓口負担は、診察料や薬剤料を含めた1か月の合計に負担割合を掛けた額です。

血糖自己測定の詳しい解説

2つの方式で費用の形が違うのは、機器の作りが違うからです。針穴方式は本体を長く使い、指先を刺す針と、血液を吸わせるセンサーを測るたびに消費します。本体が安く消耗品で費用が積み上がる構造で、測る回数が増えるほど月の負担が増えます。持続測定は腕などに貼った小さなセンサーが皮下の間質液のグルコースを継続して拾い、一定の期間で貼り替えます。センサーそのものに電子部品が入っているため、本体側が安くても貼り替えの費用が毎月かかります。測る回数を増やしても追加費用が生じないという点が、針穴方式との決定的な違いです。

実務で判断が分かれるのは、どちらの方式を選ぶかです。持続測定は、夜間の低血糖や食後の上がり方といった、点で測るだけでは見えない動きを線でとらえられます。一方で測っているのは血液ではなく皮下の間質液で、血糖が急に動いているときには実際の値との間に時間差が生じます。そのため、低血糖の症状があるときや、表示と体感が食い違うときには指先の測定で確かめる運用が併用されます。保険が使えるかどうかも選択に影響します。血糖自己測定器加算はインスリンの自己注射を行っている方などが対象で、条件に当てはまらなければ自費になります。

見落とされやすいのは、本体価格より月の消耗品が効いてくるという点です。本ツールの前提でも、針穴方式は本体5,000円に対して消耗品が年72,000円、持続測定は本体30,000円に対して年180,000円となり、1年を通せば本体の差は小さな要素になります。精度についても押さえておく必要があります。自己測定器には規格に基づく精度の要件がありますが、医療機関で測る静脈血の検査値と一致するものではありません。血液の量が足りない、手指に糖分が付いている、極端な温度や湿度、貧血や強い脱水があるといった条件でも値はずれます。治療方針を決める検査値としてではなく、日々の変化を追う道具として使うものです。

条件による違いも大きく出ます。インスリンを使っている方は測定の回数が多くなり、保険の加算も回数に応じた区分が用意されています。インスリンを使っていない方が自分の食後の血糖を知る目的で使う場合は保険の対象外で、全額自費です。妊娠中の血糖管理、小児の1型糖尿病では測定の頻度も機器の選び方も変わります。どの方式をどの頻度で使うかは、治療の内容と生活の形に合わせて決めるものですので、主治医や糖尿病の療養指導にあたる医療者に相談してください。数値の解釈と治療の変更は自己判断で行わないでください。

よくある間違い・注意点

  • 本体価格だけで比べる — 費用の大半は毎月の消耗品です。1年単位で見ると本体の差は小さく、測定の頻度と貼り替えの周期のほうが総額を決めます。
  • 持続測定の表示値を血糖値そのものと考える — 測っているのは皮下の間質液で、血糖が急に動いているときには時間差が出ます。低血糖が疑われるときは指先の測定で確かめる運用が併用されます。
  • 自己測定器の値を医療機関の検査値と同一視する — 測っている検体も方法も違います。日々の変化を追う目的には十分ですが、診断や治療方針の根拠になる検査値とは別のものです。
  • 誰でも保険が使えると考える — 血糖自己測定器加算は、インスリンの自己注射を行っている方などが対象です。当てはまらない場合は機器も消耗品も全額自費になります。
  • 手を洗わずに測る — 果物などの糖分が指に残っていると高く出ます。血液の量が足りない場合も正しく測れません。測る前の手順が値の信頼性を左右します。

参考資料・公的情報

※本ツールの自費価格は編集部が置いた前提による参考計算です。機器の選択、測定の頻度、値の解釈と治療の変更は主治医にご相談ください。

よくある質問(FAQ)

保険は使えますか?

インスリンの自己注射を行っている方などが対象です。この場合は測定器と消耗品が医療機関から支給され、費用は月ごとの血糖自己測定器加算として計算されます。測定の回数に応じて350点から1,490点までの区分があり、持続測定を用いる場合は1,250点です。条件に当てはまらない場合は全額自費になりますので、対象かどうかは主治医にご確認ください。

持続測定と針穴方式はどちらがよいですか?

目的によります。持続測定は夜間の低血糖や食後の上がり方といった、点で測るだけでは見えない動きを追えます。針穴方式はその時点の血液の値を直接測れるため、低血糖が疑われるときの確認に向いています。両方を併用する運用も一般的です。治療の内容と生活の形に合わせて、主治医と相談して決めてください。

測定値はどのくらい正確ですか?

自己測定器には規格に基づく精度の要件がありますが、医療機関で測る静脈血の検査値と一致するものではありません。血液の量が足りない、指に糖分が付いている、極端な温度や湿度、貧血や強い脱水といった条件でも値はずれます。日々の変化を追う道具として使い、診断や治療方針は医療機関の検査に基づいて判断されます。

月の費用はどれくらいかかりますか?

本ツールの前提では、針穴方式で月6,000円、持続測定で月15,000円です。費用の大半は本体ではなく消耗品で、1年で見ると針穴方式が72,000円、持続測定が180,000円になります。保険が使える場合はこの構造ではなく、月ごとの加算として計算され、3割負担なら1,050円から4,470円の範囲に収まります。

インスリンを使っていなくても測ってよいですか?

測ること自体に制限はありませんが、保険の対象外となり機器も消耗品も全額自費です。また、測った値をどう受け止めるかが難しく、食後の一時的な上昇を見て不安になったり、逆に安心して受診が遅れたりすることもあります。糖尿病かどうかの判断は、空腹時血糖やHbA1c、必要に応じた検査に基づいて医師が行います。

測るときに気をつけることはありますか?

測る前に手を洗って乾かすことが基本です。果物などの糖分が指に残っていると高く出ます。血液の量が足りないと正しく測れないため、指先を強く搾らず、穿刺の深さを調整してください。センサーには使用期限があり、高温や直射日光を避けて保管します。手順は機器ごとに異なりますので、添付文書に従ってください。

費用は医療費控除の対象になりますか?

治療のために医師の指示で購入した医療用具は、医療費控除の対象になりうるとされています。ただし対象になるかどうかは購入の目的と経緯によって判断が分かれますので、領収書を残したうえで税務署にご確認ください。保険診療として支払った分も、年間の医療費に含めて集計します。