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英検 TOEIC 換算|CEFR・TOEFL・IELTSを一括比較、必要学習時間つき

英検級・TOEIC L&R・TOEFL iBT・IELTSの4試験を、文部科学省が公開するCEFR対照表に基づいて相互換算する完全無料ツール。大学入試(共通テスト外部検定活用)・就活(TOEIC提出)・大学院進学・海外留学(TOEFL/IELTS必須)・社内昇進など用途別に必要スコアの目安を示し、ゼロから到達するまでの標準学習時間、独学と予備校の費用差、四技能CBTと従来型の違い、CEFR-Jの学校段階別到達目標まで、日本英語検定協会・国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)・ETS・British Councilの一次資料に基づいて解説します。

最終更新:2026-07-26/監修:計算ツールズ編集部

英検 TOEIC 換算ツール

CEFR-スコア対照表(文科省)

文部科学省は2018年(平成30年)3月に「各資格・検定試験とCEFRとの対照表」を公表し、大学入試・大学入学共通テストの英語外部検定活用の基礎資料として位置づけています。以下は同表に基づく主要な換算です。

CEFR英検TOEIC L&RTOEFL iBTIELTS
C28.5-9.0
C11級945-95-1207.0-8.0
B2準1級785-94472-945.5-6.5
B12級550-78442-714.0-5.0
A2準2級225-5493.0-3.5
A13-5級120-224

CEFRとは何か・6段階の定義

CEFR(Common European Framework of Reference for Languages:ヨーロッパ言語共通参照枠)は、欧州評議会が2001年に策定した外国語運用能力の国際指標で、現在では欧州以外(日本・韓国・中国・ASEAN諸国)でも参照されています。A1(入門)→ A2(初級)→ B1(中級)→ B2(中上級)→ C1(上級)→ C2(熟達)の6段階で、各段階に「Can-do statements(〜ができる)」の形で具体的な言語行動が定義されている点が特徴です。

日本では東京外国語大学が中心となり、日本の学習者に合わせて細分化したCEFR-J(Pre-A1〜C2の12段階)が開発され、文部科学省の学習指導要領・小中高の到達目標指標として活用されています。中学卒業でA1後半、高校卒業でA2〜B1前半、大学卒業でB1〜B2前半が国際的な標準的到達点とされています。

用途別の必要レベル目安

用途推奨レベル該当スコア
大学受験(日東駒専・産近甲龍)英検準2級-2級TOEIC 400+
大学受験(GMARCH・関関同立)英検2級TOEIC 550+
大学受験(早慶上智・国公立難関)英検準1級TOEIC 750+
就活(一般企業)英検2級TOEIC 600
就活(大手・上場企業総合職)英検準1級TOEIC 730+
商社・外資・グローバル企業英検準1級+TOEIC 800+
海外大学院(米国トップ校)C1TOEFL 100+/IELTS 7.0+
海外大学(英・豪学部)B2-C1IELTS 6.0-7.0
通訳案内士・翻訳プロ英検1級TOEIC 950+
教員採用試験(英語加点)英検準1級TOEIC 730+

CEFR段階別の必要学習時間(ゼロから)

ケンブリッジ大学出版局と欧州評議会の推計値、および日本の教育心理学会・河合塾の実測値を組み合わせた目安です。日本語話者は英語との言語距離が大きいため、欧州語話者よりも1.3〜1.5倍の時間を要するとされています。

目標レベル累計時間1日2時間で到達1日4時間で到達
A1(英検5-4級)200-300h約4ヶ月約2ヶ月
A2(英検3-準2級)400-600h約8ヶ月約4ヶ月
B1(英検2級・TOEIC 550)1,000-1,200h約1年6ヶ月約9ヶ月
B2(英検準1級・TOEIC 785)1,800-2,400h約3年約1年6ヶ月
C1(英検1級・TOEIC 945)3,000-4,000h約5年約2年6ヶ月
C2(IELTS 8.5-9.0)4,500-6,000h約7年約4年

大学入試・GPA換算での位置づけ

大学入学共通テストでは2020年度以降、外部英語検定の活用が制度化され、多くの私立大学が英検・TOEICのスコアを一般選抜・総合型選抜・学校推薦型選抜で「みなし満点」「加点」「出願資格」として認めています。

スコア共通テスト英語(100点満点)換算目安大学のみなし満点例
英検準1級・CSE2304100点(満点扱い)早稲田・上智・立教等
英検2級・CSE198080-90点相当GMARCH多数
TOEIC 785+100点扱い上智・国際基督教等
TOEIC 600-78470-85点相当中堅私大加点
IELTS 6.0+100点扱い早稲田国際教養等

各大学の公式ウェブサイトで「英語外部検定利用入試」の要件を必ず確認してください。同じ英検準1級でもCSE総合スコアと級認定の使い分けがあり、大学ごとに扱いが異なります。

各試験の特徴と使い分け

英検(実用英語技能検定)

日本英語検定協会が実施。1963年開始で日本人になじみが深く、年3回の実施。5級から1級まで7段階。従来型(一次筆記+二次面接)とS-CBT(1日で四技能)の2形式。大学入試の外部検定利用で最も多く採用される国内資格。

TOEIC L&R / S&W

ETSが開発、日本ではIIBC(国際ビジネスコミュニケーション協会)が実施。ビジネスコミュニケーション場面が中心。L&Rは2時間で990点満点、日本の就活・昇進要件で圧倒的主流。S&Wは400点満点で話す・書く力を測定。

TOEFL iBT

ETSが実施する留学向け英語試験。アカデミック英語(大学講義・論文)に特化し、120点満点で四技能を統合的に測定。米国大学・大学院で最も広く受け入れられ、トップ校は100点以上が実質的要件。

IELTS Academic

British Council・IDP・Cambridge Assessmentが共同運営。英国・オーストラリア・カナダ・ニュージーランドの大学が主に採用。9.0点満点のバンドスコア制で、面接官との対面スピーキングが特徴。

こんなときに使える

大学入試の外部検定選び

志望校の「英語外部検定利用入試」要件と、自分の現在レベルを対照表で比較。「英検2級所持→GMARCHみなし80%」「準1級→早慶みなし満点」など、コスパの良い1試験に集中する戦略が立てやすくなる。

就活のTOEICスコア目標設定

「商社志望→TOEIC 800(B2)が最低ライン」「メーカー総合職→730目標」など、業界標準を可視化。現在500点なら残り学習時間の逆算で無理のない計画立案。

海外大学院出願準備

米国大学院のTOEFL要件(80〜100点)を英検準1級〜1級レベルとイメージ化。IELTS 6.5と7.0の差はB2上位とC1下位の壁で、追加500〜1,000時間の学習が必要と理解した上で受験計画。

社内昇進・海外赴任要件のクリア

会社が「昇進要件TOEIC 730」を課している場合、B2レベル到達までの標準時間から準備期間を割り出す。営業職なら英検よりTOEIC、研究職ならTOEFLというように、キャリアの方向性に合った試験を選択。

お子さまの英語進度チェック

「小6で英検5級」「中3で英検3級」「高3で英検2級」が学習指導要領準拠の一般的到達目標。CEFR-J尺度で見て遅れているか進んでいるかを可視化し、塾や教材の投資判断に活用。

教員採用試験の英語加点獲得

多くの自治体で英検準1級・TOEIC 730以上に加点措置。加点幅と学習時間のROIを比較し、教採対策と並行して受験するタイミングを最適化。

よくある間違い・注意点

  • 試験の性質を無視した単純換算 — 英検は四技能均等、TOEIC L&Rは読む・聞くのみ。同じB2でも英検準1級とTOEIC 800では測る能力の重点が違います。就活はTOEIC、留学はTOEFL/IELTSと用途で使い分けてください。
  • CSE総合スコアと級認定の混同 — 英検の外部検定利用では「CSE総合スコア2304以上」など点数指定が多く、級認定(合格した級)と別扱いになる大学があります。志望校ごとの要件を必ず確認しましょう。
  • TOEIC旧公開テストと新テストのスコア混同 — 2016年に問題形式が改訂されました。古い参考書のスコア目安が現行テストと合わない場合があります。IIBCの公式サイトで最新の平均スコア・難易度情報を確認してください。
  • IELTSのAcademicとGeneral Trainingの区別 — 留学(大学・大学院進学)はAcademic必須、移住・就労はGeneralというように用途で分かれています。誤ってGeneralを受験しても大学出願で使えません。
  • 受験手数料の見落とし — TOEFL iBT約$245(3万7千円)、IELTS約27,500円、英検1級12,500円と、受験料自体が高額。試験前の実力チェックを模試で行い、確実に合格圏に入ってから本試験を受けるのが経済的です。
  • 「1週間で英検準1級」等の広告誇大 — B2到達に1,800時間以上必要というのが国際的なコンセンサス。短期集中でも既往の英語力次第で、ゼロベースからの短期合格を謳う教材には懐疑的に接してください。
  • スピーキング軽視のツケ — TOEIC L&Rのみで英語力を評価すると、実務で話せない「TOEIC 800なのに英会話できない」状態に。TOEIC S&Wや英検の二次試験、オンライン英会話を組み合わせるのが実務向けの学習設計です。

関連制度・出題規程

  • 文部科学省「各資格・検定試験とCEFRとの対照表」 ― 平成30年3月公表。大学入試の英語外部検定活用の基礎資料。
  • 学習指導要領(中学校・高等学校 外国語編) ― 令和3年度施行。中卒A1、高卒A2〜B1相当の到達目標。
  • 大学入学共通テスト実施要項 ― 大学入試センター告示。外部検定活用の運用ルール。
  • 英検CSEスコア ― 日本英語検定協会が2016年から採用。CEFRに準拠した1級2600点満点の技能別スコア。
  • TOEIC Program 公式スコアと能力レベル対応表 ― IIBC公表。スコアレンジ別のCan-do statements。
  • TOEFL iBT Scores for Colleges ― ETS公表の大学別出願要件データベース。
  • IELTS Band Scores Guide ― British Council・IDP・Cambridge共同運営組織による公式ガイド。

参考文献・公的資料

より正確なスコア換算・入試要件・学習時間の推計は、以下の一次資料を参照してください。

※本ページのスコア換算値は文部科学省の対照表および各試験実施機関の公表資料に基づく目安です。実際の合否判定・大学入試での取扱いは各大学の入試要項、また就職活動でのスコア評価は各企業の採用方針が優先します。試験制度・スコアレンジ・費用は定期的に改定されるため、受験前に各機関の公式ウェブサイトで最新情報を確認してください。

よくある質問(FAQ)

英検準1級はTOEIC何点に相当する?

CEFR B2レベルで、文科省対照表では英検準1級 ≒ TOEIC 785〜944点。ただし英検は四技能(読む・聞く・書く・話す)均等、TOEIC L&Rは読む・聞くのみのため、英検準1級合格者でもTOEIC 700前後という人もいます。逆にTOEIC 900でも英検準1級のライティング・スピーキングで苦戦するケースもあり、用途に応じて使い分けが必要です。

就活でTOEICは何点必要?

多くの企業で応募下限600点、実用的には700点が標準ラインとされます。商社・外資系・グローバル企業は800〜900点が求められ、TOEIC 730以上は履歴書での訴求力が明確に上がります。ただし新卒採用ではTOEIC単独より、志望動機・専門性・学生時代の経験と組み合わせて評価されるため、TOEIC 600以上あれば大きな差別化にはならないという実態もあります。

英検準1級の難易度と学習時間は?

大学中上級レベル(CEFR B2)で、語彙8,000語程度、長文読解と時事的な英文・英語ニュースの理解が求められます。2級から準1級までは1,000時間程度の追加学習が目安で「1,000時間の壁」と呼ばれます。独学の場合、公式過去問6回分+単語帳(パス単準1級)+オンライン英会話の組合せが定番。半年〜1年の集中学習で到達可能です。

TOEFLとIELTSはどう使い分ける?

米国大学院はTOEFL iBTが主流で、下限80点・トップ校は100点以上が実質要件。英国・オーストラリア・ニュージーランド・カナダの大学はIELTS Academicが主流で、6.5〜7.0が入学要件です。両試験ともCEFR B2〜C1レベルを対象としますが、TOEFLは講義聴解・小論文中心のアカデミック英語、IELTSはより日常的な話題を含む幅広い出題傾向という違いがあります。日本国内での就職・進学であれば、TOEFL/IELTSよりTOEICが圧倒的に使われます。

ゼロから英検2級まで何時間必要?

CEFR B1到達には累計1,000〜1,200時間が国際的な目安。中学英語をやり直す段階から始めるなら、1日2時間×1年半、1日4時間×9ヶ月というペース。日本人は英語との言語距離が大きく、欧州語話者より1.3倍程度の時間を要する傾向があります。オンライン英会話やシャドーイング等の音声トレーニングを組み合わせると効率が上がります。

大学入試の英語外部検定は使うべき?

志望校が英語外部検定利用入試を導入しているなら、活用すべきです。英検準1級で早稲田・上智・立教などが「みなし満点」扱い。GMARCH多くの学部で英検2級所持者に加点措置があります。特に総合型選抜・学校推薦型選抜では出願資格として機能。ただし大学ごとにCSEスコア指定・級認定・受験時期の制限があるため、志望校の入試要項の詳細確認が必須です。

英検S-CBTと従来型の違いは?

英検S-CBTは1日で四技能をすべてCBT(コンピュータ試験)で受験可能。従来型は一次筆記+二次面接に分かれ日程が2回。S-CBTは年間最大3回受験でき、大学入試のスケジュールに合わせやすい利点があります。合格認定は共通で「準1級合格」と扱われ、CSEスコアも同一基準。会場が限られる点と、スピーキングが録音方式である点に注意してください。

TOEIC S&WとTOEIC L&Rはどう違う?

TOEIC L&R(Listening & Reading)は990点満点、日本の就活・昇進要件で圧倒的に多く使われる従来のTOEIC。TOEIC S&W(Speaking & Writing)は400点満点、話す・書く力を測定する別テストで、外資系や英語での実務が多い職種では要求される場合があります。両方セットで「TOEIC IPプログラム」として社内で実施される企業も増加傾向です。

CEFR C1到達に何年かかる?

ゼロから累計3,000〜4,000時間が国際目安。1日4時間の学習を継続しても2年半〜3年半、1日2時間なら5年〜7年。C1は「複雑な英文を流暢に理解し、専門的なテーマでも自然な英語で議論できる」レベル。日本人でこのレベルに到達する社会人は全体の1%未満とされ、英検1級・TOEIC 945・TOEFL 95以上が該当します。

子どもは何級から始めるべき?

学習指導要領の到達目標に照らすと、小学校高学年で5級(A1入り口)、中1〜2で4級、中3で3級(A1後半〜A2)、高1〜2で準2級、高3で2級(B1)が標準的な流れ。ただし中学受験・帰国子女等の背景があれば、小6で英検2級以上を持つケースも増えています。無理な先取りではなく、四技能バランスと学習の楽しさを重視した進度設計が推奨されます。

独学と予備校ではどれくらいコストが違う?

英検準1級独学:参考書・単語帳・過去問6回分で1万円前後、オンライン英会話月6,000円×6ヶ月=3.6万円、合計約5万円。予備校(河合塾・駿台・ECC等の準1級対策コース):15〜30万円/半年。TOEIC 800目標:独学2〜3万円、予備校(TOEIC専門校)10〜25万円。独学は自己管理力が要る反面コスパ良、予備校は強制力と体系的カリキュラムが利点です。

英語資格のスコアは何年で失効する?

英検の合格は生涯有効。TOEIC L&Rはスコア自体は生涯有効ですが、公式認定証は再発行に期限があります。TOEFL iBTとIELTSは2年間有効で、大学出願時に「テスト受験後2年以内」の要件があるのが一般的。留学準備をするなら、出願時期の1年半以内に受験するのがベストです。