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日付月齢潮汐和名

月齢・潮汐 計算ツール|新月・満月・大潮を即時表示

任意の日付の月齢・月の満ち欠け・潮汐(大潮・小潮)を計算。釣り・農業・占星術・海洋レジャー・古典文学の理解に。国立天文台 暦計算室の朔望月29.53日サイクルに基づき、月相の和名(三日月・十三夜・十六夜・立待月・寝待月)、満月までの日数、月の明るさ%まで一括表示します。

最終更新:2026-07-30/監修:計算ツールズ編集部

月齢 計算機

計算式と朔望月

基本式

月齢 = ((対象日 − 基準新月日) mod 29.53059) 日

明るさ% = (1 − cos(2π × 月齢 / 29.53)) / 2 × 100

月齢は直近の新月(朔)からの経過日数を示す値で、0〜29.53日の周期で循環します。基準となる新月日から対象日までの経過日数を朔望月29.53059日で割った剰余として計算します。国立天文台 暦計算室が公開する朔(新月)・望(満月)のリスト(数百年分)を基準にすれば、簡易計算でも±1日精度で運用可能です。

朔望月と恒星月の違い

朔望月(29.53059日)は月が地球から見て太陽と同じ方向に戻るまでの周期で、月齢・満ち欠けの基準です。一方恒星月(27.32166日)は月が同じ恒星の位置に戻るまでの周期で、天文学的に月が地球を1周する時間です。月齢や潮汐で使うのは朔望月、月の軌道要素(近地点通過・昇交点通過)は恒星月ベースになります。

月の明るさ(照度%)

月齢と月の照度%は正弦波状に変化します。新月0%→上弦50%→満月100%→下弦50%→新月0%。式は上記の通り、月齢を朔望月で正規化した位相から余弦で求めます。天体観測・写真撮影の露出計算、街灯設計の環境影響評価などで使います。

月齢の基本と月相サイクル

  • 月齢0:新月(朔・さく)— 太陽と同じ方向に月、見えない
  • 月齢3:三日月 — 夕方の西の空、細い右側の月
  • 月齢7:上弦の月 — 半月(夕方の南の空で右半分明るい)
  • 月齢10:十日夜(とおかや)— 収穫祭の月
  • 月齢13:十三夜 — 満月直前、後の名月
  • 月齢15:満月(望・ぼう)— 真夜中に最高の高さ
  • 月齢17:立待月 — 立って待つうちに昇る月
  • 月齢22:下弦の月 — 半月(夜明けの南の空で左半分明るい)
  • 月齢26:有明月 — 夜明けの東空に見える細い月
  • 月齢29.53:再び新月(朔望月のサイクル)

1朔望月は約29.53日で、日数として表現すると29日または30日の月が交互に現れます。旧暦(太陰太陽暦)では朔(新月)が毎月1日と定義され、太陽年(365.24日)とのズレを埋めるため19年に7回の閏月を挿入していました。現代でもお盆・十五夜・彼岸などの伝統行事は旧暦や月齢に紐づいています。

月相の和名一覧

日本には月齢ごとに詩情豊かな和名がつけられています。特に満月前後の16〜20日はそれぞれ独特の呼び名を持ち、平安時代の和歌・物語に頻出します。

月齢和名意味・特徴
0新月(朔・しんげつ・さく)太陽と同方向、見えない
1〜2繊月(せんげつ)・二日月日没直後の西空に一瞬
3三日月(みかづき)細い右側の月、俗に「眉月」
7〜8上弦の月(じょうげん)半月、夕方南中
9〜10十日夜(とおかや)旧暦10月10日の収穫祭
12〜13十三夜(じゅうさんや)後の月見、栗名月・豆名月
14小望月(こもちづき)・待宵月満月前夜、待つ月の意
15満月(望・ぼう)・十五夜中秋の名月、真夜中に南中
16十六夜(いざよい)ためらって遅れて昇る月
17立待月(たちまちづき)立って待つうちに出る月
18居待月(いまちづき)座って待つほど遅い月
19寝待月(ねまちづき)・臥待月寝て待つほど遅く昇る月
20更待月(ふけまちづき)夜更けまで待つ月
22〜23下弦の月(かげん)半月、夜明け南中
26有明月(ありあけづき)夜明けの東空に残る月
29三十日月(みそかづき・晦)新月直前、俗に「つごもり」

これらの呼び名は、月の出時刻が1日約50分ずつ遅れる現象に由来します。満月以降は月の出がどんどん遅くなり、17日には日没後すぐに出ないため「立って待つ」、19日には「寝て待つ」ほど遅くなる、というリアルな観察の記録です。

潮汐との関係と釣行タイミング

月と太陽の引力によって海面が上下する現象が潮汐です。月齢と潮の関係は2週間サイクルで反復し、太平洋・日本近海の潮位差は0.5〜3m程度になります。

潮汐の6分類

  • 大潮:新月・満月の前後3日(月齢0〜2、14〜17)— 月と太陽の引力が同方向
  • 中潮:大潮と小潮の間、月齢3〜6、10〜13、18〜21、25〜28
  • 小潮:上弦・下弦の前後2日(月齢7〜9、22〜24)— 月と太陽の引力が打ち消し合う
  • 長潮:小潮の最終日(月齢9、24頃)— 潮の動きが緩慢
  • 若潮:長潮の翌日(月齢10、25頃)— 潮が復活する
  • 中潮(後):若潮→中潮→大潮へ戻る

釣り・海洋レジャーでの活用

潮の満ち引きは魚の活性に強く影響します。大潮の潮止まり前後1時間が最も釣果が出やすい時間帯とされ、特に上げ潮5分〜満潮・下げ潮5分〜干潮の「潮変わり」で捕食スイッチが入ります。逆に、小潮・長潮は潮が動かず魚が食い渋る「食わせ潮なし」の日と呼ばれます。気象庁・海上保安庁が公開する潮位表(各港ごとに毎日発表)と月齢を組み合わせて釣行日を決定するのが定石です。

船舶航行・港湾業務

大型船の入出港は満潮時に集中させることで喫水制限をクリアします。特に瀬戸内海・関門海峡などの狭水道では、月齢に紐づく潮位・潮流予測が船舶保安上必須です。海上保安庁が公開する「潮汐推算プログラム」は月齢データと調和分解係数を組み合わせて次年度の潮位を予測します。

月齢別 明るさ・出没時刻早見表

月の出は毎日約50分ずつ遅れ、月齢と時刻の関係は下記のようになります。標準的な北緯35°地点(東京・大阪)を想定した目安です。

月齢月の出(目安)南中(目安)明るさ%備考
0(新月)日の出前後正午頃0%日食可能
3(三日月)朝9時頃15時頃10%夕方西空
7(上弦)正午頃18時頃50%夕方南空半月
1014時頃21時頃75%夜宵に南中
13(十三夜)16時頃23時頃95%後の名月
15(満月)日の入時刻真夜中100%月食可能
18(寝待月)20時頃深夜3時頃90%寝待の由来
22(下弦)真夜中朝6時頃50%朝方南空半月
26(有明月)朝4時頃朝9時頃15%夜明け東空
29(三十日月)日の出直前正午頃2%翌日新月

正確な月出没時刻・南中時刻は、国立天文台 暦計算室の「今日のこよみ」で経緯度別に確認できます。天体観測・撮影の予定は必ず一次データを参照してください。

月齢と六曜・二十四節気の関係

日本の伝統的な暦には月齢と密接に関連する要素があります。実務の日程調整・行事計画で参照されます。

六曜(大安・仏滅・友引等)

六曜は「先勝→友引→先負→仏滅→大安→赤口」の6日周期で循環し、旧暦の月初(朔=新月)からの日数で判定されます。旧暦1月・7月の1日が先勝、2月・8月の1日が友引、といったパターン。月齢と直接連動する六曜はハレの日決定(結婚式・葬儀・引越し)で今も広く参照されています。詳細は六曜計算ツールを参照。

二十四節気と月齢

二十四節気(立春・雨水・啓蟄…)は太陽の黄経に基づく日付で、月齢とは独立に決まります。ただし、旧暦の月名(如月・弥生…)は「その月の中気」を含む月と定義されており、二十四節気と月齢が連動して旧暦の月・閏月を確定します。国立天文台が翌年の暦を毎年2月に公示。

雑節と月齢

八十八夜・入梅・二百十日等の「雑節」は農業実務に紐づく日付で、太陽暦ベースです。ただし、彼岸(春分・秋分の前後3日)・盂蘭盆(旧暦7月15日周辺)等は月齢とも連動する要素があり、地域によっては月齢を優先します。

業界・場面別の使い方

釣り・海洋レジャー

大潮の潮変わり(干潮・満潮の前後1時間)を狙って釣行計画。月齢から2週間先の潮汐を予測し、週末の大潮日をキープ。夜釣りでは満月周辺は明るすぎて活性下がる魚種(イカ・アジ)と、逆に光に集まる魚種(タチウオ)を使い分け。

農業・園芸

「月のリズム農法」では新月直後の播種、満月前の収穫を推奨。科学的根拠は限定的だが、伝統農法として世界各地に類似の暦がある。潮汐と農業排水の相関で塩害管理に月齢データを使う沿岸農地も。

天体観測・撮影

星雲・星団の淡い天体撮影は満月周辺(明るい夜)を避け、新月前後の1週間に集中。ペルセウス座流星群・ふたご座流星群などは月齢が輝面の少ない日ほど条件良好。天体写真マニアは月齢を年間スケジュールに組み込む。

船舶・港湾業務

大型船の入出港は満潮時に合わせ、月齢から潮位予測。狭水道や河口港では大潮時のみ運航可能なケースも。潮流発電・洋上風力の資源評価にも月齢連動の潮汐データを利用。

行事・伝統文化

十五夜(旧暦8月15日)・十三夜(旧暦9月13日)の月見、彼岸・お盆の日程は月齢基準の旧暦で決定。神社仏閣の祭事日、酒蔵の仕込み日、和菓子の月替わりデザインなどにも活用されます。

教育・学術

小中学校の理科教材(月の満ち欠け)で日々の月齢を観察記録。占星術・古典文学(源氏物語・枕草子)の月描写の理解にも月齢知識が必須。心理学分野では月齢と睡眠・感情の相関研究も進行中。

月に関する天文現象の追加知識

月の軌道要素

月の軌道は完全な円ではなく離心率0.055の楕円。近地点距離約35.6万km、遠地点距離約40.6万kmで、平均距離は約38.4万km。地球からの見かけ大きさは近地点で0.55°、遠地点で0.49°と約12%変動します。

月の秤動(Libration)

月は地球に常に同じ面を向けている(潮汐固定)が、軌道楕円と軸傾斜により地球からは月面全体の約59%が観測可能。これを「秤動」と呼びます。残り41%は宇宙探査機(アポロ計画・かぐや・LRO等)でしか観測できない裏側です。

月と潮汐加速

月の潮汐は地球自転を徐々に減速させ(1日あたり0.002秒/世紀)、その反作用で月は年間約3.8cm地球から遠ざかっています。10億年前は月がずっと近く、5〜6時間で1日が終わっていたと推定されています。アポロ計画の月面レーザー反射鏡で継続測定中。

よくある間違い・注意点

  • 月齢と旧暦日を混同 — 月齢は新月からの日数(0〜29.53)、旧暦日は朔を1日とする日付(1〜30)。月齢15=旧暦16日、月齢0=旧暦1日と1日ズレます。
  • 時差を無視した月齢計算 — 月齢は世界共通ですが、朔の瞬間が日本時間なら未明でも欧米では前日となり、地域ごとに「新月の日付」が異なります。国際天文計算では常にUTC基準。
  • 潮汐と潮位を同一視 — 潮汐(大潮・小潮)は動きの分類、潮位(cm)は絶対水位。同じ大潮でも夏至前後は潮位差が最大、春秋は小さいなど季節変動あり。
  • 簡易計算で数百年前の月齢を求める — 朔望月29.53059日は現代の平均値。歴史事象(1000年以上前)では月の軌道摂動で±数日ズレが出ます。史料研究では暦計算室の朔リストを直接使用。
  • 満月=毎回同じ大きさと思う — 月と地球の距離(35.6〜40.6万km)で見かけ大きさが14%変わります。近地点満月=スーパームーン、遠地点満月=ミニムーンと呼ばれます。
  • 月齢だけで釣果を判断 — 潮汐は月齢の主因ですが、天候・水温・気圧・餌の状態も釣果に大きく影響。月齢は「一要素」として扱うべき。

関連する規格・法令

  • 暦要項(内閣府) ― 毎年2月官報で公示される、翌年の暦の公式データ。二十四節気・雑節・朔望・日食月食・彗星等を含む日本国の公式暦。
  • 国立天文台 暦計算室 ― 暦要項の実務計算を担当する部署。朔・望・上弦・下弦の時刻を1秒精度で公開。
  • 天体位置表(国立天文台編) ― プロ天文学者・航海士が使用する年刊の位置暦。月・惑星の赤経赤緯を掲載。
  • 気象業務法 ― 気象庁が発表する潮位表・潮汐予報の法的根拠。船舶・港湾業務の基準情報。
  • SI単位系(計量法) ― 日・時刻は世界時(UT)系統。日本標準時(JST)はUTC+9で運用。

参考文献・公的資料

より正確な月齢・潮汐データや歴史的な暦を確認したい場合は、以下の公的機関の資料を参照してください。

※本ページの月齢・潮汐計算は朔望月29.53日サイクルに基づく簡易計算で、±1日程度の誤差があります。厳密な天体観測・航海・法令対応が必要な用途では、上記公的機関の高精度データを優先してください。特に船舶航行・漁業許可・天体現象の観測計画では、国立天文台 暦計算室・海上保安庁の正式データを参照してください。

よくある質問(FAQ)

月齢と旧暦の日付はどう違う?

月齢は新月からの経過日数(0〜29.53日)で、小数含む連続値。一方旧暦日は朔(新月)を1日と定義する整数値。月齢0=旧暦1日、月齢15=旧暦16日と1日ズレます。旧暦は月の位相を日付に反映させるため、伝統行事や中秋の名月(旧暦8月15日)等の日程管理に使われます。

朔望月と恒星月の違いは?

朔望月は月が地球から見て太陽と同方向に戻るまで(29.53日)で、月の満ち欠けサイクル。恒星月は月が同じ恒星の位置に戻るまで(27.32日)で、月が地球を1周する時間。地球が公転して太陽の位置が変わるため、朔望月>恒星月となります。月齢や潮汐は朔望月基準で計算します。

大潮・小潮はなぜ起きる?

月と太陽の引力の合成で決まります。新月・満月では月と太陽が地球から見て一直線上に並び、引力が同方向に強く働くため潮位差が最大(大潮)。上弦・下弦では月と太陽が90°離れ、引力が打ち消し合うため潮位差が最小(小潮)。約2週間周期で交互に現れます。

スーパームーンとは何?

月の軌道は楕円で、地球に最接近する近地点満月と最遠となる遠地点満月では見かけの大きさが約14%、明るさが約30%変わります。近地点満月をスーパームーン、遠地点満月をミニムーンと呼びます。年に3〜4回程度発生。厳密な天文用語ではなくメディア用語です。

釣りに最適な月齢は?

一般的に大潮(月齢0〜2、14〜17)の潮変わり前後1時間が最も釣果が出やすいとされます。ただし魚種・海域・季節で最適条件は異なり、夜釣りではむしろ満月が不利になる魚(イカ・アジ)や、有利な魚(タチウオ)に分かれます。月齢は「一要素」として活用してください。

十六夜(いざよい)の由来は?

「いざよう」は「ためらう・進みかねる」の意で、満月の翌日(月齢16)は月の出が約50分遅れて日没後すぐには昇らず、まるでためらっているように見えることから名付けられました。以降、17日は立待月、18日は居待月、19日は寝待月と、月の出の遅さを人の姿勢で表現しています。

中秋の名月はいつ?

旧暦8月15日の月を「中秋の名月」と呼びます。現代の新暦では9月中旬〜10月上旬に該当し、年によって日付が変動します。必ずしも満月とは限らず、月齢14〜16の間になることもあります。国立天文台が毎年公式にアナウンスします。

月食・日食との関係は?

月食は満月(月齢14〜15)、日食は新月(月齢0)でのみ発生します。ただし毎回起きるわけではなく、月と地球・太陽の位置関係(月の軌道傾斜5.14°)で数ヶ月〜1年に1〜2回程度。国立天文台 暦計算室で日食・月食の予報が数十年先まで公開されています。

月齢と睡眠・感情の関係は?

スイス・バーゼル大学等の研究で、満月前後に睡眠時間が約20分短くなる傾向が報告されています(Cajochen et al., 2013)。ただし、感情や事故率との相関は科学的には否定的で、統計上の偶然や心理効果とされています。「月の魔力」は文化的・神話的な言い伝えです。

月齢は農業に本当に影響する?

近代農学では月齢の影響は限定的とされています。「月のリズム農法」(バイオダイナミック農法)は伝統として世界各地にありますが、収量への統計的有意差は明確に示されていません。ただし、潮汐と地下水位・塩害の相関で、沿岸農地では実務的意義があります。

月齢の計算精度は?

朔望月29.53059日を基準にした簡易計算は±1日程度の誤差があります。より高精度が必要な場合は、国立天文台 暦計算室が公開する朔・望の時刻データ(1秒精度)を直接参照してください。歴史事象(1000年以上前)では月の軌道摂動でさらに誤差が大きくなります。

月の明るさ100%とはどういう状態?

満月(月齢15)で、地球から見て月面の100%が太陽光で照らされている状態です。ただし満月の中でも半影月食などで実効的な明るさは変動します。月の明るさ%は照度計・光度計で測定され、天体写真の露出・街灯設計の環境影響評価に使われます。