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通夜振る舞い葬儀喫食率仕出し

通夜振る舞いの料理数計算

会葬者数・喫食する割合・大皿の人数から、通夜振る舞いの食数と皿数、飲物の本数、総額を算出します。

最終更新:2026-05-06/監修:計算ツールズ編集部

通夜振る舞いの料理数計算ツール

必要な食数は会葬者数×喫食する割合×滞在時間の係数で求めます。既定値では60人×60%×1.00(90分)=36人前。大皿は1皿5人前なので36÷5を切り上げて8皿=40人前の発注になります。料理の総額は40人前×3,000円×比率係数1.00=120,000円、会葬者1人あたりでは120,000÷60=2,000円です。飲物は60人×2本×1.00=120本、大皿単位に切り上げたことによる余剰は40−36=4人前となります。

会葬者数と喫食する割合の目安

通夜の性格喫食する割合滞在の目安
近親者中心の通夜80〜90%90〜120分
一般会葬者が多い通夜50〜60%60〜90分
平日夜・勤務先関係が中心35〜50%30〜60分
都市部の家族葬90〜100%120分以上

料理の形態別の単価の目安

形態1人前の単価向く規模
大皿のオードブル2,000〜3,000円30人以上
大皿の寿司桶2,500〜4,000円30人以上
個別の折詰3,000〜5,000円20人以下
会席の膳5,000〜8,000円親族のみ

※参考計算です。地域の慣習・寺院や式場の規定・製品仕様によって金額は変わるため、実際の見積もりで確認してください。

通夜振る舞いの料理数計算の詳しい解説

通夜振る舞いの食数が読みにくいのは、会葬者の全員が席に着くわけではないからです。焼香だけで辞去する人が一定割合いるため、実際に箸をつける人数は会葬者数の3割から9割まで大きく振れます。振れ幅を決めるのは故人との関係の濃さと開式の時刻で、近親者中心なら8割以上、勤務先関係が多い平日夜の通夜なら4割前後に落ち着くのが一般的です。会葬者数そのものを読み違えるより、この喫食する割合の見立てを外すほうが金額への影響は大きくなります。

判断が分かれるのは、余ることを避けるか足りないことを避けるかです。仕出しの世界では足りないほうが失礼にあたるとして多めに手配する考え方が根強く、一方で持ち帰りが難しい生ものは廃棄になるため実数に寄せる考え方もあります。折衷案として、日持ちのする揚げ物や巻き寿司を多めに、刺身や生菓子を実数寄りに配分する方法が採られます。追加が当日でも間に合うかを式場に確認しておくと、最初の発注を抑えられます。

見落とされやすいのが大皿の単位です。1皿5人前の商品なら36人前でも40人前の代金がかかり、この切り上げだけで1割前後の差が生まれます。皿の人数が大きい商品ほど単価は下がりますが端数の無駄は増えるため、人数が半端なときは小さい皿を組み合わせたほうが総額は下がります。飲物も同様で、瓶やケース単位の納品では本数が繰り上がります。式場の持ち込み料や配膳人の人件費、氷や紙皿などの備品代が別建てになっていることも多く、料理代だけを比べると見積もりの実額とずれます。

地域差も無視できません。関西や北陸では通夜振る舞いを近親者だけで行い、一般会葬者には持ち帰りの品を渡す慣習が残る一方、関東では会葬者全体に席を用意する形が主流です。都市部の家族葬では会葬者数が20人前後まで縮み、大皿より個別の折詰のほうが割安になる場合もあります。喪主が地域の慣習に不案内なときは、式場の担当者に過去の同規模の実績を聞くのが最も確度の高い方法です。会葬者が想定より増えたときに当日追加できるか、逆に減ったときは何時間前まで減数を受け付けるかを、発注の段階で確認しておくと当日の判断が楽になります。配膳を仕切る担当を親族から一人決めておくと、当日の進行が滞りません。

業界・現場での使い方

葬祭業の見積もり

会葬者数の見込みから料理の数量と金額を提示し、追加発注の判断基準を共有します。

仕出し・料理店

大皿の人数構成を変えた場合の総額の差を示し、皿の組み合わせを提案します。

喪主・世話役

通夜前日に会葬者の見込みを更新し、当日追加が必要な数量を把握します。

寺院・集会所の管理

席数と料理の数量から必要な配膳のスペースと時間を見積もります。

よくある間違い・注意点

  • 会葬者数をそのまま食数にする — 焼香のみで帰る人が一定割合いるため、喫食する割合を掛けないと3割から5割が余ります。
  • 大皿の切り上げを計算に入れない — 1皿の人数で割り切れない分は必ず繰り上がり、想定より1割前後高くなります。
  • 飲物を人数分だけ数える — 滞在が長い通夜では1人2本を超えるため、本数不足が起きやすくなります。
  • 料理代だけで比較する — 配膳人の人件費・持ち込み料・備品代が別建てのことが多く、総額の順位が入れ替わります。
  • 当日の追加を前提にする — 仕出し先によっては当日追加を受け付けないため、事前に締切時刻を確認する必要があります。

関連する規格・公的資料

※本ツールは公的基準に基づく参考計算です。医療・法務・税務の判断は最新の告示・規格および専門家の判断に従ってください。

よくある質問(FAQ)

会葬者60人・喫食60%のとき何人前必要ですか?

滞在90分の想定で36人前です。1皿5人前なら8皿=40人前の発注になります。

喫食する割合はどう見積もればよいですか?

近親者中心なら80〜90%、一般会葬者が多い通夜なら50〜60%が目安です。式場の過去実績が最も参考になります。

料理が余った場合は持ち帰ってよいですか?

生ものは衛生上の理由で持ち帰りを断る式場が多く、揚げ物や巻き寿司に限って認める運用が一般的です。事前の確認が必要です。

飲物は何本用意すればよいですか?

既定値の1人2本なら60人で120本です。滞在が長い、または飲酒する層が多い場合は1人3本で見ておくと安心です。

大皿と折詰はどちらが安く済みますか?

30人を超えるなら大皿が割安ですが、20人以下では端数の無駄が大きく折詰のほうが総額で下回ることがあります。

喪主も食数に数えるべきですか?

喪主や親族は最後まで残るため、原則として全員を喫食する人数に含めて計算します。

宗派によって通夜振る舞いの扱いは違いますか?

浄土真宗では御斎として位置づけが異なるなど宗派差があり、地域の慣習と併せて寺院に確認するのが確実です。

会葬者数が読めないときはどうしますか?

香典返しの手配数と同じ根拠で見積もり、料理は少なめに発注して当日追加できる仕出し先を選ぶ方法が現実的です。