買い物のはしごコストと純得失
店舗数・1店あたりの値引額・距離・滞在時間から、はしご買いの総費用と純得失、採算が合う店舗数を算出します。
買い物のはしごコストと純得失ツール
総走行距離は店の間の距離×(店舗数+1)で、既定値では3×4=12km。燃料費は12÷14×175=150円です。移動は12÷25×60=28.8分、滞在15分×3店を足して総所要は73.8分、時給1,200円で時間コストは1,476円。値引の総額900×3=2,700円から差し引くと純得失は1,074円のプラスになります。
店舗数と費用の積み上がり(既定条件)
| 店舗数 | 走行距離 | 総所要時間 | 純得失 |
|---|---|---|---|
| 1店 | 6km | 29.4分 | +237円 |
| 2店 | 9km | 51.6分 | +656円 |
| 3店 | 12km | 73.8分 | +1,074円 |
| 5店 | 18km | 118.2分 | +1,911円 |
移動手段別の平均速度の目安
| 手段 | 平均速度 | 備考 |
|---|---|---|
| 徒歩 | 4km/h | 荷物が増えると低下する |
| 自転車 | 12〜15km/h | 燃料費はかからない |
| 市街地の車 | 20〜30km/h | 信号待ちと駐車の時間を含む |
| 郊外の車 | 35〜45km/h | 店舗間が遠くなりやすい |
※参考計算です。価格・送料・還元条件・廃棄率は店舗や時期によって変わるため、実際の条件で確認してください。
買い物のはしごコストと純得失の詳しい解説
複数の店を回る買い方は、店ごとの特売を拾える一方で、移動と滞在の費用が店舗数に比例して積み上がります。1店増やすごとに区間の走行と駐車、店内での選択とレジ待ちが加わり、既定条件では1店あたり約480円の費用が発生します。この額を超える値引が各店で得られるかどうかが判断の分かれ目です。値引の総額だけを見ると増えていくため、費用側を同じ単位で並べる必要があります。
判断が分かれるのは、滞在時間の見積もりです。目当ての品だけを買って出るなら10分程度で済みますが、店内を一巡すれば20分を超え、予定外の購入も増えます。はしごの2店目以降は疲労で判断が鈍り、単価の確認が甘くなる傾向もあります。回る店を絞って各店の滞在を短くするほうが、店舗数を増やすより結果が安定します。
見落とされやすいのは、移動の平均速度です。市街地では信号待ちと駐車場への出入りで実効速度が20km/h前後まで落ち、地図上の距離から想像するより時間がかかります。駐車料金が発生する店舗が混ざると費用はさらに増えます。自転車や徒歩なら燃料費はかかりませんが、速度が下がるため時間コストは大きくなり、荷物の量にも制約が出ます。
買い物の目的によっても最適な形は変わります。日常の食材であれば1店にまとめ、特売の差額を追わないほうが合計では有利になることが多くなります。半年に一度の日用品のまとめ買いや、専門店でしか手に入らない品を含む場合は、はしごの価値が出ます。回る順序を距離が短くなるように組み、帰り道に重い品を買う店を置くと、走行距離と負担の両方を抑えられます。
回る店の組み合わせを固定しないことも有効です。特売の内容は週ごとに変わるため、毎回同じ順路をたどると値引の少ない店にも立ち寄ることになります。事前に広告を確認して、費用を上回る値引がある店だけを選ぶ運用にすると、店舗数は減っても純得失は改善します。冷蔵や冷凍の品を買う店を最後に回すのも基本で、保冷剤や保冷バッグの用意がなければ品質の低下という見えない損失が出ます。同行者がいる場合は時間コストが人数分かかる点も忘れないでください。二人で回れば時間の費用は倍になり、採算の判定は厳しくなります。
業界・現場での使い方
週末の買い物計画
回る店舗と順序を決める前に、値引の総額と移動費用の釣り合いを確認します。
小売店の商圏分析
近隣店との距離と値引水準から、はしごの対象に入るかどうかを検討します。
営業の巡回計画
訪問件数と移動距離、滞在時間から1日あたりの費用を見積もります。
配達や集荷の効率化
拠点間の距離と滞在時間を入れ、経路の組み方による差を比べます。
よくある間違い・注意点
- 値引の総額だけを積み上げる — 店舗数に比例して移動と滞在の費用も増えるため、差引で見ないと判断できません。
- 移動の平均速度を高く見積もる — 市街地では信号待ちと駐車で20km/h前後まで落ち、想定より時間がかかります。
- 駐車料金を計算に入れない — 有料駐車場が混ざると、1店あたりの費用が数百円単位で増えます。
- 滞在時間を短く見積もる — 店内を一巡すると20分を超え、予定外の購入も加わります。
- 疲労による判断の低下を無視する — はしごの後半では単価の確認が甘くなり、値引を取り逃すことがあります。
関連する規格・公的資料
- 消費者庁 — 消費者取引・表示
- 国民生活センター — 消費生活相談
- 経済産業省 — 商取引・流通
- 総務省統計局 家計調査 — 家計支出
- 総務省統計局 消費者物価指数 — 物価動向
- 日本チェーンストア協会 — チェーンストア
- 日本通信販売協会 — 通信販売
- 資源エネルギー庁 — 燃料価格
- 国土交通省 — 貨物運送・運賃
- 公正取引委員会 — 不当表示・取引慣行
※本ツールは公的基準に基づく参考計算です。医療・法務・税務の判断は最新の告示・規格および専門家の判断に従ってください。
よくある質問(FAQ)
3店を回ると純得失はいくらになりますか?
1店900円の値引なら総額2,700円、燃料費150円と時間コスト1,476円を引いて1,074円のプラスです。
採算が合う店舗数はどう決まりますか?
1店あたりの値引が移動と滞在の費用を上回るかで決まります。既定値では1店から採算が合います。
自転車や徒歩の場合はどう入力しますか?
燃費を最大に、平均速度を徒歩4km/h・自転車12〜15km/hに設定すると近い結果になります。
駐車料金はどこに入れますか?
入力欄がないため、1店あたりの値引額から駐車料金を差し引いて入力してください。
回る順序で結果は変わりますか?
総走行距離が変わるため変わります。距離が短くなる順に組むと燃料費と時間の両方が減ります。
滞在時間はどのくらいで見ますか?
目当ての品だけなら10分前後、店内を一巡するなら20〜30分が目安です。
平均速度はどう見積もりますか?
市街地の車で20〜30km/h、郊外で35〜45km/hが目安です。信号待ちと駐車の時間を含めて考えます。
1店にまとめたほうがよい場合はありますか?
日常の食材が中心で値引の差が小さい場合は、1店にまとめるほうが合計で有利になりやすくなります。