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同棲・シェア生活コスト 計算ツール|家賃・光熱費・食費の収入比按分と折半、公平度スコアで家計会議を可視化

同棲・ルームシェア・シェアハウスの家賃・光熱費・通信費・食費・消耗品を、①折半 ②年収比按分 ③家賃のみ収入比の3方式で公平に分担計算し、あなたと相手の月間・年間負担額、手取り年収に対する負担比率、両者の負担率差から算出する「公平度スコア」を同時に表示します。総務省「家計調査」の2人世帯実勢データ、東京23区の1LDK家賃相場、共通口座・家計簿アプリ運用、書面ルール整備、事実婚と法律婚の生活費分担義務(民法760条)の違い、援助が贈与税の対象になる境界、別れる際の清算実務まで、同棲初期の家計会議とお金トラブル回避に必要な情報を一気通貫で網羅しました。

最終更新:2026-07-28/監修:計算ツールズ編集部

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東京23区1LDK相場12-16万円。

あなたと相手の年収

計算式と分担方式の考え方

基本式(3方式)

折半:あなたの負担 = 月総額 ÷ 2

収入比按分:あなたの負担 = 月総額 × あなたの年収 ÷ (2人の年収合計)

家賃のみ収入比:家賃を収入比、他は折半で合算

「公平」の定義は難しく、両者の手取りに対する負担率が同じになる状態を目安にすると、収入差があっても納得感のある分担になります。本ツールでは負担率差の絶対値(パーセントポイント)を計算し、5%未満なら「完璧に公平」、10%未満なら「ほぼ公平」、20%未満なら「やや不均衡」、20%以上なら「不公平・要見直し」と判定します。

手取り試算の前提

本ツールは年収の78%を手取りと仮定しています。実際は社会保険料(健康保険・厚生年金・雇用保険)で約15%、所得税・住民税で3〜10%が控除されるため、年収により手取り率は73〜82%の範囲で変動します。精緻に見積もりたい場合は年収手取り計算を併用してください。

同棲の生活費相場(家計調査 2人世帯)

総務省「家計調査」の2人以上勤労者世帯(月額、2023年平均)を参考にした、東京23区の同棲カップル(1LDK)の生活費モデルです。地域差・ライフスタイル差が大きいので、あくまで目安として。

項目東京23区地方都市備考
家賃(1LDK・築10年)12-16万円7-10万円駅徒歩10分・50-60㎡想定
光熱費(電気・ガス・水道)1.5-2.5万円1.5-2.5万円季節変動大(夏冬+30%)
通信費(スマホ2台+回線)1-2万円1-2万円格安SIMなら5,000円台も
食費(自炊中心)5-7万円4-6万円週1外食含む
食費(外食多め)7-10万円6-8万円週3外食含む
消耗品・日用品1-2万円1-2万円洗剤・トイレットペーパー等
交際費・娯楽3-5万円2-4万円デート・旅行・趣味
月合計(目安)24-40万円17-30万円手取り月30万+30万なら余裕

個別の家賃相場は家賃適正額計算(手取り3割)、光熱費の詳細は電気代計算ガス代計算水道代計算を併用してください。

分担方法4パターンの特徴

💵 折半(50:50)

シンプルで管理が楽。学生時代からのシェアハウス、収入差が小さいカップルに向く。ただし年収差200万円以上ある場合、低収入側の手取り比率が跳ね上がり不公平感が強まる。日本の同棲カップルで最も多い方式。

⚖️ 収入比按分

年収400万:600万なら4:6で分担。両者の手取りに対する負担率がほぼ同じになる、最も理論的に公平な方式。大人の関係、DINKS、法律婚に近い意識のカップルに向く。デメリットは相手の年収を毎年開示する必要があること。

🏠 家賃のみ収入比、他は折半

最も大きな出費(家賃)は収入差を反映し、日用品・食費は折半。折衷案として実務的。家賃が生活費の40%以上を占める都市部同棲で採用しやすい。

💰 固定額+折半

家賃・光熱費など「箱代」は事前に決めた比率、食費・消耗品は折半または共通口座から引き落とし。決算作業が減り月次でモメない。マネーフォワード・Zaimなど家計簿アプリの共有機能と相性が良い。

家計会議の進め方と運用

  • 共通口座を作る — 楽天銀行・住信SBI・ソニー銀行など振込手数料無料枠のあるネット銀行が便利。毎月の固定額を各自入金し、家賃・光熱費・通信費を自動引き落とし。
  • 家計簿アプリで支出共有 — マネーフォワードME、Zaim、OsidoriなどはID共有で夫婦・カップル運用が可能。銀行・カード・電子マネーを連携させると入力ゼロで実支出が可視化される。
  • 分担ルールを書面で残す — Google Docs等で「同棲家計ルール」を明文化。分担率、共通口座残高目標、貯金の按分、大きな買い物の意思決定ラインを1枚にまとめる。
  • 大きな出費は事前合意 — 5万円以上の家電・家具・旅行は事前相談を義務化。「相手のクレジットカードで勝手に大金を使う」問題を予防できる。
  • 月1回の家計会議 — 月末〜月初に30分程度、共通口座残高・今月の変動費・来月の大型支出を確認。可視化ツール(Google スプレッドシート、Notion)を使うと機械的に進む。
  • プライバシーは尊重 — 個人口座・個人カードは相手に見せない設計に。負担分だけを共通口座に振り込む方式なら、個人支出は互いに関与しない。

贈与税との境界線

収入差があるカップルの片方が生活費の大部分を負担する場合、税法上の贈与税が問題になる可能性があります。

  • 年間110万円までは基礎控除で非課税 — 相続税法21条の5、租税特別措置法70条の2の4。生活費援助でも110万円/年以内なら申告不要。
  • 扶養義務者間の生活費は非課税 — 相続税法21条の3。夫婦・親子・兄弟姉妹などの扶養義務者相互間で通常必要と認められる生活費・教育費は贈与税の対象外。事実婚は扶養義務者に含まれるが、単なる同棲は該当しない可能性。
  • 110万円超は贈与税申告義務 — 単なる同棲で年間300万円の家賃・生活費を片方が全額負担すると、190万円分に贈与税(10%=19万円)が課税されうる。
  • 共通口座への入金は贈与ではない — 名義が別々の口座に自分の負担分を入れる場合は贈与にあたらない。共通口座を作成する場合も、両者名義または「代表者名義でも実質共有」の運用実態を残す。

詳細は国税庁 No.4405 贈与税がかからない場合で確認できます。

別れる際の清算・共有財産の扱い

同棲を解消するとき、家財・貯金・敷金・違約金の分配で揉めるのはよくあること。法律婚と違い離婚時の財産分与規定(民法768条)が使えないため、契約ベースで整理する必要があります。

  • 家財は購入者に所有権 — 領収書・カード明細・振込記録で購入者を証明。共同購入品は分担割合(または金銭精算)で対応。
  • 共通口座の残高は分担率で分配 — 折半分担なら折半、収入比按分なら分担比で分配。
  • 敷金は契約者に返還 — 賃貸契約書に記載の契約者(通常は名義人)に敷金が返還される。同居人は権利なし。
  • 連帯保証・連名契約は解約手続きを — 連帯保証人になっている場合、退去後も家賃滞納で追及されるリスク。契約解除・保証人差替の手続きを必ず行う。
  • 共同名義の借金・ローンは早期清算 — 住宅ローン共同名義、車のローン連帯保証、クレジットカードの家族カードなど、共同債務は別れる前に清算計画を立てる。
  • 婚約成立後の破棄は損害賠償対象 — 婚約(結納・両親への挨拶・指輪授受)が成立していた場合、不当破棄は慰謝料の対象(民法709条)。

よくある間違い・注意点

  • 「折半=公平」と思い込む — 年収400万と800万で折半すると、低収入側の負担率が2倍になり生活を圧迫します。収入差が200万円以上あるなら収入比按分か折衷案を検討してください。
  • 共通口座の名義を片方だけにする — 相手名義の口座に自分が入金すると、税務上「贈与」とみなされるリスク。両者名義の共同口座または明確に「分担金を振り込むだけ」の運用にとどめる。
  • 書面ルールなしで運用 — 別れる時に「どちらが払ったか」でトラブルに。Google Docs等で1枚のルール書面を残しておくだけで、大半のトラブルは回避できます。
  • 家計簿アプリの連携ミスで漏れが出る — 銀行・カード・電子マネーの一部連携忘れで実支出が把握できない。1〜3か月に1回、口座残高との突合を推奨。
  • 大きな出費を事後報告 — 5万円以上の買い物を勝手にすると信頼関係にヒビ。事前合意ラインを金額で明示しておく(3万・5万・10万など)。
  • 相手の年収を実額より過少申告 — 収入比按分の際に負担を軽くしたくて過少申告すると、実質的な折半に近くなり、真実がバレたときに揉めます。源泉徴収票を交換する前提で。
  • 結婚するまで生活費援助と割り切って全額負担 — 単なる同棲では扶養義務者に該当しない可能性があり、年110万円超は贈与税課税の対象に。名目上でも分担する形にする。

参考文献・公的資料

同棲の生活費・分担・法的関係については、以下の公的資料を参照してください。

※本ページの計算結果は概算値です。実際の分担額・公平度は、両者の合意・支出項目の設定・手取り率の実態によって異なります。個別の分担ルール設計、贈与税の課税判定、事実婚の届出、婚約破棄の慰謝料算定、同棲解消時の財産清算などは、税理士・弁護士・FP・行政書士などの専門家にご相談ください。共通口座の運用や家計簿アプリの利用規約も併せてご確認ください。

よくある質問(FAQ)

同棲の生活費は月いくらかかる?

東京23区の1LDK同棲で月24〜40万円、地方都市で17〜30万円が目安です。内訳は家賃12〜16万円、光熱費2万円、通信費1.5万円、食費6万円、消耗品1万円、交際費3万円程度。手取り月30万円+30万円=60万円のカップルなら余裕、20万円+20万円=40万円だと家賃を10万円以下に抑える必要があります。

折半と収入比按分、どちらが公平?

年収差が200万円未満なら折半でOK、200万円以上あれば収入比按分の方が公平感が高いです。手取りに対する負担率を揃えるのが理想で、本ツールの「公平度スコア」で両者の負担率差が5%未満に収まる方式を選んでください。学生時代からのシェアハウスは折半が慣習ですが、大人の関係では収入比按分を採用するカップルが増えています。

共通口座は作った方がいい?

強く推奨します。楽天銀行・住信SBI・ソニー銀行など振込手数料無料枠のあるネット銀行で、両者名義または片方名義+分担金振込方式で運用。家賃・光熱費・通信費を自動引き落としに設定すれば、月次の管理コストがほぼゼロに。マネーフォワード等の家計簿アプリと連携すれば実支出も可視化されます。

同棲でも贈与税がかかる?

年間110万円までは基礎控除で非課税ですが、それを超える生活費援助は贈与税の対象になる可能性があります。法律婚・事実婚なら扶養義務者間の生活費として非課税ですが、単なる同棲は微妙。片方が全額負担する場合は、名目上でも分担する形にして贈与認定を避けるのが安全です。詳細は国税庁の贈与税FAQ参照。

事実婚と単なる同棲の違いは?

事実婚(内縁関係)は住民票の続柄で「妻(未届)」「夫(未届)」と記載でき、婚姻の意思を持って同居している状態。判例上、法律婚に準じる保護があり、生活費分担義務も準用されます。単なる同棲は「恋人が一緒に住んでいる」だけで、法的義務はなく契約(合意)ベースの関係。健康保険の被扶養者認定にも差が出ます。

家計会議は月何回やればいい?

月1回が理想。月末〜月初に30分程度、共通口座残高・今月の変動費・来月の大型支出を確認する会議を設定してください。Google スプレッドシートやNotionで支出をシェアしておくと、機械的に進みます。決算日を毎月同じ日に固定するのがコツです。慣れれば10分で終わります。

別れる時、家財はどう分ける?

購入者に所有権があるのが原則です。領収書・カード明細・振込記録で購入者を証明できるようにしておいてください。共同購入品は分担割合または金銭精算で対応。共通口座残高は分担率(折半なら折半、収入比なら按分)で分けます。敷金は賃貸契約の名義人に返還され、同居人は権利なし。連帯保証している場合は保証人差替の手続きを忘れずに。

収入差が大きい場合の分担のコツは?

高収入側が家賃と大型出費、低収入側が食費・日用品などの変動費を担当する「役割分担型」も選択肢です。同額の負担ではなく「同じ痛みの負担」を目指すのがポイント。手取り月40万円の10%(4万円)と手取り月20万円の10%(2万円)は、絶対額は違っても痛みは同じ。パーセンテージベースで会話するとお互いに納得しやすくなります。

家計簿アプリのおすすめは?

マネーフォワードME(有料プラン月500円で連携先無制限、家族共有機能あり)、Zaim(無料版でも十分、シンプルUI)、Osidori(カップル・夫婦特化、公費と個費を分けて管理)、Bankinの3つが定番。銀行・カード・電子マネーを連携させると入力なしで実支出が可視化されます。プライバシー保護のためAPIの権限設定(参照のみ/更新可)を確認してください。

結婚前提の同棲でも書面ルールは必要?

むしろ結婚前提だからこそ必要です。結婚後の家計運用のリハーサルとして、金銭感覚のズレを早期に発見できます。同棲期間中のトラブルが結婚破談の主要因になるケースは非常に多く、Google Docsで「家計ルール」「大きな出費のライン」「貯金の按分」の3項目を書面化するだけで、揉めごとの8割は予防できます。

同棲期間中の貯金はどう分ける?

個人貯金(源泉徴収票と紐づく口座)と共同貯金(結婚資金・旅行資金・引越し費用など)を分けるのが標準です。共同貯金は分担率と同じ比率で入金し、明細を書面で残す。別れる時は分担率で分配、結婚するなら結婚後の共有財産に統合します。頭金を出した住宅の名義比率も、この分担率が基準になります。

親からの援助を受けている場合の扱いは?

親からの援助は「受け取った側の個人資産」として扱い、生活費分担計算からは除外するのが一般的です。ただし援助を生活費に回すと相手側が負担軽減の恩恵を受けるため、透明性を保つために書面ルールに明記しておくとトラブル回避できます。援助総額110万円/年を超える場合は、援助を受けた側で贈与税の申告が必要です。