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ガス代 計算ツール|都市ガス・プロパンの基本料金+従量料金で月額・年額を一発算出

使用量(m³)を入力するだけで、都市ガス・プロパンガス(LPG)の月額・年額ガス代を瞬時に計算します。基本料金+従量料金の内訳、単身5〜10m³/2人20m³/4人30m³といった家族人数別の使用量目安、都市ガスに対しプロパンが1.7〜2.5倍となる料金差の背景と熱量比較、東京ガス・大阪ガス・東邦ガス・西部ガス等の地域別単価、エコジョーズ(潜熱回収型)給湯器への買替節約効果、給湯温度・追い焚き頻度別のコスト、そして経産省・資源エネルギー庁・日本ガス協会・日本ガス機器検査協会など公的機関・業界団体の一次資料に基づく実務ノウハウを網羅した完全無料ツールです。

最終更新:2026-07-26/監修:計算ツールズ編集部

ガス代 計算ツール

単身5〜10m³、2人20m³、4人30m³が目安。冬は1.5〜2倍に増える。
都市ガス:750〜1,200円、プロパン:1,500〜2,000円。
都市ガス:150〜220円、プロパン:450〜600円(地域差大)。

計算式と料金体系

ガス代(円) = 基本料金 + 従量単価 × 使用量(m³) + 消費税10%

例:都市ガス・基本1,000円・単価180円・20m³ → 1,000 + 180×20 = 4,600円/月(税込5,060円)。都市ガスはガス事業法に基づく規制事業(大手10社の都市ガス事業)と自由化事業者、プロパンは液化石油ガス法に基づく自由料金制で、料金体系が根本的に異なります。都市ガスは使用量帯(0-20m³/20-80m³等)で従量単価が変わるスライド式を採用する会社も多く、実際の請求書で自宅の料金表を確認するのが確実です。

都市ガスとプロパンの違い(熱量・料金・供給)

比較項目都市ガスプロパンガス(LPG)
主成分メタン(CH₄)プロパン(C₃H₈)
熱量(発熱量)約11,000 kcal/m³(13A規格)約24,000 kcal/m³
比重(空気=1)0.55(軽い)1.52(重い)
供給方式導管(道路下)ボンベ配送
料金規制大手10社は経産省認可(規制料金あり)完全自由料金
1m³単価150〜220円450〜600円
熱量当たり単価約16円/1万kcal約22円/1万kcal
基本料金750〜1,200円1,500〜2,000円
4人家族月額(30m³)5,500〜7,800円15,000〜20,000円
機器互換性なし(熱量2.2倍差でコンロ・給湯器要変更)

単純にm³単価で比較するとプロパンは都市ガスの約3倍ですが、熱量が2.2倍多いため実効的なコスト差は約1.7〜2.5倍。とはいえ月額差は5,000〜15,000円で、賃貸選びの重要指標です。ガス漏れ時の挙動も異なり、都市ガスは天井付近に滞留(軽い)、プロパンは床付近に滞留(重い)ので、警報器の設置位置が違います。

地域別ガス会社と単価目安

会社供給エリア基本料金従量単価(20m³使用時)
東京ガス首都圏1,056円145円/m³
大阪ガス関西圏759円176円/m³
東邦ガス中京圏1,555円195円/m³
西部ガス北九州・福岡1,061円204円/m³
北海道ガス札幌等1,507円215円/m³
京葉ガス千葉市周辺1,076円169円/m³
広島ガス広島市周辺1,320円213円/m³
四国ガス愛媛・徳島1,485円241円/m³

※2024年度時点。原料費調整額(±10〜30円/m³)別。プロパンは業者ごとに全く異なり、自由料金のため相場は関東450〜550円/m³、関西500〜600円/m³、北海道550〜650円/m³が目安。

家族人数別の月間使用量目安

世帯使用量都市ガス月額プロパン月額
単身5〜10m³1,750〜2,800円3,750〜7,500円
2人世帯15〜25m³3,700〜6,500円8,250〜15,000円
3〜4人世帯25〜40m³5,500〜10,000円13,000〜24,000円
5人以上40〜60m³8,200〜14,200円19,500〜36,000円

※冬季(12〜2月)は給湯量増加で使用量が1.5〜2倍に。プロパンは都市ガスの1.7〜2.5倍が一般的で、賃貸物件選びの重要指標です。

ガス機器別の消費量目安(都市ガス13A基準)

機器・用途消費量1回のコスト目安
お風呂1回(湯張り+シャワー)0.5〜0.8m³90〜145円
追い焚き1回0.1〜0.2m³18〜36円
シャワー10分0.3m³54円
ガスコンロ強火10分0.05m³9円
ガス炊飯(3合)0.04m³7円
ガス床暖房(6畳・1時間)0.2m³36円
浴室暖房乾燥(1時間)0.3m³54円
ガスファンヒーター(8畳・1時間)0.4m³72円
食器洗い(お湯5分)0.1m³18円

4人家族の30m³/月のうち、約60%が給湯(お風呂・シャワー)、20%が調理、20%が暖房・その他。給湯効率の改善(エコジョーズ・保温シート・追い焚き削減)が最大の節約ポイントです。

ガス自由化と料金プラン比較

2017年4月に都市ガスも小売全面自由化。従来の大手10社に加え、電力会社・石油会社・地方エネルギー会社が参入しています。

大手ガス会社(規制料金)

東京ガス・大阪ガス等の従来プラン。原料費調整制度で毎月単価変動、上限価格の保護あり。安定志向・高齢者・電力もガス会社経由(電気とセット割り)派に安心。

電力会社のガスプラン

東京電力・関西電力・中部電力等がガス小売参入。電気とガスのセット割で年5,000〜15,000円節約可能。請求一元化と支払い簡素化のメリット。

新ガス事業者

ニチガス・レモンガス・エルピオ都市ガス等。従量単価3〜7%割引が主流で、月2m³使う世帯なら年間3,000〜8,000円節約。ポイント還元・キャンペーンも活発。

プロパン一括見積サービス

プロパン料金比較サイト(エネピ・プロパンガス消費者協会等)で複数業者から見積取得。月2,000〜5,000円安くなる例多数。ただし賃貸は大家承諾必要、契約前に確認を。

オール電化(ガス契約解約)

エコキュート+IH+床暖房でガス基本料金1,800円/月がゼロ。ただし電気代が1.5倍になるため、光熱費総額はガス併用と大差なし。新築時に選択するのが投資回収面で有利。

プロパン→都市ガス切替(新築時)

都市ガス供給エリアなら、新築時に都市ガス配管を引き込むと年5〜10万円節約可能。ただし引込工事費20〜50万円、既築の切替はコンロ・給湯器も交換必要で費用大。

エコジョーズ・給湯温度・追い焚き節約術

エコジョーズ(潜熱回収型給湯器)の効果

従来型給湯器の排熱を再利用し、ガス使用量を約13%削減できる高効率給湯器。4人家族で年間ガス代6,000〜10,000円節約。本体価格は従来型より5〜10万円高いですが、10年使えば元が取れます。給湯器の寿命は10〜15年なので、故障時の交換タイミングで選ぶのが賢明です。

給湯温度別のガス代(4人家族月30m³基準)

給湯温度設定月ガス代年間差額(40℃基準)
35℃5,200円-4,200円
40℃(推奨)5,550円基準
45℃5,900円+4,200円
50℃6,300円+9,000円
60℃7,100円+18,600円

追い焚き削減術

追い焚き1回18〜36円。4人家族で週3回追い焚き→月400〜900円節約可能。浴槽保温シート(500〜2,000円)で追い焚き頻度を半減できます。家族で連続入浴が最も効率的で、間隔が1時間空くと追い焚き必須になります。

世帯タイプ別の実務ポイント

一人暮らし(都市ガス)

月使用量5〜10m³で1,750〜2,800円。基本料金の比重が大で節約効果は限定的。シャワー中心・湯船なし・キッチン最低限使用でも月2,000円は下がりません。冬は暖房でガスファンヒーター使うと月2〜3倍に。

子育て世帯(幼児〜小学生)

毎日の入浴・お風呂洗いで使用量多。浴槽保温シートと連続入浴で月500〜1,000円節約。乳幼児の沐浴頻度が高い時期は月40m³超え珍しくない。エコジョーズ導入は投資回収早め。

高齢者世帯

入浴頻度は低めだが、給湯温度高め設定(体温+10℃)で使用量多め。ヒートショック対策で浴室暖房必須のためガス代削れない。健康リスク優先で節約は控えめに。

賃貸プロパン世帯

都市ガス比1.7〜2.5倍のガス代で家計圧迫。大家・管理会社に業者見直し交渉可能な場合あり、月2,000〜5,000円削減例多数。「入居前に単価確認」を賃貸選びの必須項目に。

戸建てプロパン世帯

業者切替が自由。プロパン一括見積サービスで相見積取得し年間3〜8万円削減。ただし業者切替時のボンベ・メーター交換費用(無料〜3万円)と契約期間(多くは3年縛り)に注意。

オール電化・ガス併用検討中

4人家族の光熱費オール電化28〜35万円/年、ガス併用25〜32万円/年と大差なし。新築時はオール電化が投資回収早い、既存住宅からの切替は初期費用(80〜150万円)回収に15年以上。

プロパン単価交渉と業者切替

プロパンは自由料金制のため、業者ごとに単価が2〜3倍違うこともあります。以下のステップで交渉・切替を検討しましょう。

  1. 現在の単価確認:請求書の「基本料金」と「従量単価」を明確に
  2. 相場比較:石油情報センター(LPガス小売価格)の地域平均値と比較
  3. 複数業者から見積取得:一括見積サービス(エネピ等)で3〜5社比較
  4. 現業者に価格交渉:他社見積を提示して同水準への引下げ要請
  5. 業者切替:交渉不成立なら切替。ボンベ・メーター交換は新業者が無料対応が主流

賃貸物件は大家が業者を指定しているため入居者独断切替不可、大家・管理会社への相談から始めます。プロパンガス消費者協会が住宅設備費(初期無償配管)を巡る違法な高額請求問題への注意喚起を行っており、被害相談も受け付けています。

よくある間違い・注意点

  • プロパンm³単価と都市ガスm³単価を単純比較 — プロパンは熱量2.2倍高いので、実効的な差は約1.7〜2.5倍(3倍ではない)。「プロパンは3倍高い」の思い込みは誤り。
  • お風呂の追い焚きより湯を張り直すほうが安いと誤解 — 実際は追い焚きのほうが安い(湯張り0.5〜0.8m³ vs 追い焚き0.1〜0.2m³)。「新湯派」は水道代とガス代の両方で損しています。
  • 給湯器の設定温度を高くしすぎ — 50℃設定は40℃設定より年9,000円高い。入浴は40℃、キッチンは35℃が推奨。混合水栓で調整するより給湯器で低温設定のほうが省ガス。
  • プロパン業者を賃貸で勝手に切替 — 大家・管理会社の承諾なしに業者切替すると契約違反・退去時トラブルの原因に。必ず事前相談を。
  • 原料費調整額の見落とし — カタログ単価180円/m³でも、原料費調整で±10〜30円/m³変動。ロシア・ウクライナ問題後は+30円が常態化する時期もありました。
  • エコジョーズの短期回収期待 — 差額5〜10万円を年6,000〜10,000円で回収するので7〜10年必要。給湯器寿命10〜15年なので必ず元は取れますが、短期節約目的の買替は損。
  • ガス機器の互換性を無視した引越し — 都市ガス13Aとプロパン用のコンロ・給湯器は互換性なし。無理に使用すると不完全燃焼で一酸化炭素中毒の危険。引越し時は必ずガス種切替対応または機器交換を。

参考文献・公的資料

※本ツールの計算結果および料金データは概算値です。実際の請求額はお住まいの地域・契約プラン・原料費調整額・消費税率・季節要因・使用量帯別単価で変動します。正確な金額はガス会社の検針票・マイページまたは各社公式サイトの最新料金表で確認してください。プロパン業者切替・都市ガス自由化での事業者変更は、契約書と重要事項説明書を熟読し、消費生活センターや電力・ガス取引監視等委員会に事前相談を推奨します。ガス機器の交換・改造は必ず有資格の販売店・工事店に依頼してください。

よくある質問(FAQ)

都市ガスとプロパンの違いは?

都市ガス(メタン主成分)は道路下の導管供給で料金が安く規制あり、プロパン(LPG)はボンベ配送で自由料金、都市ガスの1.7〜2.5倍高いのが実情。熱量も2.2倍違うため、コンロ・給湯器の互換性がなく引越し時に注意が必要。ガス漏れ時の挙動も逆で、都市ガスは天井・プロパンは床に滞留するため警報器設置位置が異なります。

ガス自由化で本当に安くなる?

2017年4月から都市ガスも自由化。電気とガスのセット契約で年間5,000〜15,000円節約できるケースが多い。ただし月使用量2m³未満の少量世帯は大手ガスの規制料金のほうが有利な場合も。プロパンは元々自由料金で、業者切替で30%以上安くなる例あり。

給湯器の効率で本当に変わる?

エコジョーズ(潜熱回収型)は従来型よりガス使用量約13%減。給湯器の寿命は10〜15年で、買い替え時にエコジョーズ選択すれば年間ガス代6,000〜10,000円節約。差額5〜10万円は7〜10年で回収できます。故障で交換タイミングになったら迷わずエコジョーズを。

お風呂のガス代を減らすには?

①追い焚き削減(浴槽保温シート+家族連続入浴)、②給湯温度40℃固定、③シャワー時間短縮(10分→7分で25円/回節約)、④節水シャワーヘッド(30%減)、⑤湯船水量を8割に。月500〜1,500円、年6,000〜18,000円節約可能です。

プロパンの単価は本当に交渉できる?

プロパンは業者ごとに自由設定のため、相見積で月2,000〜5,000円安くなる例が多数。石油情報センターの地域相場と比較して自宅単価が高い場合、現業者に価格交渉または業者切替を検討。ただし賃貸では大家・管理会社の承諾必要、契約前に確認しましょう。

ガスと電気、給湯はどちらが安い?

4人家族の年間給湯コスト比較で、ガス(従来型)約7万円、エコジョーズ約6万円、電気温水器約12万円、エコキュート約4万円エコキュートが最安ですが初期費用60〜80万円と高額。都市ガス+エコジョーズがコスパ最良。プロパン家庭はエコキュート導入で年間8万円以上節約可能。

ガス代の急な値上がりはなぜ?

原料費調整制度で、LNG(液化天然ガス)・原油の輸入価格に連動して毎月単価変動。2022年ロシア・ウクライナ危機で+30〜50円/m³上昇、その後徐々に低下。政府の激変緩和事業(負担軽減)実施時は請求書に補助額が記載されます。

プロパンガス料金の相場はどこで確認?

石油情報センター(IEEJ)のLPガス小売価格月次調査で都道府県別平均価格を公開。自宅の単価と比較して2割以上高ければ交渉余地大。「プロパンガス料金消費者協会」等の民間サイトでも地域相場情報あり。

ガス機器の寿命は?買替時期は?

給湯器10〜15年、ガスコンロ10〜15年、ガスファンヒーター10年、床暖房ヒートポンプ15〜20年。10年超で不完全燃焼・一酸化炭素中毒リスク上昇、寿命前でも安全確保のため点検・交換を。長期使用製品安全点検制度(PSC)対象機器あり。

冬にガス代が急増するのはなぜ?

①水温低下で湯温上げるのに多くのガス必要(水5℃→40℃と水20℃→40℃では2倍差)、②入浴時間長く、③浴室・脱衣所暖房、④ガスファンヒーター使用。冬(12〜2月)は年平均の1.5〜2倍が普通で、慌てずシーズン要因と認識を。

ガスの引越し手続きは?

引越し1週間前までに、旧居管轄のガス会社に閉栓連絡(立会必要)、新居管轄で開栓連絡(立会必要)。ガス種(都市ガス13A・LNG・プロパン)が変わる場合、コンロ・給湯器の交換または改造が必要で、事前に確認と手配を。開栓時は必ず有資格者の立会が必要です。

ガス代を経費計上できるのは?

個人事業主は自宅事務所の面積按分で家事按分経費計上可(国税庁ルール準拠)。飲食店・美容室・銭湯・クリーニング店等は全額経費計上可。按分根拠(間取り図・稼働時間記録)を帳簿と一緒に保管し、税務調査対応に備えましょう。