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塩麹醤油麹発酵調味料塩分濃度

塩麹と醤油麹の仕込み配合

米麹の量と目標の塩分濃度から、塩と水または醤油の量・熟成日数・冷蔵での保存期間を算出します。

最終更新:2026-05-06/監修:計算ツールズ編集部

塩麹と醤油麹の仕込み配合ツール

塩麹は米麹の1.5倍の水を基準に、目標の塩分濃度から塩の量を逆算します。既定値では水が200×1.5=300g、塩は12%×(200+300)÷(100−12)=68.2g、仕込み総量は568gです。熟成日数は室温25℃・毎日かき混ぜる場合を7日とし、10℃下がるごとに倍になる関係で延びます。既定値では7日。保存期間は塩分濃度8%を30日の基準として1%あたり30日を加え150日としています。1回15gなら37回分、容器800mlに対する充填率は71.02%です。

塩分濃度と使い方の目安

塩分濃度特徴保存の目安
8〜9%塩味が穏やかで使いやすい冷蔵1〜2か月
10〜12%標準的な塩麹冷蔵4〜5か月
13〜15%塩辛いが日持ちする冷蔵半年以上
7%未満薄く傷みやすい冷蔵2週間程度

室温と熟成日数の関係(毎日かき混ぜる場合)

室温塩麹醤油麹
30℃約5日約4日
25℃約7日約6日
20℃約10日約8日
15℃約14日約12日

※参考計算です。材料の状態・器具・室内環境によって結果は変わるため、少量で試してから本番の分量に反映してください。

塩麹と醤油麹の仕込み配合の詳しい解説

塩麹の塩分濃度は、保存性と発酵の速さの両方を決める数字です。麹の酵素はデンプンとたんぱく質を分解して甘みとうまみを生みますが、同時に雑菌にとっても栄養になります。塩はその雑菌の増殖だけを抑え、麹菌由来の酵素は働き続けるという性質を利用しています。だから塩を減らすほど早く仕上がる代わりに、傷むまでの時間も短くなります。10〜12%はその折り合いとして経験的に定着した水準です。

判断が分かれるのは、塩分を何に対する割合で数えるかです。仕込み全体に対する割合で数える方法と、水に対する割合で数える方法があり、後者では同じ数字でも実際の塩分は低くなります。このツールは仕込み全体に対する割合で計算しています。市販品の表示と比べるときは、どちらの基準かを確認してください。

醤油麹には塩を加えません。醤油そのものが16%前後の塩分を持つため、麹と醤油の比率で塩分が決まります。麹と等量なら約8%、2倍でも約10.7%が上限で、塩麹のような12%以上にはなりません。目標を高く設定しても醤油の量には現実的な上限があるため、このツールでは麹の0.8〜2.0倍の範囲に収めています。

見落とされやすいのは水の吸収です。乾燥麹は仕込み後に水を吸って膨らみ、翌日には水面から顔を出します。露出した部分はカビの起点になるため、水を足すかかき混ぜて沈めます。生麹は乾燥麹より水分を持つため、水は1.2倍程度で足ります。かき混ぜる頻度は温度むらと酸素の供給に効き、間隔があくほど熟成は遅れます。仕上がりの判断は日数ではなく、指でつぶれる柔らかさととろみで見てください。

使う量の見当をつけておくと、仕込む量を決めやすくなります。肉や魚の下味には素材の重量の1割前後、野菜の浅漬けには5%前後が目安です。塩麹に含まれる塩分は12%前後なので、素材の1割を使えば塩分としては1.2%を加えたことになります。ほかの調味料と併用するときは、この分を差し引かないと塩辛くなります。熟成が終わったら冷蔵に移し、使うたびに清潔なスプーンで取り出してください。常温に置き続けると発酵が進み、風味が変わっていきます。

業界・現場での使い方

麹屋・味噌店の販売

購入する麹の量に対して必要な塩と水を示し、仕込み容器の大きさも案内します。

飲食店の下味づけ

肉や魚に使う量から仕込み量を逆算し、使い切れる期間内の分だけ仕込みます。

食育・発酵の講座

塩分濃度と保存期間の関係を数値で示し、減塩仕込みの限界を説明します。

家庭の作り置き

冷蔵庫に入る容器の容量から仕込める量と使える回数を確認します。

よくある間違い・注意点

  • 塩分を水に対する割合で数える — 仕込み全体に対する割合と混同すると、実際の塩分が想定より2〜3%低くなり傷みやすくなります。
  • 麹が水面から出たまま放置する — 乾燥麹は水を吸って膨らみます。露出した部分からカビが出るため、水を足すか沈めてください。
  • 醤油麹に塩を加える — 醤油に16%前後の塩分が含まれています。追加すると塩辛くなりすぎます。
  • 日数だけで完成を判断する — 室温とかき混ぜ方で進み方が変わります。指でつぶれる柔らかさととろみで判断してください。
  • 生麹と乾燥麹で同じ水量を使う — 生麹は水分を含むため、同じ水量では緩くなります。1.2倍程度に減らします。

関連する規格・公的資料

※本ツールは公的基準に基づく参考計算です。医療・法務・税務の判断は最新の告示・規格および専門家の判断に従ってください。

よくある質問(FAQ)

米麹200gで塩麹を作るには塩と水はいくつですか?

塩分12%なら水300g、塩68.2g、仕込み総量は568gです。

熟成にはどのくらいかかりますか?

室温25℃で毎日かき混ぜるなら約7日です。15℃では14日前後まで延びます。

塩分は何%にすればよいですか?

10〜12%が扱いやすい水準です。8%を下回ると冷蔵でも1か月ほどしか持ちません。

醤油麹に塩は必要ですか?

不要です。醤油に16%前後の塩分があるため、麹と醤油の比率だけで塩分が決まります。

生麹を使うときの水量は?

乾燥麹の1.5倍に対し、生麹は1.2倍程度で足ります。すでに水分を含んでいるためです。

冷蔵でどのくらい保存できますか?

塩分12%なら150日前後が目安です。塩分が低いほど短くなります。

かき混ぜを忘れるとどうなりますか?

温度と酸素のむらで熟成が遅れます。数日に一度になると1割から3割ほど日数が延びます。

表面に白いものが浮いたら使えますか?

産膜酵母であれば混ぜ込んで差し支えありませんが、色付きのカビや異臭がある場合は使わないでください。