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ペット火葬費用 計算ツール|犬・猫・うさぎ体重別と合同・個別・立会い・訪問車の相場ガイド

ペット火葬費用を、種類・体重・葬送方式(合同・個別・立会い・訪問車)で試算。犬7区分+猫+うさぎ+鳥の実勢価格、行政(市区町村)の廃棄物処理料金、動物霊園・自宅葬・共同墓の比較、環境省「一般廃棄物処理事業実態調査」を踏まえた廃棄物区分、動物取扱業の登録要件、悪質業者の見分け方まで実務ガイドとして解説します。

最終更新:2026-07-28/監修:計算ツールズ編集部

ペット火葬費用 計算機

葬送方式の詳細

方式費用目安遺骨返却家族立会い特徴
合同火葬5,000-30,000円不可(共同墓)なし複数のペットを同時火葬。最安。遺骨は動物霊園の合祀墓に埋葬。
個別火葬(返骨なし)10,000-30,000円不可なし一頭ずつ火葬するが返骨せず霊園で供養。合同と個別の中間。
個別火葬(返骨あり)13,000-50,000円なし一頭ずつ火葬し骨壺で遺骨返却。業者が拾骨。
立会い火葬15,000-70,000円あり家族が火葬に立ち会い、拾骨も家族が実施。人の火葬同様の丁寧な葬送。
訪問火葬車18,000-70,000円可(プラン選択)あり自宅前で移動火葬車が火葬。遺体運搬なし。都市部で急増中。
行政(市町村)0-5,000円不可なし一般廃棄物として処理。骨は戻らない。最安だが供養感は低い。

合同・個別の中間形態

近年増えているのが「一任個別火葬」。一頭ずつ火葬しますが、拾骨・遺骨返却は業者に一任するプラン。立会い火葬より1-2万円安く、返骨対応の中では最も選ばれています。

種類・体重別 価格早見表

全国のペット葬儀社の実勢価格をまとめました。地域・業者により2-3割の差が生じるため、複数見積もり推奨です。

種類・体重合同個別(一任)個別(返骨)立会い訪問火葬車
鳥(〜1kg)5,0008,00010,00015,00018,000
ハムスター・小動物(〜1kg)5,0008,00013,00018,00020,000
うさぎ・モルモット(〜3kg)5,00010,00015,00018,00020,000
猫(〜5kg)8,00013,00018,00025,00025,000
小型犬(〜5kg)8,00013,00018,00025,00025,000
中型犬(5-15kg)13,00018,00025,00035,00035,000
大型犬(15-30kg)20,00025,00035,00050,00050,000
超大型犬(30kg〜)30,00035,00050,00070,00070,000

金額は基本料金のみで、骨壺・骨袋・霊園使用料は別途。訪問火葬車は出張費(3,000-8,000円/回)が別途加算されるケースが多いです。

オプション費用と選び方

骨壺・収骨袋(3,000-30,000円)

陶器製の骨壺は3,000-15,000円、木製・七宝焼き・大理石は10,000-30,000円。ペット用の小型サイズが標準(人用の1/3-1/2)。分骨用のミニ骨壺(3,000-5,000円)で家族分けする選択も。

火葬前セレモニー(3,000-15,000円)

読経・献花・お別れの時間を含むプラン。宗教・宗派に応じた読経、無宗教式の音楽演奏対応も。立会い火葬に含まれる場合と別料金の場合があります。

納骨堂・霊園(10,000-100,000円)

合祀墓(共同墓)は10,000-30,000円で永代供養。個別墓は50,000-300,000円+年間管理費3,000-10,000円。屋内納骨堂は年間5,000-20,000円で室内管理。都市部の動物霊園は満杯傾向です。

手元供養品(3,000-50,000円)

ペンダント・キーホルダー型のミニ骨壺、遺骨から作るダイヤモンド(Memory Diamond、5-30万円)、粉骨(3,000-10,000円)等。近年ではペット遺骨から作るセラミックアート・イラスト額装も人気。

散骨(10,000-50,000円)

海洋散骨・山林散骨(許可された私有地)が選択可能。海洋散骨は業者委託が10,000-30,000円、個人散骨(同乗)は30,000-50,000円。自然に還す選択として近年増加中です。

粉骨サービス(3,000-15,000円)

遺骨を粉末化するサービス。手元供養品への加工や、庭・鉢植えへの散骨用。ペット霊園や火葬業者が併営することが多い。人骨と異なり、ペット遺骨の粉骨・散骨に法的規制は基本的にありません。

行政(市区町村)の対応

ペットの死体は法律上、一般廃棄物として市区町村の廃棄物処理施設で処理されます(環境省「一般廃棄物処理事業実態調査」参照)。ただし各自治体で対応が異なり、供養感を求める場合は民間業者を選ぶのが一般的です。

行政処理の主な形態

形態費用特徴
清掃工場での合同焼却0-3,000円ゴミ焼却炉で処理。骨は残らない。飼い主の立会いなし。
行政動物霊園3,000-5,000円専用炉で合同火葬。合祀墓に埋葬。政令市に多い。
指定業者委託5,000-15,000円市が指定する民間業者へ委託。個別火葬・返骨対応可能な場合も。

自治体別の代表例

東京23区:清掃事務所で3,000円前後で合同焼却。返骨なし。横浜市:戸塚斎場・南部斎場で3,300円で合同火葬、合祀墓埋葬。大阪市:ペット霊園業者への委託が中心で、市の直接対応はなし。名古屋市:八事斎場でペット火葬対応、5,000円前後で個別火葬(返骨あり)。

動物霊園・自宅葬・訪問車の選び方

動物霊園(固定施設)

自社所有の火葬炉と霊園を持つ業者。設備が新しい・炉数が多い・立会い可能な点が強み。ペット用の斎場・待合室を備える大手霊園(東京都市部で20施設超)。費用は中程度、供養感は最高。

訪問火葬車

移動火葬車が自宅に来る形式。遺体運搬不要・自宅前で最期の別れができる利便性で近年急増。ただし車両の煙突が短く「不完全火葬」のリスクや、近隣への配慮も必要。事業者選定は慎重に。

自宅葬(庭への埋葬)

自宅の敷地内であれば法的には可能(他人の土地・公園・河川敷は不可)。深さ80cm以上を掘り、生石灰で消毒処理。小型のみ現実的で、中型犬以上は臭気・野生動物侵入のリスクあり。マンション・借家では不可。

行政対応

予算重視、供養感より処理を優先する場合の選択肢。費用0-5,000円で最安だが、返骨なし・立会いなし・お別れ時間なし。ペットが小動物で、動物取扱業者への抵抗がある場合の実用解。

寺院葬(ペット供養寺)

ペット供養に対応する寺院での葬送。読経・お別れ会・納骨まで一連の仏教式葬送。費用30,000-100,000円と高めだが、宗教的な供養感を重視する家族に選ばれる。

ペット霊園(民営)

大手霊園会社の運営する広域施設。個別墓・共同墓・納骨堂の3形態を選択可能。年間管理費(3,000-10,000円)が発生。都市部の需要増で満杯傾向、事前予約が推奨されます。

悪質業者の見分け方

ペット葬儀業界は法規制が緩く、動物取扱業(第一種動物取扱業)の登録も葬儀に関しては明確な資格ではありません。国民生活センターにも「見積もりと違う高額請求」「杜撰な火葬」等の相談が寄せられており、業者選定には注意が必要です。

信頼できる業者の特徴

  • 固定の火葬設備を持ち、住所・施設写真を公開している
  • 料金体系がペット重量別に明記されており、電話見積もりと現地見積もりが一致
  • 火葬後の拾骨・骨壺まで料金に含む明朗会計
  • 領収書を発行する(税務署への必要経費計上目的でも重要)
  • 訪問車業者は車検・排気ガス基準を明示、消防関係の設備を装備

要注意な業者の兆候

  • 「本日限り」「今なら特別料金」等の即決を迫る営業
  • 訪問先で追加料金を請求(骨壺・出張費・オプション名目)
  • 会社所在地・代表者名を公開していない
  • 合同・個別の区別が曖昧、返骨が不確実
  • ネット上に多数の悪評レビューが存在

選定にあたっては、事前に2-3社から見積もりを取り、口コミ(Googleビジネスプロフィール・専門サイト)を確認するのが実務セオリー。愛玩動物飼養管理士等の資格保有スタッフがいる業者はさらに信頼度が高いです。

ペットロスへの向き合い方

ペットの死は家族の死と同等の悲嘆をもたらすことがあります。厚生労働省の指針・日本獣医師会の啓発資料でも、ペットロスは正常な悲嘆反応として認識されるようになりました。以下のプロセスを踏むことが心のケアにつながります。

悲嘆のプロセス(一般論)

  1. 否認・ショック:死の受け入れができない段階。数日〜1週間
  2. 怒り・自責:「もっとできることがあったのでは」と自身を責める段階
  3. 取引・後悔:「もし〜だったら」の思考が続く段階
  4. 抑うつ:喪失の深い悲しみ、生活への影響。数週間〜数ヶ月
  5. 受容:亡くしたことを受け入れ、思い出とともに前に進む段階

ケアの実務ポイント

火葬・葬送の儀式は悲嘆プロセスに区切りを付ける効果があり、供養感の高い葬送を選ぶことがペットロスの緩和につながるとされます。深刻な抑うつが続く場合は、日本臨床心理士会・全国の精神保健福祉センター等でカウンセリング相談が可能。ペットロス専門のカウンセラーも増えており、日本ペットロス協会等の関連団体を活用できます。

よくある間違い・落とし穴

  • 電話見積もりと現地請求の乖離 — 電話で「5,000円から」と言われて訪問車を呼んだら、骨壺・出張費・オプション追加で3万円になったという事例が多発。事前に総額を書面で確認し、現地追加を認めない旨を伝えるのが基本。
  • 合同火葬なのに返骨を期待 — 合同火葬は複数のペットを同時に火葬するため、返骨は物理的に不可能。返骨を希望する場合は必ず個別火葬を選び、費用が2-3倍になることを認識してください。
  • 自宅埋葬の法的リスク — 自宅敷地内は法的に可能ですが、賃貸・マンション・共有地では禁止。他人の土地・公園・河川敷は不法投棄となり廃棄物処理法違反です。動物死体は本来一般廃棄物として市町村処理が原則。
  • 訪問火葬車の設備不足 — 車両の煙突が短い・冷却装置がない・排気ガス処理が不十分な業者では、不完全火葬や近隣の煙・臭気被害が発生。事業者選定時に車両写真・設備仕様を確認してください。
  • 骨壺サイズと納骨堂の不適合 — 大型犬の骨壺は6-8寸(人骨壺と同等)で、ペット用小型納骨堂に入らない場合が。事前に納骨予定施設のサイズ規定を確認してください。
  • ペット保険の火葬費用給付を確認せず自己負担 — 一部のペット保険には葬儀費用給付特約(1-3万円)が付いています。契約中の保険会社に給付条件を確認してから支払いを進めてください。

参考文献・公的資料

※本ページの費用目安は、全国のペット葬儀業者・動物霊園の公表価格および業界平均に基づく概算値です。実際の費用は地域・業者・オプション選択で大きく変動するため、必ず複数社の見積もりを比較してご検討ください。ペット葬儀業は動物愛護管理法の第一種動物取扱業(保管・訓練の類型)に該当する場合がありますが、火葬事業そのものに明確な業法規制はありません。悪質業者による高額請求・不完全火葬などの消費者トラブルが発生しています。契約前に施設・車両・料金体系を確認し、書面での見積もりを取得することを強く推奨します。

よくある質問(FAQ)

ペット火葬の費用相場は?

小動物(うさぎ・鳥)で5,000-20,000円、猫・小型犬で8,000-25,000円、中型犬で13,000-35,000円、大型犬で20,000-50,000円が全国目安。合同火葬は最安、立会い火葬は最高で、方式差は同じ体重で2-3倍。訪問車は立会いと同程度の費用感です。

火葬までペットの遺体をどう保管する?

遺体はできるだけ早く冷やすのが基本。保冷剤・アイスノンをタオルで包み、腹部・首元に当てます。夏場は24時間以内、冬場でも48-72時間以内に葬送を。全身をタオル・ペットシーツで包み、段ボール・ペット用棺で安置するのが一般的です。

行政に依頼するのは失礼?

行政の合同焼却は一般廃棄物処理の一形態のため、供養感は低いのが実情。ただし小動物(ハムスター・鳥)や、経済的事情でペット葬儀業者が難しい場合の実用解として利用されています。失礼ではなく個人の選択で、行政動物霊園(政令市に多い)なら合祀墓での供養もあります。

自宅の庭に埋めるのは合法?

自宅敷地内であれば法的に可能ですが、賃貸・マンション・共有地では不可。他人の土地・公園・河川敷への埋葬は不法投棄となり廃棄物処理法違反です。小動物で深さ80cm以上、生石灰で消毒処理するのが最低条件。中型犬以上は臭気・野生動物侵入リスクがあり非推奨です。

返骨と合祀、どちらを選ぶべき?

返骨は自宅で手元供養したい家族、合祀は「自然に還したい」「霊園で永代供養したい」家族に向いています。返骨後は骨壺の保管場所を決めておく必要があり、将来的に納骨する場所も検討を。合祀は返骨できないため、火葬後の写真撮影・お別れの時間を大切に。

ペット霊園の年間管理費はいくら?

個別墓は年間3,000-10,000円、共同墓(合祀墓)は永代管理料に含まれる一括払いが多い。屋内納骨堂は5,000-20,000円/年が標準。10-20年の総額で考えると、共同墓の方が総費用が安くなるケースがほとんどです。

訪問火葬車は本当に安全?

設備が整った車両であれば安全ですが、業者間の品質差が大きい業界です。煙突の長さ・排気ガス処理装置・冷却装置を確認し、車両写真・設備仕様を明示している業者を選んでください。国民生活センターにも「近隣への煙害」「不完全火葬」の相談が寄せられており、集合住宅では特に注意を。

ペットの遺骨をアクセサリーに加工できる?

可能です。メモリアルジュエリー・遺骨ダイヤモンド(5-30万円)、ペンダント型のミニ骨壺(3,000-15,000円)、粉骨してのアクセサリー封入(10,000-50,000円)などのサービスがあります。人骨と異なりペット遺骨には法的規制が基本的にないため、選択肢が広いのが特徴です。

ペット保険で火葬費用は給付される?

基本の医療補償ではカバーされませんが、葬儀費用給付特約が付帯するプランがあります(1-3万円程度)。アニコム損保・アイペット損保・SBIプリズム少額短期保険等が対応しています。契約中の保険会社に給付条件・請求手順を確認してください。

大型犬の火葬に必要な時間は?

小型犬・猫で30-45分、中型犬で45-60分、大型犬で60-90分、超大型犬で90-120分が目安。立会い火葬の場合、拾骨・お別れの時間を含めて2-3時間かかります。訪問火葬車は現地滞在時間が2-4時間となるため、近隣への配慮も必要です。

複数のペットを一緒に葬送できる?

可能ですが、料金は合算されない場合が多い(それぞれ1体分)。夫婦犬・親子猫の同時葬送では「セット割引」を用意する業者もあります。骨壺は一つにまとめることも、別々にすることも可能です。

供養のタイミングは?

宗教・地域慣習によりますが、仏教式では四十九日・一周忌・三回忌が節目。ペットは宗教的な制約が緩いため、家族の気持ちに合わせて自由に。動物霊園では毎月の合同供養祭を開催する施設も多く、無償で参加できます。