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ゴミ処理費

ゴミ処理費のうち、家庭ごみの指定袋にかかる費用を月額・年額で試算します。

最終更新:2026-05-06/監修:計算ツールズ編集部

ゴミ処理費ツール

計算式と前提

月額 = 指定袋1枚の価格 × 月に使う枚数(無料収集の自治体は0円)

年額 = 月額 × 12

家庭ごみの収集は市区町村の一般廃棄物処理事業です。有料指定袋制の自治体では、指定袋を買う金額がそのまま処理手数料になります。既定値の「有料指定袋制・1枚80円・月10枚」なら月額800円、年額9,600円で、袋の価格と枚数を変えればそのまま金額が動きます。費用を税で賄っている自治体を選んだ場合は、袋代としての処理費がかからないので月額は0円です。既定値を有料指定袋制にしているのは、こちらが多数派だからです。環境省の令和7年度一般廃棄物処理事業実態調査結果(令和6年度実績)では、全国1,741市区町村のうち1,172団体(約67%)が家庭ごみ(粗大ごみを除く)の有料化を実施しています(一部有料化を含む)。東京23区・横浜市・名古屋市・大阪市は実施していない側です。粗大ごみの手数料や家電のリサイクル料金はこの計算に含みません。

月額の早見表(有料指定袋制)

1枚あたりの価格月8枚月10枚月12枚月16枚
40円320円400円480円640円
60円480円600円720円960円
80円640円800円960円1,280円
100円800円1,000円1,200円1,600円

世帯人数ごとの枚数の目安(1枚80円で計算)

世帯人数月に使う枚数月額年額
1人6枚480円5,760円
2人8枚640円7,680円
3人10枚800円9,600円
4人13枚1,040円12,480円

ゴミ処理費の詳しい解説

同じ日本国内なのに、家庭ごみが無料の地域と1枚100円の袋を買う地域があるのは、費用を誰から回収するかという設計の違いです。収集と焼却にかかる費用そのものは自治体の規模にかかわらず発生します。それを住民税などの一般財源から出すのが無料収集、袋の価格という形で出した量に応じて求めるのが有料指定袋制です。有料化に踏み切る自治体は、焼却施設の更新や最終処分場の残余年数といった事情を抱えていることが多く、減量の動機づけも狙いに入っています。

有料の地域で月額を決めているのは、袋の単価ではなく枚数です。単価は自治体が条例で定めるので変えられませんが、枚数は分別と水切りで動きます。生ごみは重さの7割から8割が水分で、袋に入れる前に一手間かけるだけで容積と臭いが減ります。プラスチック製容器包装や紙、缶・びん・ペットボトルを資源として別に出せる地域では、燃やすごみの袋に入るものが半分近くまで減ることもあります。まず1か月、実際に何枚出したかを数えることが出発点です。

判断が分かれるのは袋のサイズの選び方です。1リットルあたりの単価は大きい袋のほうが安く設定されていることが多いので、45リットルの袋を使い切れる世帯なら大きいほうが得です。一方で単身世帯が大袋を使うと、収集日までためる間に臭いが出たり、詰めきれずに余白のまま出したりして、実質の単価は跳ね上がります。何日ためられるかという生活の制約と、リットル単価を並べて考えてください。

見落としやすいのは、袋代の外側にある費用です。粗大ごみは大きさや品目ごとの手数料が別にかかり、家電4品目とパソコンは家電リサイクル法などの枠組みでリサイクル料金と収集運搬料が必要です。事業から出たごみは家庭用の指定袋では出せず、許可業者との契約になります。集合住宅では清掃費が管理費に含まれていることがあり、袋代と二重に払っている感覚になる場合もあります。転居のときは、前の自治体の袋が使えず買い置きが無駄になる点も見落とされがちです。

条件によって負担は変わります。同じ有料でも、乳幼児のおむつや在宅医療で出る廃棄物、多子世帯や高齢者世帯に対して、指定袋の無料交付や減免を設けている自治体があります。生ごみ処理機やコンポスト容器の購入に補助を出す地域もあり、袋の枚数が減れば数年で費用を回収できることもあります。制度の名称も対象も自治体ごとに違うので、正確な金額はお住まいの市区町村の案内で確認してください。

よくある間違い・注意点

  • 袋の単価だけで比べる — 負担を決めるのは単価ではなく枚数です。1枚40円の地域で月20枚使えば、1枚80円で月8枚の地域より高くつきます。
  • 大きい袋のほうが常に得だと考える — リットル単価は大袋が有利ですが、詰めきれずに出すと実質単価は上がります。ためられる日数と合わせて選んでください。
  • 粗大ごみやリサイクル料を袋代に含める — 粗大ごみの手数料、家電4品目のリサイクル料金と収集運搬料はこの計算に入りません。別に見積もってください。
  • 事業ごみを家庭用の袋で出す — 店舗や事務所から出たごみは一般廃棄物でも事業系の扱いで、許可業者との契約が必要です。
  • 減免制度を確認しない — おむつや在宅医療の廃棄物、多子世帯向けに指定袋を無料交付している自治体があります。申請が要る場合がほとんどです。

参考資料

※袋の価格・減免制度・粗大ごみの手数料は市区町村ごとに異なります。正確な金額はお住まいの自治体の案内でご確認ください。

よくある質問(FAQ)

自分の自治体が有料かどうかはどこで分かりますか?

市区町村の清掃・環境担当課の案内に、家庭ごみの出し方と指定袋の価格が掲載されています。指定袋を購入する必要があるかどうかが判断の目安です。

指定袋1枚はいくらくらいですか?

有料化している自治体では、45リットル相当で1枚あたり数十円から100円程度の設定が多く見られます。容量が小さい袋ほど1枚の価格は下がります。

粗大ごみの費用は含まれますか?

含まれません。粗大ごみは品目ごとに手数料が決まっていて、処理券を購入して貼るのが一般的です。

家電を捨てるときの費用は別ですか?

エアコン・テレビ・冷蔵庫や冷凍庫・洗濯機や衣類乾燥機は家電リサイクル法の対象で、リサイクル料金と収集運搬料が別にかかります。

袋の枚数を減らすには何が効きますか?

生ごみの水切りと、プラスチック製容器包装や紙資源の分別が効きます。生ごみは重さの多くが水分なので、絞るだけで容積が目に見えて減ります。

無料収集の自治体でも費用はかかっていますか?

収集と焼却の費用そのものは発生していて、住民税などの一般財源から支払われています。窓口で袋代を払っていないだけです。

引っ越したら前の自治体の袋は使えますか?

指定袋は自治体ごとに異なるため、原則として使えません。転居が決まったら買い置きを控えるほうが無駄が出ません。