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Azure料金 計算ツール|VM・Blob Storage・Azure SQL・Functionsの月額試算と2026年価格

Microsoft Azure主要サービスの月額料金を即時試算。Virtual Machine(B/Dシリーズ)Blob Storage(Hot層)Azure SQL Database(DTU)外部転送Azure Functions従量課金の東日本リージョン標準単価を反映。予約インスタンス割引、Azure Hybrid Use Benefit、Dev-Test サブスクリプション、SLA、コスト最適化の実務ポイントを解説し、Microsoft公式Pricing Calculator/Learnドキュメントへの発リンクも掲載しています。

最終更新:2026-08-05/監修:計算ツールズ編集部

Azure料金 計算機

計算式と単価の内訳

基本式

月額 = VM単価×稼働時間 + Blob GB×0.0184USD + SQL(円/150) + 外部転送(超過分×0.087USD) + Functions(超過実行×0.0000002USD)

Azureの料金はUSD建て(米ドル)で公開されており、日本円請求はMicrosoftの月次為替レートに基づき変換されます。本ツールは概算のため1USD=150円で換算していますが、実際の請求はAzure Pricing Calculatorと月次レートを参照してください。

単価の出典

本ツールに実装した単価は東日本リージョン(Japan East)の標準従量課金価格(2026年8月時点)を基準としています。VM単価はB1s: $0.0146/h、B2s: $0.0292/h、D2s_v3: $0.0834/h、D4s_v3: $0.166/h。Blob Storage(Hot層LRS): $0.0184/GB、外部転送は100GB無料枠を超えた分について$0.087/GB、Functions従量課金は月100万回の無料実行を超えた分について$0.0000002/実行。Azure SQL Database DTU S3(100 DTU): 約20,000円/月換算。

ネットワーク下り(egress)の課金

Azureは受信(ingress)は無料、送信(egress・下り転送)のみ課金対象です。同一リージョン内は無料、リージョン間は$0.02/GB、インターネットへの外部転送は最初の100GB無料、以降$0.087/GB(2026年時点、大量帯域では単価が下がる従量減額制)。CDN連携時はAzure Front Door/CDNの料金体系が別途適用されます。

VM(Virtual Machines)の価格

Azure VMはシリーズ(Series)ごとに用途とCPU/メモリ比が異なり、料金差も大きくなります。用途に合わないシリーズを選ぶと過剰課金になるため、事前設計が重要です。

主要シリーズと単価(東日本・Linux従量課金)

シリーズSKU例vCPU/メモリ単価(USD/h)月額目安(730h)用途
Bシリーズ(バースト)B1s1/1GB$0.0146約$10.7開発・軽量Web
BシリーズB2s2/4GB$0.0292約$21.3WordPress・小規模Web
BシリーズB4ms4/16GB$0.166約$121中規模Web・APIサーバ
Dシリーズv3(汎用)D2s_v32/8GB$0.0834約$60.9本番Web・アプリ
Dシリーズv3D4s_v34/16GB$0.166約$121本番Web・中規模DB
Dシリーズv3D8s_v38/32GB$0.334約$244本番アプリ・分析
Eシリーズ(メモリ最適)E2s_v32/16GB$0.109約$79.6DB・SAP HANA
Fシリーズ(演算最適)F2s_v22/4GB$0.0844約$61.6バッチ・エンコード

Windows Server VMは追加ライセンス費が発生

WindowsのVMを従量課金で使う場合、Linuxに比べて約$0.096/コア/h相当のOSライセンス費が上乗せされます。オンプレのSoftware Assurance付きWindowsライセンスを保有している場合は、Azure Hybrid Benefit(AHB)を適用することでライセンス費が免除され最大49%のコスト削減が可能。

Blob Storageと階層

Blob Storageはアクセス頻度に応じた階層を持ち、階層選択で費用が大きく変わります。

階層ストレージ($/GB/月)読取り単価用途
Premium$0.15低レイテンシ・トランザクション頻繁
Hot$0.0184本番Web資産・アクティブ
Cool$0.0130日以上アクセスなし・バックアップ
Cold$0.003690日以上・災害対策
Archive$0.00099非常に高(数時間の解凍)年1回未満・法定保存

冗長性(LRS/ZRS/GRS/RA-GRS)でさらに単価が変わります。LRSはリージョン内3重複製、GRSは別リージョンへも複製、RA-GRSは別リージョンからの読取も可能。金融・医療分野の法定保存要件がある場合はGRS/RA-GRSを選択します。

Azure SQL DatabaseのDTU/vCore

Azure SQL DatabaseにはDTUベースvCoreベースの2種類の課金体系があります。

DTUベース(小規模向け)

ティアDTUストレージ月額目安
Basic52GB約750円
Standard S010250GB約2,300円
Standard S120250GB約4,500円
Standard S250250GB約11,000円
Standard S3100250GB約20,000円
Premium P1125500GB約72,000円

vCoreベース(中〜大規模)

General Purpose・Business Critical・Hyperscaleの3ティアと、コンピューティング世代(Gen5/Gen8等)、Compute予約時間で料金が決まります。Hyperscaleは最大100TBまで拡張可能でOLAP用途に適しています。オンプレSQL Serverのライセンスを持つ場合はAzure Hybrid Benefitで最大55%割引。

Azure Functionsの従量課金

Azure Functionsは実行回数と実行時間(GB秒)で課金されます。従量課金プラン(Consumption Plan)は無料枠が広く、小規模用途では実質無料。

プラン無料枠単価用途
Consumption100万回実行/月、40万GB秒/月$0.20/百万実行 + $0.000016/GB秒Webhook・軽量イベント
Premium(EP1〜3)なし(常時起動)約$0.173-$0.692/hコールドスタート回避・VNET連携
App Service PlanApp Serviceの単価Basic B1: $0.075/h〜既存Web Appと同一Plan

予約割引・Hybrid Use・Dev-Test

Azureにはコストを大幅に下げる3つの割引制度があります。

Reserved Instances(予約インスタンス)

1年または3年の使用をコミットすることで、VMやSQL Databaseで最大72%割引。3年予約D2s_v3の場合、従量課金$60/月→予約$18/月まで下がります。使用途中でも部分的な払戻・変更が可能で、リージョン間の変更もサポート。本番の常時稼働ワークロードには必ず適用すべきです。

Azure Hybrid Benefit(AHB)

オンプレSoftware Assurance付きWindows ServerやSQL Serverライセンスを保有している場合、AzureのVMやAzure SQLに適用してライセンス費を免除できます。Windows Server: 最大40%割引、SQL Server: 最大55%割引。CALやコア数の要件確認が必要。

Dev-Test サブスクリプション

Visual Studio サブスクリプション保有者向け。開発・テスト目的の非本番環境で、Windows VMライセンス費が免除され、割引価格が適用。SLAは適用外のため本番では使用不可。

Savings Plan for ComputeとスポットVM

Azure Savings Plan for Computeは、VMサイズやリージョンを固定せず「1時間あたりのコミット金額」で契約する仕組みです(1年・3年)。負荷が変動する、あるいは複数リージョン・複数サイズをまたぐ構成では、RIより柔軟に割引を受けられます。安定稼働の本番はRI、変動が大きいならSavings Planが定石です。スポットVMは余剰キャパシティを最大90%引きで使える一方、需要が逼迫すると中断されます。バッチ処理・CI・機械学習の学習ジョブなど、中断しても再実行できる用途に向いています。

SLAとリージョン選定

AzureのSLA(サービス品質保証)はサービスと構成で異なります。SLAを下回った場合、月額の一部が返金クレジットとして提供されます。

サービス構成SLA年間ダウンタイム目安
単一VM(Premium SSD)99.9%約8.76時間
可用性ゾーン配置VM(2台以上)99.99%約52.6分
可用性セットVM(2台以上)99.95%約4.38時間
Blob Storage(LRS Hot)99.9%(読取)/99.9%(書込)約8.76時間
Azure SQL Database(General Purpose)99.99%約52.6分
Azure SQL Database(Business Critical・Zone Redundant)99.995%約26.3分

東日本(Japan East)と西日本(Japan West)を組み合わせたペアリージョン構成を推奨。BCP(事業継続計画)要件がある金融・医療業種では、GRSやAzure Site Recoveryを検討します。

代表的な使用シーン

WordPress小規模Web

B2s VM($21/月) + Blob 20GB($0.37) + MySQL Flexible($15) 程度で月額$40前後。中小企業のコーポレートサイト、ブログ、LP用途に最適。CDNを併用すればほぼゼロ運用でスケール可能。

SaaSのバックエンドAPI

D4s_v3 x2台(冗長化) + Azure SQL S3 + Application Gateway + Application Insights構成で月額$400〜$600。可用性ゾーン配置で99.99% SLA。予約割引を1年適用すれば月$250前後まで削減。

データ分析基盤

Data Lake Storage Gen2 + Synapse Analytics + Power BIで月額$1,000〜。データ量ペタバイト級ではHyperscale/Fabric構成も検討。Reserved Capacityで最大65%割引。

Windows AD統合エンタープライズ

Azure AD(Entra ID) + Windows VM + Azure Files + Intuneでの端末管理連携。M365 E3/E5ライセンスとバンドル運用が定石。Hybrid Benefit適用で1コアあたり最大40%削減。

IoT・エッジ連携

IoT Hub + Stream Analytics + Azure Digital Twins + Time Series Insightsで数十万台デバイスの管理。SIMメッセージ従量+VM実行時間中心の課金構造で、初期投資が小さい。

災害対策(DR)構成

本番:東日本、DR:西日本。Azure Site Recoveryで仮想マシン単位のレプリケーション、GRS Storageでバックアップの遠隔保管。RPO/RTOに応じてCoolまたはArchive層でコスト最適化。

AWS/GCP/Azure 料金比較(東京・東日本リージョン)

カテゴリAWSGCPAzure
汎用2vCPU/8GB VMm6i.large $0.1184/he2-standard-2 $0.067/hD2s v5 $0.096/h
マネージドDB(小)db.t3.medium $0.164/hdb-n1-standard-1 $49.91/月SQL S2 $75/月
オブジェクト標準S3 $0.025/GBGCS Standard $0.023/GBBlob Hot $0.0184/GB
アーカイブDeep Archive $0.00099/GBArchive $0.0025/GBArchive $0.00099/GB
KubernetesEKS $0.10/h/clusterGKE $0.10/h/clusterAKS 無料(コントロールプレーン)
関数リクエストLambda $0.20/100万Functions $0.40/100万Functions $0.20/100万
データ転送out$0.114/GB$0.12/GB$0.087/GB
1年予約割引〜40%(RI)〜30%(CUD)〜40%(RI)
3年予約割引〜72%〜50%〜65%(+ハイブリッド)

単価はいずれも公式価格ページの参考値で、為替・キャンペーン・リージョンによって変動します。比較の際は「VM単価だけ」ではなく、データ転送・マネージドサービス・予約割引までを含めた総額で評価してください。

$200クレジットと無料枠の使い方

新規アカウントには$200クレジット(30日間)が付与され、あわせて12ヶ月間の無料枠(B1s VM 750時間/月、Blob Storage 5GB LRSなど)が使えます。さらにApp Service Free F1、Azure Functions 100万リクエスト/月、Azure DevOps 5ユーザーなど、期限のない永久無料サービスも用意されています。学習用途や小規模なプロトタイプであれば、無料枠だけで完結させることも可能です。

ただし無料枠を超えた分は自動的に従量課金へ移行するため、検証環境でも予算アラートを設定しておくと安全です。

よくある間違い・注意点

  • 停止したVMも課金され続けると誤解 — Azureの「停止(割り当て解除)」ではコンピューティング課金は停止します。ただし「シャットダウン」(OS内のシャットダウン)ではAzureからは実行中と見なされ課金継続。ポータルまたはCLIで「停止(割り当て解除)」を明示的に実行してください。
  • Blob 階層の変更時のリハイドレーション費用 — Archive→Hot に変更する場合、データ読取り費用と数時間の解凍待機が必要。頻繁な階層変更は逆にコスト増になります。ライフサイクル管理ポリシーで自動化する際は移行タイミングを慎重に設計してください。
  • 下り転送(egress)を過小評価 — 動画配信やAPIレスポンスで転送量が急増し、月末に想定外の請求が発生するケース多数。CDN(Azure Front Door)経由に切り替えるとキャッシュヒットで大幅削減できます。
  • SLAは自動返金ではない — SLA未達時のクレジット返金は、ユーザーからのサポートリクエスト提出が必要です。監視ログや稼働証跡を保存し、Microsoft Learnの手順に従って請求してください。
  • DTUとvCoreの混同 — DTUは複合指標(CPU/IO/メモリ)で分かりにくく、負荷特性の予測が難しい。本番大規模ではvCoreモデルに切り替えた方がスケール予測が明確で、リザーブド割引も適用しやすい。
  • Windows従量課金のまま長期運用 — オンプレSoftware Assurance権利があるならHybrid Benefit申請しない手はない。年間数百万円レベルの削減事例あり。
  • リージョン選定でネットワーク遅延を軽視 — 日本国内ユーザー向けなのに米国リージョンで稼働させるとレイテンシ増だけでなくegress費用も増える。東日本を第一候補にすべき。

関連する規格・法令(セキュリティ・データ保護)

  • ISO/IEC 27017:2015 ― クラウドサービスの情報セキュリティ管理に関する国際規格。Azureは第三者監査に合格。
  • ISO/IEC 27018:2019 ― パブリッククラウド上の個人情報保護に関する規格。
  • 個人情報保護法(APPI) ― 日本のクラウド利用時の第三者提供・越境移転規制。本社所在国とデータリージョンの一致を推奨。
  • 金融庁「FISC安全対策基準」 ― 銀行等金融機関でのクラウド利用時の指針。AzureはFISC対応。
  • 厚労省「医療情報システムの安全管理ガイドライン第6.0版」 ― 3省2ガイドライン適合クラウドの要件。Azureは対応レポートを公開。
  • ISMAP(政府情報システムのためのセキュリティ評価制度) ― 日本政府調達のクラウド要件。Azureは登録済。
  • SOC 1/2/3(米国AICPA) ― 財務・セキュリティに関する内部統制監査。Azureは全てのレポート取得。

セキュリティ機能にかかる費用の目安

規制業種(金融・医療・官公庁)では、認証の有無だけでなくセキュリティ機能の費用もTCOに含める必要があります。Microsoft Defender for Cloudは保護対象リソースあたり月$15前後から、Microsoft Sentinel(SIEM/SOAR)はログ取り込み量に応じた課金、Azure Key VaultはHSM鍵で月$5/鍵+操作回数課金が目安です。Intel SGX・AMD SEVを使うConfidential Computing対応VMは通常VMより単価が高くなります。要件次第で月数万円から数百万円まで幅が出るため、設計段階で見積もりに織り込んでください。

参考文献・公的資料

Azureの最新料金や仕様はMicrosoft公式が唯一の一次情報源です。以下の公的資料・公式ドキュメントを参照してください。

※本ページの試算結果はAzure東日本リージョンの2026年8月時点の従量課金標準単価に基づく概算値です。実際の請求額は月次為替レート、Microsoft Customer Agreement、EA(エンタープライズ契約)、CSP経由の割引、Reserved Instances、Hybrid Benefit、Enterprise Discount等により変動します。正確な見積もりはAzure Pricing Calculatorと担当営業/CSPパートナーにご確認ください。

よくある質問(FAQ)

Azure料金の日本円請求はどう決まる?

Azureの単価はUSD建てで、Microsoft指定の月次為替レートで日本円に変換されて請求されます。急激な円安時には請求額が跳ね上がることがあり、予算管理では為替感応度を織り込む必要があります。EA契約では通貨固定オプションもあります。

予約インスタンス(RI)は途中でキャンセルできる?

Reserved Instancesは1年/3年でコミットしますが、Microsoftのポリシーに基づき部分的な払戻(現在は年間$50,000相当まで)や、リージョン・SKU変更、他のRI転換が可能です。使用中のVMがコミット期間を超えて稼働する見込みなら積極的に活用すべきです。

Bシリーズのバースト機能とは?

Bシリーズは通常時のCPU使用率を制限する代わりに単価を抑え、必要時に「バーストクレジット」を消費して短時間フル速度で稼働できる方式。Webアクセスがスパイクする用途に適していますが、常時高負荷にはD/Fシリーズを推奨します。

Blob StorageのHotとCoolはどちらが安い?

単純なストレージ単価はCoolが約半額(0.01 vs 0.0184)。ただしアクセス操作(読取/書込)の単価はCoolが高いため、月に数回でも読取が入るとHotより高くつくことがあります。アクセス頻度で自動的に階層を移動するライフサイクル管理ポリシーを設定するのが定石です。

Azure Functionsの無料枠を超えたら急に高くなる?

Consumption Planでは月100万回実行/40万GB秒までは無料。それを超えても$0.20/百万実行と$0.000016/GB秒と単価は極めて安く、たいていの場合月額$1〜数ドル程度に収まります。ただしメモリ大きい関数を長時間実行するとGB秒が膨らむため注意が必要です。

Azure SQL DatabaseはOn-Premise SQL Serverと同じ?

互換性は高いですが、管理者権限(sysadmin)がなくPaaSサービスとしてMicrosoftが管理する範囲があります。CROSS DATABASEクエリ、Windows認証、SQL Server Agent等の一部機能に制約があり、リフト&シフトには事前互換性チェック(Data Migration Assistant)が必須です。

Windows VMのライセンス費はどうカウントされる?

従量課金では約$0.096/コア/h(vCPUベース)のOSライセンス費が上乗せされます。B2s(2vCPU)なら約$0.192/h増。オンプレSA権利があればHybrid Benefit適用で免除。Dev-Testサブスクリプションでも免除されます。

可用性ゾーンとは?

1つのAzureリージョン内に物理的に離れた複数のデータセンター(Zone)が存在する構成。VMを異なるZoneに配置することでZone障害でもサービス継続でき、99.99% SLAが適用されます。東日本リージョンはZone 1〜3を提供しています。

データ転送(egress)の見積もりの目安は?

通常のコーポレートサイトでは月10〜30GB程度で無料枠(100GB)内。動画配信や大量画像を含むサービスでは月数百GB〜TBに達することがあり、その場合は必ずCDN(Azure Front Door)経由に構成することでキャッシュヒット率90%以上を実現し実質egress費を1/10以下に抑えられます。

SLA未達時の返金クレジットはどう請求する?

ユーザーからのサポートチケット提出が必要です。稼働状況の証跡(Azure Monitor / Application Insightsのログ、影響時間、影響サービス)を添えて申請します。自動返金ではないため、監視体制と申請プロセスを事前に整備しておくことが重要です。

AWS/GCPと比較して何が強み?

Microsoft製品(M365、Windows Server、Entra ID、SQL Server)との統合連携が最大の強み。オンプレWindows AD/SAとのHybrid連携、Power Platform、Fabricとのデータ連携、既存Windows/SQLライセンスの活用など、Microsoft製品に投資済みの企業ではAzureが最もコスト効率が高いケースが多い。

Azureの日本国内サポート体制は?

Microsoft Japanが日本語サポート提供。Basic(無料)〜Professional Direct(月$1,000)〜Premier契約まで階層あり。ミッションクリティカル本番運用ではProfessional Direct以上を推奨。パートナー経由(CSP)ではAvanade、SB C&Sなどが上位サポートを提供します。

Reserved InstanceとSavings Planはどちらを選ぶ?

RIは特定のVMサイズ・リージョンにコミットする代わりに割引率が最大です。Savings Planは時間あたりのコミット金額で契約するため、複数リージョン・複数サイズをまたいでも適用できます。負荷が安定している本番はRI、構成変更や負荷変動が多いならSavings Planが定石です。

Log AnalyticsやSentinelのコストを下げるには?

取り込み量課金(約$2.30/GB)がボトルネックになります。(1)Basic Logsテーブル指定で約$0.65/GBに下げる、(2)長期保管はArchive Tier(月$0.02/GB程度)へ移す、(3)フィルタ・サンプリングで取り込み量を削る、(4)Commitment Tier(100GB/日〜)で単価割引を受ける、(5)不要なログソースを除外する、の5点が定番です。

AKS(Azure Kubernetes Service)のコスト構造は?

コントロールプレーンは無料で、Uptime SLAを有効化した場合のみ$0.10/h前後が加算されます。本体コストはノードとして動くVM料金です。Spot Node PoolやCluster Autoscalerでノード数を絞るのが削減の基本で、Container Insightsのログ取り込み費も忘れずに見積もってください。

Enterprise Agreement(EA)は誰が使う?

年間$25万相当以上をコミットする大企業向けの契約形態で、年間予算に対する割引(おおむね5〜15%)、予約インスタンスやSoftware Assuranceの統合購買、上位サポートが付きます。中堅企業はMCA(Microsoft Customer Agreement)、中小企業はCSPパートナー経由が一般的です。

Azure OpenAI Serviceの料金は?

入力・出力のトークン課金が基本です。Standard(共有)は使った分だけのトークン課金、Provisioned Throughput Units(PTU)は月額固定でスループットとSLAを確保する方式です。金融・医療などレスポンス保証が必要な本番用途ではPTUが推奨されます。

コスト管理には何を使えばよいですか?

(1)Cost Management + Billingで予算アラート・分析・レポート、(2)Azure Advisorで右サイジングや未使用リソースの検出、(3)Azure Well-Architected Reviewで設計面の評価、(4)Power BI連携でカスタムダッシュボード、(5)FinOps Toolkitで組織横断のFinOps推進、という組み合わせが標準的です。