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JR Pass詳細|有効日数・車両・区分から価格と1日あたり単価

ジャパン・レール・パス(JAPAN RAIL PASS)の価格を、有効日数(7日/14日/21日)・普通車用/グリーン車用・おとな/こども・購入経路から表示します。あわせて「1日あたりいくら分のJR運賃に乗れば元が取れるか」も同時に計算します。価格はJRグループ公式サイトの公表額に基づきます。

最終更新:2026-08-20/監修:計算ツールズ編集部

JR Pass詳細ツール

計算式と前提

パス価格 = 公表価格表[購入経路 × 車両 × 有効日数 × 区分]

元が取れる1日あたり運賃 = パス価格 ÷ 有効日数

既定値は「7日間・普通車用・おとな・公式Web販売」です。この組み合わせの公表価格は50,000円で、7で割った7,143円が、1日あたりこれ以上のJR運賃・料金を使えば元が取れる目安になります。グリーン車用に切り替えると70,000円・10,000円/日、こどもに切り替えると25,000円・3,571円/日に変わります。パスは購入時に価格が確定する定額商品なので、比較すべき相手は「同じ行程を普通に切符で買った場合の運賃+特急料金の合計」です。

価格早見表

公式Web販売サービスで購入する場合(海外代理店での2026年9月30日までの購入も同額)

種類7日間14日間21日間
普通車用・おとな50,000円
(7,143円/日)
80,000円
(5,714円/日)
100,000円
(4,762円/日)
普通車用・こども25,000円
(3,571円/日)
40,000円
(2,857円/日)
50,000円
(2,381円/日)
グリーン車用・おとな70,000円
(10,000円/日)
110,000円
(7,857円/日)
140,000円
(6,667円/日)
グリーン車用・こども35,000円
(5,000円/日)
55,000円
(3,929円/日)
70,000円
(3,333円/日)

海外の指定代理店で2026年10月1日以降に購入する場合

種類7日間14日間21日間
普通車用・おとな53,000円
(7,571円/日)
84,000円
(6,000円/日)
105,000円
(5,000円/日)
普通車用・こども27,000円
(3,857円/日)
42,000円
(3,000円/日)
53,000円
(2,524円/日)
グリーン車用・おとな74,000円
(10,571円/日)
116,000円
(8,286円/日)
147,000円
(7,000円/日)
グリーン車用・こども37,000円
(5,286円/日)
58,000円
(4,143円/日)
74,000円
(3,524円/日)

括弧内は「パス価格 ÷ 有効日数」で、本ツールの2つ目の出力と同じ値です。こども価格は、公式Web販売分はおとなの半額ですが、2026年10月1日以降の海外代理店分は半額をさらに切り上げた額(例:普通車用21日間は105,000円の半額52,500円ではなく53,000円)が公表されています。

「のぞみ」「みずほ」に乗るための追加料金(1乗車1枚)

区間のぞみ・みずほ利用券
東京〜名古屋4,180円
東京〜京都/東京〜新大阪4,960円
東京〜広島6,500円
新大阪〜博多4,960円
博多〜鹿児島中央5,150円

グリーン車用・普通車指定席用・普通車自由席用のいずれも同額です。この金額はパス価格に含まれないため、東海道・山陽新幹線を何度も往復する行程では、本ツールの結果に別途上乗せして考えてください。

詳しい解説

ジャパン・レール・パスの価格が「7日で50,000円、14日で80,000円、21日で100,000円」と、日数に正比例せず逓減する形になっているのは、鉄道パスが本質的に移動量の上限が体力と日程に縛られる商品だからです。1日あたりに直すと普通車用おとなで7,143円→5,714円→4,762円と下がりますが、長いパスを買った人が21日間毎日長距離を移動するわけではありません。発売側から見れば、日数を延ばしても実際の乗車量は比例して増えないため、単価を下げても損益が悪化しにくい。利用者側から見れば、「移動日が全日数の何割か」を見積もらないと、日数を伸ばすほど得という判断は成り立ちません。

判断が分かれる典型は普通車用とグリーン車用の差額です。7日間なら20,000円、21日間なら40,000円の差があり、1日あたりでは約2,857円から1,905円の差になります。グリーン車は自由席の設定がなく、原則として指定席を確保して乗ることになるため、「繁忙期に確実に座りたい」「大きな荷物を持って移動が多い」場合には差額に見合う価値が出ます。一方、行程の大半が在来線の普通列車や、そもそもグリーン車の連結がない路線であれば、差額はほぼ回収できません。パスを買う前に、行程表のうち「グリーン車が実際に選べる列車の割合」を数えるのが現実的な判断材料です。

見落とされやすいのが東海道・山陽・九州新幹線の「のぞみ」「みずほ」がパスの対象外である点です。これらに乗るには専用の「のぞみ・みずほ利用券」を1乗車1枚ずつ買い足す必要があり、東京〜新大阪なら4,960円が別途かかります。東京・京都・大阪を往復するだけで約1万円が上乗せされる計算です。「ひかり」「こだま」「さくら」に限れば追加料金は不要ですが、東京〜新大阪の所要時間は「のぞみ」より30分前後長くなります。このほか、一部の新幹線の最上級車両や、JR以外が運営する第三セクター線・私鉄線は対象外で、通し運転の列車でも該当区間の運賃を別途支払うことになります。

購入経路と時期による違いも無視できません。JRグループの公式Web販売サービスと、海外の指定代理店で2026年9月30日までに購入した引換証は同額ですが、海外代理店で2026年10月1日以降に購入する分は、普通車用7日間で53,000円と3,000円高く設定されています。また、海外で買った引換証は購入日から3か月以内にパスへ引き換える必要があり、利用開始日は引き換え日から1か月以内で選びます。一度記載した利用開始日は変更できません。利用資格も限定されており、「短期滞在」の在留資格で観光目的に入国した外国人旅行者か、一定の条件を満たす海外在住の日本人に限られます。入国審査で自動化ゲートを使うと「短期滞在」のスタンプが押されず、引き換えできない事例があるため、有人窓口で押印を受けておくのが確実です。価格・規則は改定されることがあるので、購入前に必ずJRグループの公式サイトで最新の条件を確認してください。

よくある間違い・注意点

  • 「JR Pass=新幹線乗り放題」と考える ― 東海道・山陽・九州新幹線の「のぞみ」号・「みずほ」号はパスの対象外です。乗るには1乗車ごとに「のぞみ・みずほ利用券」(東京〜新大阪で4,960円)を追加購入します。
  • 総額だけで7日・14日・21日を比べる ― 価格差ではなく「移動する日の数」で比べてください。21日間パスでも実際に長距離を動くのが5日なら、7日間パスを最適な連続7日に当てたほうが安く済むことがあります。
  • こども価格をすべて半額だと思い込む ― 公式Web販売分はおとなの半額ですが、2026年10月1日以降の海外代理店分は切り上げられており、普通車用21日間は52,500円ではなく53,000円です。
  • 利用開始日を後から変えられると考える ― パスに記載された利用開始日は変更できません。海外購入の引換証は購入日から3か月以内に引き換え、引き換え日から1か月以内の日を開始日に指定します。
  • 自動化ゲートで入国して引き換えできなくなる ― 「短期滞在」のスタンプ/シールがパスポートに無いと引き換えられません。有人窓口で押印を受けてください。
  • パス以外の付随費用を数えていない ― 空港アクセスの私鉄、地下鉄、第三セクター線、宿泊、荷物の一時預かりはパスの対象外です。都市内の移動は別の1日乗車券のほうが安いことがあります。

参考資料

このページの価格・規則は、以下の公表資料を参照しています。

※価格・利用資格・対象列車は改定されることがあります。本ページは2026年8月時点で公表されている内容に基づく参考情報であり、購入前に必ずJRグループの公式サイトで最新の条件をご確認ください。入国資格や在留資格の判断は個別事情によって異なるため、必要に応じて出入国在留管理庁や専門家にご相談ください。

よくある質問(FAQ)

誰が買えますか?

「短期滞在」の在留資格で観光目的に日本を訪れる外国人旅行者か、一定の条件を満たす海外在住の日本人に限られます。国内在住者は購入できません。

普通車用とグリーン車用はどちらを選ぶべきですか?

差額は7日間で20,000円、21日間で40,000円です。指定席を確実に押さえたい、荷物が多いという事情があればグリーン車用が生きますが、行程の多くが在来線ならその差は回収しにくくなります。

「のぞみ」には乗れますか?

パス単体では乗れません。1乗車につき「のぞみ・みずほ利用券」を追加購入すれば乗車できます。東京〜新大阪は4,960円で、グリーン車用・普通車指定席用・普通車自由席用とも同額です。

こどもの年齢の区切りは?

利用時に6歳以上12歳未満が「こども」です。12歳以上の小学生は「おとな」として扱われます。Web販売サービスでは決済日に11歳であれば、利用時に12歳でも「こども」として扱われます。

2026年10月1日から価格が変わるのですか?

変わるのは海外の指定代理店で購入する分です。普通車用7日間が50,000円から53,000円になります。公式Web販売サービスの価格は別の表で公表されています。

有効期間はいつから数えますか?

利用を開始した日から連続する7日・14日・21日です。時間ではなく日単位で数えるため、最終日の終電まで使えます。記載後の開始日変更はできません。

元が取れるかどうかはどう判断すればよいですか?

本ツールの「元が取れる1日あたり運賃」と、行程表の1日あたりの運賃・特急料金の合計を比べてください。往復の長距離移動が2回以上あるかどうかが分かれ目になりやすい水準です。