アンテナ距離 計算ツール
アンテナ距離の詳しい解説
電波の見通し距離は地球の丸みによって制限されます。幾何学的な水平線までの距離は「3.57×√高さ(m)」kmですが、電波は大気の屈折によってわずかに地表側へ曲がるため、実際の到達距離はこれより約15%長くなります。この補正を加えた式が「4.12×√高さ(m)」で、電波見通し距離と呼ばれます。送信塔と受信点の両方の高さを考慮するため、それぞれの平方根を足して4.12を掛けます。高さ100mの送信塔と地上1.5mの受信アンテナなら、41.2+5.0で約46kmが理論上の見通し距離です。ただしこれは平坦な地形で障害物がない場合の値で、実際には山、建物、樹木によって大きく短くなります。またVHFやUHFといった周波数帯によって回折特性が異なり、低い周波数ほど障害物の裏側に回り込みやすくなります。受信状況の改善にはアンテナの高さを上げるのが最も効果的です。
このツールの使い方
送信塔の高さと受信地点のアンテナ高をメートル単位で入力すると、電波の見通し距離が表示されます。大気の屈折を考慮した4.12の係数で計算しています。実際には地形と建物の影響を受けるため、この値より短くなるのが通常です。
よくある間違い・注意点
- 地形の影響を考慮しない — 山や建物があれば大きく短くなります。この値は平坦で障害物のない条件での理論値です。
- アンテナの高さを軽視する — 距離は高さの平方根に比例します。受信アンテナを数メートル上げるだけで改善する場合があります。
よくある質問(FAQ)
なぜ3.57ではなく4.12ですか?
3.57は光学的な水平線までの距離です。電波は大気の屈折で約15%遠くまで届くため4.12を使います。
周波数で変わりますか?
見通し距離の式自体は同じですが、回折特性が異なります。低い周波数ほど障害物の裏へ回り込みやすくなります。
受信改善の方法は?
アンテナの高さを上げる、指向性の高いアンテナを使う、送信所の方向を正確に向けることが基本です。
※本ツールの計算結果は概算です。税務・医療・法律にかかわる判断は、税理士・医師・弁護士など専門家にご相談ください。