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MMA試合ペース計算|打撃数・テイクダウンから1分あたりのファイトペースを可視化

MMA・総合格闘技の試合ペースを計算する無料電卓。 ラウンド数・打撃数・テイクダウン数を入力するだけで、 打撃/分(SLpM)・TD/分・ペース評価を瞬時に算出します。 UFC・RIZINの実データをベースに、選手のスタイル分析やスパーリング後の自己評価にも活用可能。 1試合15分(3R×5分)の中で「どれだけ攻撃を出せているか」の客観指標として、 格闘技ファン・現役ファイター・ジム指導者の両方に役立つ設計です。

最終更新:2026-07-28/監修:計算ツールズ編集部

MMA 試合ペース計算ツール

ラウンド数(1〜5)、試合中の総打撃数、成功テイクダウン数を入力してください。 UFCでは通常3R、タイトルマッチとメインイベントは5R制です。 「打撃数」はランドしたストライク(有効打)で計算し、 Significant Strikes Landed per Minute(SLpM)に相当します。

MMA試合ペースの計算式と統計背景

① 打撃ペース(SLpM)

SLpM = 総有効打撃数 ÷ (ラウンド数 × 5分)

SLpM(Significant Strikes Landed per Minute)はUFC公式指標の中核で、 UFC Stats(ufcstats.com)が 全選手の生涯データを公開しています。 3ラウンド戦の場合は分母15分、5ラウンド戦なら25分で割ります。 ジャブ・ストレート・キック・膝など、レフェリーがランドと認めた打撃のみカウントし、 ブロックされた打撃は含まれません。

② テイクダウンペース(TD/分)

TD/分 = 成功テイクダウン数 ÷ 総時間(分)

UFCではTDAvg(Takedowns Landed per 15 minutes)として 15分基準で表記されることが多いため、 当ツールの数値を×15すればUFC Stats互換の値になります。 カムズ・ザマン、カビブ・ヌルマゴメドフのような組み技系レスラーは5.0以上、 打撃系のイスラエル・アデサニヤは0.5以下と大きな差が出ます。

③ ペース評価の3段階

高速:SLpM ≥ 5.0(トップ層)
平均:3.0 ≤ SLpM < 5.0(世界戦線)
低速:SLpM < 3.0(じっくり型 or グラップラー)

UFCヘビー級平均SLpMは約3.5、フェザー級以下は約4.2と 階級が軽いほどペースが上がる傾向にあります。 RIZINの朝倉海はSLpM 4.8前後で、UFCフライ級トップ層と同水準です。

UFC・RIZIN 選手別ペースベンチマーク(2020-2025年)

主要選手の生涯SLpMとTD/15分を並べました。 「自分の目標値をどこに置くか」を判断する際の参照値としてご活用ください。 数値はUFC Statsおよび Tapology 公式データベース準拠(2025年10月時点)。

  • マックス・ホロウェイ(フェザー級) — SLpM 7.24。歴代UFC選手中トップクラス。1試合平均108打撃をランド。
  • イスラエル・アデサニヤ(ミドル級) — SLpM 4.02、TDAvg 0.06。純打撃系で被打撃も少ない(SApM 2.32)。
  • カビブ・ヌルマゴメドフ(元ライト級王者) — SLpM 4.10、TDAvg 5.32。29戦全勝の圧倒的グラップリング。
  • コナー・マクレガー — SLpM 5.32。左ストレート一発の破壊力とペースの両立。
  • 朝倉海(RIZIN) — SLpM 4.8前後。前重心+パワー、堀口恭司との名勝負が有名。
  • 堀口恭司(Bellator/RIZIN) — SLpM 5.5前後。KOと判定を両立、ジョセ・アルド系の華麗なフットワーク。
  • 平良達郎(UFCフライ級) — SLpM 3.6、TDAvg 3.5前後。組み技系。日本人UFCランカーとして注目。

計算例と選手スタイル判定

ケース1:打撃メインのストライカー

3R戦・打撃80回・TD 0回 → SLpM 5.33、TD/分 0.00。 ペース評価:高速。 アデサニヤ系の「距離を保ちながら打撃で削る」戦い方です。 SApM(被打撃/分)が3以下ならディフェンス能力も◎。

ケース2:レスリング系グラップラー

3R戦・打撃30回・TD 4回 → SLpM 2.00、TD/分 0.27(TDAvg 4.0相当)。 ペース評価:低速。 カビブ系の「テイクダウン→パウンド→サブミッション」を狙う省エネ型。 判定でも「支配時間」を稼げます。

ケース3:バランス型ファイター

3R戦・打撃50回・TD 2回 → SLpM 3.33、TD/分 0.13。 ペース評価:平均。 ジョルジュ・サンピエール系の「打撃で距離を制圧しつつ組みでも勝つ」オールラウンダー。 UFC王者に多い形。

ケース4:5Rタイトルマッチ・スタミナ重視

5R戦・打撃120回・TD 3回 → SLpM 4.80、TD/分 0.12。 ペース評価:平均〜高速。 5R制ではスタミナ配分が重要で、 SLpM 4.5前後を25分維持できる選手が真の世界王者級です。

ペース向上のためのトレーニング指針

SLpMを上げるには「単発の速さ」より「連続打撃×スタミナ」が鍵になります。 UFCパフォーマンスインスティテュート(PI)が公表しているコンディショニング指針では、 以下の3要素が重視されています。

  • インターバル走(HIIT) — 5分×3セット・レスト1分。1試合の1ラウンドを想定した心拍負荷。
  • ミット打ち×連打セット — 30秒間ノンストップで打ち続ける「30/30メソッド」。SLpM 6以上に必須。
  • スパーリングでの実戦ペース化 — 週2〜3回、実試合と同じラウンド時間で「ペース感覚」を体に叩き込む。

詳しいトレーニング理論は UFC Performance Institute公式サイト (英語)で最新レポートが読めます。

よくある質問(FAQ)

UFCトップの打撃ペースは?

マックス・ホロウェイ=SLpM 7.24(歴代最高クラス)。 コナー・マクレガー=5.32、アレックス・ペレイラ=6.15。 フェザー級以下ほどSLpMが高い傾向。

日本人MMA選手のペースは?

朝倉海=SLpM 4.8前後・堀口恭司=5.5前後・平良達郎=3.6。 RIZIN・UFC・Bellatorで活躍中。 堀口恭司はUFC・Bellator両方でチャンピオンを獲得。

テイクダウン率の意味は?

レスリング系の指標。 TDAvg(15分あたり)2以上で上位、5以上(カビブ・カムザット)はエリート級。 判定でも「支配時間」を稼ぐため試合を有利に運べます。

MMA計算ツールの使い方は?

選手のスタイル分析+自己評価。 プロ試合の観戦時にリアルタイムで数える、 スパーリング後に自分のSLpMを算出するなど。 ジム指導者のドリル設計にも使えます。

SApM(被打撃/分)とは?

1分あたり受けた有効打撃数。 SLpMから引くと「打撃差分」が出て、ディフェンス能力を評価できます。 アデサニヤはSApM 2.32と極めて優秀。

アマチュアMMAとの違いは?

アマは3R×3分、プロは3R×5分。 同じ打撃数でもプロは分母が大きいためSLpMは低めに出ます。 JMOF・全日本アマチュア修斗連盟のアマ大会は3分制です。

体重階級で差はある?

軽い階級ほどSLpMが高い。 フェザー級以下=4.2、ヘビー級=3.5前後が平均。 軽量級はスピードで手数を稼ぎ、重量級は一撃の威力で決めるスタイル差があります。

ジムでの練習にどう活かす?

スパーリング後にSLpMを計算するのがおすすめ。 3分×3Rなら分母9、5分×3Rなら15で割る。 目標SLpMを設定してドリルすると効率的にペースが上がります。

参考情報(一次資料・公式データ)

※本ツールの計算式・ベンチマーク値は公表統計から抽出したものであり、 個別試合の公式判定・スコアリングとは異なる場合があります。 医療・法的助言ではなく、あくまで参考指標としてご利用ください。 実際の試合分析は UFC Stats 等の公式データをご確認ください。