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1日水消費

用途ごとの使用量から、世帯の1日の水使用量と水道料金を試算します。

最終更新:2026-05-06/監修:計算ツールズ編集部

1日水消費ツール

計算式と考え方

1日の使用量は用途ごとの合計です。浴槽180Lを週7回ためると1日あたり180L、シャワーは3人×4分×10L/分で120L、トイレは3人×5回×5Lで75L、炊事や洗濯などその他は3人×80Lで240Lとなり、合計615Lになります。1人あたりでは205Lです。風呂とシャワーで300Lとなり、全体の約48.8%を占めます。月間は約18.7立方メートルで単価330円なら約6,173円、年間では約74,077円です。

家庭での用途別の水使用

風呂家庭内で最も比重が高い用途。浴槽の湯量とシャワー時間で大きく動く
トイレ古い便器は1回13L前後、節水型は5L前後。買い替えで半減する
炊事食器洗い機は手洗いより使用量が少なくなる場合が多い
洗濯風呂の残り湯を使うと洗い工程の分を置き換えられる

1日水消費の詳しい解説

家庭で使う水の内訳は、風呂がおよそ4割、トイレが2割、炊事が2割弱、洗濯が1割台という構成で報告されています。1人1日あたりの使用量は200Lから230L程度が一つの目安ですが、世帯人数が増えるほど1人あたりは下がります。浴槽の湯は人数が増えても大きくは変わらず、洗濯もまとめて回せるため、固定的に使う分が人数で薄まるからです。単身世帯で1人あたり250L近くになり、4人世帯で180L台に落ち着くのはこの構造によります。節水の効果を考えるとき、比重の大きい用途から手を付けるのが順序として合理的です。風呂とシャワーで全体の半分近くを占めるため、ここが最も効きます。節水シャワーヘッドは水の通る穴を小さくして流量を落とす仕組みで、20%から30%の削減が見込めるとされています。使用感を保ったまま流量を下げるため、シャワー時間が同じなら削減分がそのまま残ります。手元で止水できる機能が付いていれば、体を洗う間の流しっぱなしも防げます。浴槽の湯量を10L減らすことも、毎日となれば年間3,650Lになります。トイレは、便器の交換によって大きく変わる用途です。1990年代の便器は1回13L前後を使いますが、近年の節水型は5L前後で、3人世帯で1日5回なら1日あたり120Lの差になります。年間では43立方メートル、単価330円で約14,000円の差です。便器の交換費用を考えると回収には年数がかかりますが、老朽化による交換時期が来ているなら節水型を選ぶ理由になります。判断が分かれるのは、風呂の残り湯の洗濯利用です。洗い工程に使えば1回あたり40L前後を置き換えられますが、すすぎには水道水を使うのが通常で、また衛生面から翌日以降の湯は避けるという考え方もあります。ポンプの電気代はわずかで、水道料金の削減分が上回るのが一般的です。見落とされやすいのは漏水です。トイレのフロート弁の劣化や給水管の微小な漏れは、気づかないまま水量だけが増えます。家中の蛇口を閉めた状態で水道メーターのパイロットが回っていれば、どこかで漏れています。使用量が急に増えた場合は、まずこれを確認することが必要です。なお料金単価は自治体ごとに定められており、下水道使用料と合わせた実質単価は地域差が大きい点にも注意が必要です。

業界・現場での使い方

水道料金の検証

検針票の使用量と試算値を比べ、想定外の使用がないか確認します。

節水策の効果測定

シャワー時間や浴槽の湯量を変えて削減額を確認します。

設備更新の判断

節水型便器などへの交換で年間いくら下がるかを試算します。

よくある間違い・注意点

  • こまめな蛇口の開け閉めだけで済ませる — 比重が大きいのは風呂です。効果の大きい用途から見直すほうが結果が出ます。
  • 1人あたりの平均値をそのまま当てはめる — 世帯人数が増えるほど1人あたりは下がります。用途ごとに積み上げてください。
  • 急な増加を使い過ぎと決めつける — 漏水の可能性があります。蛇口を閉めてメーターが回っていないか確認してください。

関連する規格・法規

  • 環境省
  • ISO 14001

※本ツールは公的基準に基づく参考計算です。実際の設計・施工・法令適用は最新の告示・規格および所轄官庁の判断に従ってください。

よくある質問(FAQ)

1人1日あたりどのくらいが平均ですか。

200Lから230L程度が一つの目安です。世帯人数が多いほど1人あたりは少なくなります。

節水シャワーヘッドはどのくらい効果がありますか。

流量を20〜30%程度下げるものが多く、シャワー時間が同じならその分が削減されます。

水道料金の単価はどこで確認できますか。

自治体の水道局が公表しています。上水道と下水道の合算で見る必要があります。