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動画完全視聴率VTR

視聴の継続率から、動画広告の完全視聴率と実質的な単価を算出します。

最終更新:2026-05-06/監修:計算ツールズ編集部

動画完全視聴率VTRツール

計算式と考え方

完全視聴率は、最後まで視聴した割合をそのまま用います。62%なら、表示1,200,000回に対して完全視聴は744,000回です。表示1000回あたりの費用は「広告費 ÷ 表示回数 × 1000」で3,000.00円になります。完全視聴1回あたりの費用は「広告費 ÷ 完全視聴数」で4.839円です。25%地点の88%から最後の62%までで26.00ポイントが離脱しています。平均の視聴秒数は、各地点の到達率を4分の1ずつの重みで加重して算出し、15秒の動画で約11.025秒になります。クリック数は「表示回数 × クリック率」で、クリック率0.6%なら7,200回です。クリック1回あたりの費用は「広告費 ÷ クリック数」で500円になります。

形式ごとの特性

省略できない形式完全視聴率は高いが単価も高い。短い尺で用いられる
省略できる形式一定秒数後に省略可能。完全視聴率は低くなる
短尺の形式6秒以下。最後まで見られやすいが伝えられる情報は限られる
離脱の分布どの地点で離れるかにより改善の対象が変わる

動画完全視聴率VTRの詳しい解説

動画による広告の効果を測る指標として、最後まで視聴された割合が用いられます。この値が高ければ、伝えたい内容が最後まで届いていることになります。ただし、この指標だけで効果を判断することはできません。省略できない形式では強制的に最後まで表示されるため高い値になりますが、視聴者が実際に注視していたかは別の問題です。離脱がどの地点で生じているかを見ることで、改善の方向が定まります。開始直後に大きく離脱している場合、冒頭で関心を引けていないことになります。この場合、最初の数秒で内容を示す、動きや音で注意を引くといった対応が有効です。中盤で離脱が集中しているなら、内容の展開が冗長である可能性があります。終盤まで残っているのに最後で離れるなら、締めくくりの構成に課題があります。動画の長さも完全視聴率に直接影響します。短いほど最後まで見られやすく、6秒程度であればほとんどが完全視聴になります。一方、短い尺で伝えられる情報は限られるため、目的に応じた選択が必要です。認知を広げることが目的なら短い尺、内容を理解してもらうことが目的なら長めの尺という使い分けが行われます。単価の見方も重要です。表示回数を基準とした単価と、完全視聴を基準とした単価では、意味が異なります。前者は露出の量を、後者は実際に内容が届いた回数あたりの費用を示します。完全視聴率が低ければ、表示単価が安くても実質的な単価は高くなります。目的が内容の伝達であれば、後者で比較することが適切です。掲載される環境も視聴の状況に影響します。音を出せない状況で視聴されることが多い経路では、音声に依存した構成は伝わりません。字幕を付ける、視覚だけで理解できる構成にするといった対応が必要になります。また、小さい画面での視聴が中心であれば、細かい文字や複雑な画面構成は認識されにくくなります。視聴の完了だけでなく、その後の行動も併せて見ることが必要です。最後まで見られていても、関心や行動につながっていなければ、目的は果たされていません。クリックや検索、購入といった後続の指標と組み合わせることで、動画そのものの評価ができます。

業界・現場での使い方

効果の測定

完全視聴率と実質的な単価を算出します。

離脱の分析

どの地点で視聴者が離れているかを把握します。

形式の比較

広告の形式に応じた水準と照らして評価します。

よくある間違い・注意点

  • 完全視聴率だけで効果を判断する — 省略できない形式では高く出ます。後続の行動と併せて評価してください。
  • 表示単価だけで比較する — 完全視聴率が低ければ実質の単価は高くなります。届いた回数あたりで比較してください。
  • 音声に依存した構成にする — 音を出せない状況での視聴が多い経路では伝わりません。字幕や視覚での構成が必要です。

関連する規格・法規

  • IAB広告基準
  • 各社標準

※本ツールは公的基準に基づく参考計算です。実際の設計・施工・法令適用は最新の告示・規格および所轄官庁の判断に従ってください。

よくある質問(FAQ)

完全視聴率の目安は?

形式によります。省略できない形式では8割以上、省略できる形式では3〜4割が一つの水準です。

離脱が多い場合どうしますか?

離脱の地点によります。冒頭なら掴み、中盤なら構成の冗長さ、終盤なら締めくくりが対象です。

どの単価で比較すべきですか?

内容の伝達が目的なら、完全視聴1回あたりの費用で比較することが適切です。