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オンライン診療

診療の種類と負担割合、通院にかかる手間から、オンライン診療と対面診療の費用差を試算します。

最終更新:2026-05-06/監修:計算ツールズ編集部

オンライン診療ツール

計算式と考え方

診察の窓口負担は「点数 × 10円 × 自己負担割合」で求めます。再診250点、3割負担なら750円です。オンライン診療ではこれに予約システム利用料1,100円、薬の配送料500円、薬剤費1,500円を加えて3,850円になります。対面では診察750円と薬剤費1,500円に交通費600円が加わり2,850円ですが、往復と待ち時間90分を時給2,000円で換算した3,000円を含めると5,850円です。差は1回あたり2,000円、年12回で24,000円、節約できる時間は18.0時間となります。

オンライン診療の主な費用

診察料情報通信機器を用いた場合の点数が別に定められています。初診と再診で点数が異なります
システム利用料保険適用外で、医療機関が独自に設定します。無料から2,000円程度まで幅があります
薬の受け取り配送を選ぶと送料がかかります。近隣の薬局での受け取りを選べば送料は不要です
対象となる疾患慢性疾患の継続的な管理が中心です。緊急性の高い症状や検査が必要な場合は対面が前提になります

オンライン診療の詳しい解説

オンライン診療は、情報通信機器を用いて医師が診察と処方を行う仕組みで、2018年度の診療報酬改定で保険診療の枠組みに位置付けられ、2020年以降の感染症対応を経て利用が広がりました。現在は初診からの実施も一定の要件のもとで認められていますが、中心となるのは慢性疾患の継続的な管理です。血圧や血糖の管理、皮膚疾患の経過観察、精神科の通院など、症状が安定していて定期的な処方が必要な領域で価値が大きくなります。費用の構造を見ると、保険診療の部分は対面とほとんど変わりません。診察料に相当する点数は情報通信機器を用いた場合として別に定められていますが、自己負担割合を掛けた窓口負担の水準は対面と大きく違いません。差が生じるのは保険適用外の部分です。予約システムの利用料は医療機関が独自に設定するもので、無料のところから2,000円程度を徴収するところまで幅があります。薬を配送で受け取る場合の送料も自己負担です。この二つを合わせると1,000円から2,000円程度が上乗せされるため、支払う金額だけを比べると対面より高くなることが少なくありません。それでも利用が広がる理由は、時間の節約にあります。通院には移動と待ち時間を合わせて90分から2時間かかるのが一般的で、仕事を中抜けする場合の機会費用は診察料を上回ります。月1回の定期受診が続く慢性疾患では年間18時間から24時間の差になり、この評価によって結論が変わります。判断が分かれるのは、診療の質をどう見るかです。オンラインでは触診や聴診ができず、血液検査や画像検査も行えません。したがって、症状が変化したとき、新しい症状が出たときには対面での受診が必要になります。多くの医療機関は、定期的に対面での診察を挟みながらオンラインを併用する運用を取っており、完全にオンラインだけで完結させることは想定されていません。オンラインで済ませられる範囲と、対面が必要な範囲を医師と共有しておくことが、安全な利用の前提になります。見落とされやすいのが、薬の受け取り方です。処方箋は医療機関から薬局へ送られ、配送か薬局での受け取りを選びます。配送では送料がかかり到着まで1日から数日かかるため、定期薬を切らさないよう対面より前倒しの計画が求められます。地域による事情も無視できません。近隣に専門医がいない地域では、専門的な診療にアクセスできること自体に価値があります。逆に徒歩圏内にかかりつけ医がある場合は時間の節約効果が限られ、割高になります。治療方針そのものは主治医に相談してください。

業界・現場での使い方

費用の比較

オンラインと対面で、支払う金額と時間を含めた総コストを比べます。

時間の把握

年間の受診回数から、通院に費やす時間の合計を確認します。

利用の判断

システム利用料や配送料が、節約できる時間に見合うかを確かめます。

よくある間違い・注意点

  • 診察料だけで比べる — 保険診療の部分は対面とほぼ同じです。差が出るのはシステム利用料と配送料という保険適用外の部分です。
  • すべてをオンラインで完結できると考える — 触診や検査ができないため、定期的な対面受診との併用が前提になります。症状が変わったときは対面が必要です。
  • 薬の到着時間を見込まない — 配送には1日から数日かかります。定期薬を切らさないよう、対面より前倒しで受診する必要があります。

関連する規格・法規

  • 医療関連
  • 各学会

※本ツールは公的基準に基づく参考計算です。実際の設計・施工・法令適用は最新の告示・規格および所轄官庁の判断に従ってください。

よくある質問(FAQ)

費用はどのくらいかかりますか?

再診で3割負担なら診察の窓口負担は750円前後です。これにシステム利用料と配送料が加わり、合計で3,000円台になることが多くあります。

保険は使えますか?

要件を満たす診療では保険が適用されます。ただしシステム利用料と配送料は保険適用外の自己負担です。

どんな症状に向いていますか?

症状が安定した慢性疾患の継続的な管理が中心です。緊急性の高い症状や検査が必要な場合は対面での受診が前提になります。