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副業時給効率

副業の収入と実際に費やした時間から、税と経費を差し引いた実質時給を計算します。

最終更新:2026-05-06/監修:計算ツールズ編集部

副業時給効率ツール

計算式と考え方

見かけの時給は「収入÷作業時間」で、月10万円を20時間なら5,000円です。ここから経費15,000円を引いた85,000円が所得となり、所得税と住民税を合わせた30%の税率では25,500円の税負担が生じます。手取りは59,500円です。実際には打合せや学習に6時間を費やしているため、分母は26時間になります。59,500円を26時間で割ると実質時給は約2,288円となり、本業の時給2,500円の約91%です。年間では約71万円の手取り増加になります。

実質時給を下げる要因

見えない時間打合せ、要件の確認、学習、営業活動。作業時間の3割前後を占めることが珍しくありません
経費通信費、機材の償却、書籍、外注費。売上に対して1割から2割程度かかる形態が多くあります
税負担本業の所得に上乗せされるため、最も高い税率区分が適用されます。住民税10%も加わります
回収の遅れ報酬の支払いが翌月末や翌々月になる形態では、資金の拘束期間も実質的なコストになります

副業時給効率の詳しい解説

副業の収益性を判断するとき、受け取る金額を作業時間で割った数字だけを見ると実態を見誤ります。第一の理由は、収入が本業の所得に上乗せされる形で課税されることです。給与所得者の場合、副業で得た所得には本業の課税所得に応じた税率が適用され、課税所得が330万円を超える層では所得税20%と住民税10%を合わせて30%前後の負担になります。手元に残るのは額面の7割前後で、この差は時給に換算すると数百円から千円以上の開きになります。第二の理由は、計上されない時間の存在です。実際に手を動かした時間だけを分母にすると、依頼元とのやりとり、要件のすり合わせ、納品後の修正対応、次の案件を取るための営業、必要なスキルの習得といった時間が抜け落ちます。これらは案件に紐づくにもかかわらず直接の報酬が発生しない時間で、形態によっては作業時間と同程度に達することもあります。特に単発の案件を数多くこなす形では、1件あたりの立ち上げコストが繰り返し発生するため、見かけの時給と実質時給の差が開きます。第三に、経費の扱いです。通信費や機材は本業と共用していることが多く、按分の考え方によって経費として計上できる額が変わります。合理的な基準で按分することが求められ、根拠を示せない全額計上は否認されるおそれがあります。逆に、計上できる経費を計上していないケースも多く、この場合は納める税額が実態より多くなります。実質時給を上げる方向は主に3つあります。単価を上げること、見えない時間を減らすこと、成果が時間に比例しない形に移行することです。単価は、同じ作業でも発注元の規模や緊急度によって変わり、実績が積み上がるほど交渉の余地が生まれます。見えない時間は、テンプレート化、契約時の作業範囲の明確化、連絡手段の整理によって圧縮できます。三つ目は、コンテンツや仕組みのように、作った後も収益が発生する形態への移行です。ただし立ち上げ期は時給がゼロに近くなるため、当面の実質時給だけで判断すると着手できません。時間軸を分けて評価することが必要になります。本業の時給を下回る副業を続ける合理性がないわけではありません。将来の単価向上につながるスキルが得られる場合や、本業では得られない人脈や実績が積める場合には、投資として評価する余地があります。判断のためには、まず現状の数字を正確に把握することが出発点になります。

業界・現場での使い方

案件の選別

複数の案件を実質時給で比較し、続けるものと断るものを決めます。

単価交渉の根拠

目標の実質時給から逆算した必要単価を提示の材料にします。

本業との比較

残業や資格取得と副業のどちらに時間を配分するかを判断します。

よくある間違い・注意点

  • 税引前の金額で時給を計算する — 本業の所得に上乗せされるため税率は高くなります。手取りで比較しないと判断を誤ります。
  • 作業時間だけを分母にする — 打合せや学習の時間も案件に紐づくコストです。含めると時給は2割から3割下がります。
  • 経費を按分せずに全額計上する — 本業と共用する通信費や機材は合理的な基準での按分が必要です。根拠を示せないと否認され得ます。

関連する規格・法規

  • GitHub
  • 各種プラットフォーム

※本ツールは公的基準に基づく参考計算です。実際の設計・施工・法令適用は最新の告示・規格および所轄官庁の判断に従ってください。

よくある質問(FAQ)

どの税率を選べばよいですか?

本業の課税所得が入る区分を選びます。源泉徴収票の給与所得控除後の金額から各種控除を引いた額が目安です。

見えない時間はどこまで含めますか?

その案件がなければ発生しなかった時間を含めます。打合せ、移動、修正対応、案件獲得の活動が該当します。

実質時給が低くても続ける価値はありますか?

将来の単価向上につながる技能や実績が得られるなら投資として評価できます。目的を分けて判断してください。