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アーンドメディア価値

報道された露出量から、広告費に換算した価値とPR活動の費用対効果を試算します。

最終更新:2026-05-06/監修:計算ツールズ編集部

アーンドメディア価値ツール

計算式と考え方

主要媒体の換算値は「露出単位数 × 単位あたりの広告料金 × 件数 × 論調係数」で求めます。テレビ60秒は15秒単位で4単位となり、単価750,000円、8件、好意的な紹介の係数1.0で24,000,000円です。転載25本は1本300,000円として7,500,000円、SNSの反応12,000件を1件30円で換算すると360,000円になります。合計は31,860,000円で、PR活動費3,000,000円を差し引くと28,860,000円、費用に対する倍率は約10.62倍です。中立的な報道であれば係数0.7を掛けるため、換算値は約2,230万円まで下がります。

媒体別の広告料金の目安

テレビ(全国ネット)15秒スポットで数十万〜100万円超。時間帯と番組で大きく変動する
新聞(全国紙)全面広告で数千万円規模。段単位では数十万〜100万円台
雑誌・専門誌1ページで数十万〜数百万円。読者層が絞られるほど単価は上がる
Webメディア記事1本の枠で数万〜数十万円。転載の広がりが価値を左右する

アーンドメディア価値の詳しい解説

広告換算値は、報道で得られた露出を、同じ枠を広告として買った場合の金額に置き換えた指標です。PR活動の成果は広告のように支払額が伴わないため、社内で成果を説明する共通の物差しとして長く用いられてきました。計算の考え方は単純で、露出した時間や面積に、その枠の広告料金を掛け合わせます。テレビであれば秒数、新聞であれば段数、Webであれば記事本数が基準になります。この指標には、以前から複数の限界が指摘されています。第一に、報道の内容が評価に反映されない点です。同じ60秒の露出でも、好意的に紹介された場合と問題点を指摘された場合では、企業にとっての価値はまったく異なります。この点を補うために、論調に応じた係数を掛ける運用が広く行われますが、係数の設定に客観的な根拠を置くことは難しく、社内で基準を定めて一貫して適用することが実務的な対応になります。第二に、報道と広告では受け手の受け止め方が異なる点です。第三者である報道機関が取り上げたという事実には、広告にはない信頼性が伴う一方、伝える内容を企業側が制御できないという違いもあります。この差を倍率で補正する運用も見られますが、根拠のある倍率を置くことは困難で、国際的な業界団体からは広告換算値を唯一の指標とすべきでないという方針が示されています。実務では、換算値を出発点としつつ、到達した人数、指名検索の増減、問い合わせ件数、購買行動の変化といった指標を組み合わせて評価する方向に移っています。転載と二次拡散の扱いも論点です。1本の記事が多数のポータルサイトやまとめメディアに転載されると、換算値は単純な足し算で膨らみます。しかし、同じ読者が複数の媒体で同じ記事を目にしている場合、実際の到達人数は合計より少なくなります。重複を考慮せずに積み上げると、実態から離れた大きな数字になる点には注意が必要です。近年は、広告と報道の境界に関する規制も強まっています。広告であることを隠して第三者の推薦を装う表示は景品表示法上の不当表示に該当し、対価を伴う記事や投稿には広告である旨の明示が求められます。換算値を高めることを目的として、対価を伴う露出を報道の成果として計上すると、規制上の問題と社内評価の歪みの両方を招きます。何が報道の成果で、何が広告出稿の成果かを分けて集計する運用が前提になります。

業界・現場での使い方

PR成果の報告

露出量を金額に換算し、社内で比較できる形にします。

予算配分の検討

PR費用と広告出稿の効率を同じ物差しで比べます。

媒体戦略の見直し

どの媒体からの露出が価値を生んでいるかを把握します。

よくある間違い・注意点

  • 換算値だけで成果を判断する — 内容の質と実際の行動変化が反映されません。指名検索や問い合わせ件数を併用してください。
  • 転載を単純に足し上げる — 同じ読者の重複が含まれます。実到達人数は合計より少なくなります。
  • 対価を伴う露出を混ぜて計上する — 広告である旨の明示が必要で、規制上の問題になります。報道の成果と分けて集計してください。

関連する規格・法規

  • IAB広告基準
  • 各社標準

※本ツールは公的基準に基づく参考計算です。実際の設計・施工・法令適用は最新の告示・規格および所轄官庁の判断に従ってください。

よくある質問(FAQ)

広告換算値は今も使われていますか?

社内報告では広く使われますが、単独の評価指標にすべきでないという方針が業界団体から示されています。

論調の係数はどう決めますか?

客観的な基準はありません。社内で定義を定め、一貫して適用することが実務的です。

SNSの拡散はどう扱いますか?

反応1件あたりの単価を設定して換算します。単価の根拠を明示しておく必要があります。