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新聞広告費用

掲載する紙面の規模と回数から、新聞広告の費用と到達単価を試算します。

最終更新:2026-05-06/監修:計算ツールズ編集部

新聞広告費用ツール

計算式と考え方

掲載料は「全15段の定価 × 媒体の係数 × 段数 ÷ 15 × 刷色の係数」で求めます。全国紙1紙の全15段モノクロを4,000万円とすると、5紙セットは係数3.6で1億4,400万円、これを5段(15分の5)にして4,800万円が定価です。実勢では定価から4割程度の割引が行われることが多く、1回あたりの掲載料は約2,880万円になります。制作費150万円を加えた総額は約3,030万円です。到達部数1,390万部に対する1,000部あたりの単価は約2,072円、1部を2人が読むとして到達人数は約2,780万人となり、反応率0.02%なら約5,560件、1件あたり約5,450円という計算です。

段数と紙面の関係

全15段1ページ全面。最も目立つが費用も最大になる
半5段記事下の横長の枠。企業広告で最も使われる形
3段1/3小型の枠。継続的な出稿でも負担を抑えられる
題字下1面の題字の横。面積は小さいが視認性が高く単価も高い

新聞広告費用の詳しい解説

新聞広告の料金は、紙面の面積を表す段数と、掲載する紙面、刷色、そして媒体の部数で決まります。1ページは縦15段で構成され、全面は15段、記事下によく使われる横長の枠は5段という数え方をします。定価は各社が料金表として公表していますが、実際の取引では割引が行われるのが通例で、出稿の量や時期、代理店との取引条件によって水準が変わります。定価だけで予算を組むと過大な見積になり、逆に割引を過大に見込むと足が出ます。近年の判断で重要になっているのが、部数の減少と読者層の変化です。全国紙の発行部数は長期にわたって減少を続けており、10年前と比べると大きく水準が下がっています。一方で、残っている読者は年齢層が高く、可処分所得と資産を持ち、記事を最後まで読む習慣がある層に偏っています。この特性は、若年層への訴求には不向きである反面、金融商品、医療、住宅、旅行、書籍といった分野では、他の媒体より高い反応が得られる場合があります。単純な到達人数の比較ではなく、狙う層がどこにいるかで評価すべき媒体になっています。信頼性の要素も無視できません。紙面に掲載された広告は、内容について媒体側の審査を経ており、その事実自体が受け手の判断に影響します。特に高額な商品や、実体の確認が難しいサービスでは、新聞に掲載されているという事実が判断材料として働くことがあります。この効果は数値として測りにくいため、費用対効果の計算では扱われにくいものの、出稿の理由として挙げられることが少なくありません。効果の測定には工夫が必要です。紙面には測定の仕組みがないため、専用の電話番号、専用のページ、掲載日前後の検索数や指名の問い合わせ数の変化といった間接的な指標で判断することになります。掲載日を分散させて反応の差を見る、同じ内容を異なる紙面で試すといった方法も採られます。反応率は商材と設計によって大きく変わり、0.01%を下回ることも、通信販売型の設計で0.1%に届くこともあります。デジタルとの併用も実務上の論点です。紙面での掲載と同時期に検索連動型の広告を強めると、紙面を見た人が検索した際に受け皿を用意できます。紙面単体で完結させるより、掲載日に合わせた導線の設計を含めて計画するほうが、費用に対する回収は高まります。出稿の判断にあたっては、掲載料だけでなく制作費、事前の審査に要する期間、掲載後の問い合わせに対応する体制まで含めて見積もることが必要です。

業界・現場での使い方

予算の見積

段数と回数から総額を算出します。

媒体の比較

1,000部あたりの単価で他の媒体と比べます。

効果の想定

反応率から1件あたりの獲得費用を試算します。

よくある間違い・注意点

  • 定価で予算を組む — 実勢では割引が行われるのが通例です。定価のままでは過大な見積になります。
  • 部数だけで媒体を選ぶ — 読者の年齢層と関心が偏っています。狙う層がどこにいるかで判断してください。
  • 効果の測定の仕組みを用意しない — 紙面には測定機能がありません。専用の番号やページを掲載前に準備する必要があります。

関連する規格・法規

  • 電通
  • 日本広告業協会

※本ツールは公的基準に基づく参考計算です。実際の設計・施工・法令適用は最新の告示・規格および所轄官庁の判断に従ってください。

よくある質問(FAQ)

全面広告はいくらかかりますか?

全国紙1紙の全国版で数千万円が定価の水準です。割引や掲載する版によって実勢は変わります。

割引はどの程度ありますか?

出稿量や時期によりますが、定価から数割の幅で調整されることが一般的とされます。

効果はどう測りますか?

専用の電話番号やページ、掲載前後の検索数や問い合わせ数の変化で間接的に測ります。