計算ツール
newborn医療健康セルフケア

乳児予防接種

生後1歳までに受けるワクチンの回数と通院回数、自己負担額を試算します。

最終更新:2026-05-06/監修:計算ツールズ編集部

乳児予防接種ツール

計算式と考え方

1歳になるまでの定期接種は、注射が五種混合3回、小児用肺炎球菌3回、B型肝炎3回、BCG1回の合計10回に、経口のロタウイルス(5価なら3回)を加えた13回です。任意でインフルエンザを2回受ける場合、総接種回数は15回になります。通院回数は、注射を1回あたり4本まで同時接種すれば標準的な日程では5回に収まり、インフルエンザの2回を加えて7回です。公費で賄われる定期接種を1回9,500円とすると約12万3,500円相当になり、自己負担はインフルエンザの7,000円と交通費4,200円を合わせて約1万1,200円という計算です。

1歳までに受ける主なワクチン

ロタウイルス生後2か月から開始。5価は3回、1価は2回。経口で接種する
B型肝炎生後2か月から3回。母子感染予防の対象では別の日程になる
五種混合ジフテリア、破傷風、百日せき、ポリオ、ヒブの5種類を3回
小児用肺炎球菌生後2か月から3回。1歳以降に追加接種が加わる
BCG生後5か月から8か月の間に1回。結核の重症化を防ぐ目的

乳児予防接種の詳しい解説

生後1年間に受けるワクチンの回数が多いのは、この時期が感染症で重症化しやすく、かつ母親から受け継いだ免疫が数か月で失われるためです。ヒブや肺炎球菌による細菌性髄膜炎は生後3か月から2歳前後に集中し、百日せきは月齢の低い乳児で呼吸が止まる形の重症例が起きます。これらに間に合わせるには、生後2か月の時点から接種を始める必要があり、その結果として短い期間に接種が集中します。同時接種は、この日程を成立させるための前提になっています。1本ずつ受ける場合、次の接種まで間隔を空ける決まりがあるため、標準的な日程に収まらず、免疫がつく前に感染する期間が長くなります。同時に接種しても、それぞれのワクチンの効果が下がったり副反応が増えたりすることは確認されていないという報告が各学会から示されており、同時接種は例外ではなく通常の方法として位置づけられています。実際の医療機関では、両腕と両大腿に分けて4本程度をまとめて接種する運用が広く行われています。費用の面では、定期接種は市区町村が費用を負担するため窓口での支払いは生じません。ただし、里帰り出産などで住民票のある自治体以外で接種する場合は、いったん全額を支払って後から申請する取り扱いになることがあり、事前の確認が必要です。任意接種の扱いは自治体によって差があり、インフルエンザやおたふくかぜについて独自の助成を設けている地域もあります。副反応については、接種当日から翌日にかけての発熱、接種部位の腫れ、機嫌の悪さが比較的よく見られます。多くは数日で治まりますが、接種後30分程度は院内または近くで様子を見ることが求められており、これは頻度は低いものの急な反応が生じた場合に対応するためです。判断に迷う症状が出たときは、自己判断で次回を見送らず、接種した医療機関に相談することが勧められます。日程が遅れた場合でも、最初からやり直す必要はなく、残りの回数を規定の間隔で続ければ免疫は得られます。むしろ、遅れを理由に接種そのものを取りやめることのほうが問題で、未接種の子どもが一定割合を超えると地域全体での流行が起こりやすくなります。接種を受けられない体質の子どもを守るという意味でも、接種率の維持には集団としての意味があります。

業界・現場での使い方

日程の設計

同時接種の本数から必要な通院回数を確認します。

費用の把握

任意接種と交通費を含めた自己負担を試算します。

負担の見積

通院に要する時間の合計から仕事の調整を考えます。

よくある間違い・注意点

  • 同時接種を避けて1本ずつ受ける — 標準的な日程に収まらず、免疫がつく前の期間が長くなります。同時接種は通常の方法として扱われています。
  • 遅れたので最初からやり直す — やり直す必要はありません。残りの回数を規定の間隔で続ければ免疫は得られます。
  • 里帰り先での接種の手続を確認しない — 住民票のある自治体以外では全額を立て替える扱いになることがあります。事前の確認が必要です。

関連する規格・法規

  • 医療関連
  • 各学会

※本ツールは公的基準に基づく参考計算です。実際の設計・施工・法令適用は最新の告示・規格および所轄官庁の判断に従ってください。

よくある質問(FAQ)

1歳までに何回接種しますか?

定期接種で12回から13回、任意接種を含めると15回前後になります。ワクチンの種類の選択で変わります。

同時接種は体に負担になりませんか?

効果の低下や副反応の増加は確認されていないとされます。日程を守るために広く行われている方法です。

接種後に発熱したらどうしますか?

当日から翌日の発熱は比較的よく見られます。程度や続く時間で判断が変わるため、接種した医療機関に相談してください。