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都市ガスLPG比較

使用量と単価から、都市ガスとプロパンガスの費用差を試算します。

最終更新:2026-05-06/監修:計算ツールズ編集部

都市ガスLPG比較ツール

計算式と考え方

都市ガスの料金は「基本料金 + 使用量 × 従量単価」で求めます。基本1,100円、25m³×175円で合計5,475円です。プロパンガスは熱量が都市ガスの約2.23倍あるため、同じ熱量を得るのに必要な体積は25÷2.23で約11.2m³になります。基本1,800円に11.2m³×650円を加えて約9,085円です。差額は月約3,610円、年間で約43,300円になります。都市ガスへの切替工事に15万円かかるとすれば、約3.5年で回収できる計算です。

2つのガスの違い

供給方法都市ガスは導管、プロパンは容器の配送。設備の所有形態が異なる
熱量プロパンは都市ガスの約2.2倍。同じ体積でより多くの熱が得られる
料金の決まり方都市ガスは届出制、プロパンは自由価格で事業者ごとに異なる
切替の可否導管が敷設されている地域でのみ都市ガスへの切替が可能

都市ガスLPG比較の詳しい解説

都市ガスとプロパンガスは、供給の仕組みと料金の決まり方が根本的に異なります。都市ガスは地中の導管から供給され、料金は届出された料金表に基づきます。プロパンガスは容器を配送する方式で、料金は事業者が自由に設定できます。この自由価格という性質が、同じ地域でも事業者によって料金が大きく異なる原因になっています。料金を比較する際に注意が必要なのが、熱量の違いです。プロパンガスは1m³あたりの発熱量が都市ガスの約2.2倍あるため、単価を単純に比べることはできません。同じ量のお湯を沸かすのに必要な体積が異なるためです。この換算を行ったうえで比較すると、一般にプロパンガスのほうが1.5倍から2倍程度高くなります。プロパンガスの料金が高くなる理由には、供給の構造があります。容器を各戸に配送する人件費と輸送費、容器や調整器といった設備の費用が価格に含まれます。また、住宅の建設時に設備の費用を事業者が負担し、その分をガス料金に上乗せして回収するという慣行もあり、これが料金を押し上げる要因として指摘されてきました。この点については、料金の透明化を求める制度上の対応が進められています。プロパンガスの契約者にとって重要なのは、料金の交渉と事業者の変更が可能だという点です。自由価格であるため、他社の見積を取って交渉する、あるいは事業者を変更することで料金を下げられる可能性があります。ただし、設備の所有権が事業者にある場合、切替時に設備の買取や違約金を求められることがあり、契約内容の確認が必要です。都市ガスへの切替は、導管が敷設されている地域でのみ可能です。工事には配管の引き込みとガス器具の交換または調整が必要で、費用は十数万円から数十万円になります。年間の差額が大きければ数年で回収できるため、導管が近くを通っている場合は検討する価値があります。ただし賃貸住宅では所有者の判断となり、入居者の一存では変更できません。

業界・現場での使い方

料金の比較

熱量を換算したうえで両者の費用を比較します。

切替の検討

工事費の回収年数を試算します。

料金交渉

適正な水準を把握し、事業者との交渉材料にします。

よくある間違い・注意点

  • 単価を直接比較する — 熱量が約2.2倍違います。同じ熱量あたりで比較する必要があります。
  • プロパンの料金交渉ができないと思う — 自由価格のため交渉や事業者の変更が可能です。ただし設備の扱いの確認が必要です。
  • 切替工事費だけで判断する — 年間の差額が大きければ数年で回収できます。回収年数で判断してください。

関連する規格・法規

  • 家計調査
  • 消費者庁

※本ツールは公的基準に基づく参考計算です。実際の設計・施工・法令適用は最新の告示・規格および所轄官庁の判断に従ってください。

よくある質問(FAQ)

なぜプロパンのほうが高いのですか?

容器の配送費用と設備費が価格に含まれるためです。自由価格であることも事業者間の差を生みます。

料金を下げる方法はありますか?

他社の見積を取って交渉するか、事業者を変更する方法があります。設備の所有関係の確認が必要です。

都市ガスに切り替えられますか?

導管が敷設されている地域でのみ可能です。工事費は十数万円から数十万円になります。