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DAU/MAU比

日次と月次の利用者数から、サービスの利用頻度(粘着度)を算出します。

最終更新:2026-05-06/監修:計算ツールズ編集部

DAU/MAU比ツール

計算式と考え方

DAU/MAUは「1日あたりの利用者数 ÷ 月間の利用者数 × 100」で求めます。DAU 15,000人、MAU 50,000人なら30%です。この比率は、平均的な利用者が月に何日使っているかを示し、30%なら月9日という計算になります。20%以上で健全、50%を超えると非常に高い粘着度とされます。あわせてWAU/MAUも算出しており、週1回以上使う利用者の割合を示します。この2つの差が大きい場合、週に数日だけ使う層が厚いことを意味します。

サービス別の目安

50%以上毎日使うことが前提のサービス。コミュニケーションツールなど
30〜50%業務系SaaSで良好とされる水準
20〜30%標準的。週1〜2回の利用が中心
20%未満月に数回の利用。用途が限定的か、想起されていない

DAU/MAU比の詳しい解説

DAU/MAUは、サービスがどれだけ日常に組み込まれているかを示す指標です。「粘着度」や「スティッキネス」と呼ばれ、成長の持続性を測る目安として使われます。この比率が高いサービスは、利用者の生活や業務に定着しているため解約されにくく、口コミによる拡散も起きやすくなります。ただし比率の適正値はサービスの性質によって大きく異なります。毎日使うことが前提のコミュニケーションツールでは50%以上が期待されますが、月次の請求業務に使うツールでは10%でも問題ありません。他社と比較するより、自社の推移を追うほうが実用的です。指標を使う際の注意点は、DAUとMAUの定義を明確にすることです。何をもって「利用した」とするかにより数値が大きく変わります。アプリを起動しただけを利用とするか、特定の機能を使った場合のみとするかで、実態の捉え方が変わります。プロダクトの価値を実感する行動を基準に定義するほうが、改善につながる指標になります。集計の方法によっても結果は動きます。特定の1日の値を使うか月中の平均を使うかで数値が異なり、業務系のサービスでは平日と休日の差が大きいため、平均のとり方が比率に直接影響します。月ごとの営業日数の違いも比率を動かすため、前月比を見る際はこの影響を分けて考える必要があります。比率を上げる手段としては、日次で価値のある機能の追加、通知による想起、習慣化を促す設計が挙げられます。ただし通知の乱発は逆効果で、アンインストールや通知オフを招きます。また同じ30%でも、一部が毎日使い残りがまったく使わない状態と、全員が月に9日ずつ使う状態では打つべき手が異なるため、利用日数の分布や登録からの経過期間ごとの継続率を併せて見ると課題が具体化します。MAUが伸びているのにDAU/MAUが下がっている場合は新規利用者が定着していないことを示し、オンボーディングの改善が課題になります。数値の解釈では、外部要因の影響も切り分ける必要があります。長期休暇や年度の切り替わりで利用が落ちるサービスでは、施策の効果と季節変動が混ざります。前年の同時期と比べる、施策を適用した層と適用しない層を比べるといった方法をとると、判断を誤りにくくなります。またこの比率だけを追うと既存の利用者に頻繁に使わせることへ関心が偏り、新規獲得がおろそかになる可能性もあります。

業界・現場での使い方

プロダクト分析

利用の定着度を測り、改善施策の効果を検証します。

投資家説明

サービスの粘着度を示す指標として提示します。

施策評価

通知や機能追加による日次利用の変化を追跡します。

よくある間違い・注意点

  • 利用の定義を曖昧にする — 起動だけを利用とするか機能利用を条件とするかで数値が変わります。定義の明確化が前提です。
  • 他社と単純比較する — サービスの性質で適正値が大きく異なります。自社の推移を追うほうが実用的です。
  • 通知を乱発する — アンインストールや通知オフを招きます。本当に必要な通知に絞ってください。

関連する規格・法規

  • SaaStr
  • ChurnZero白書

※本ツールは公的基準に基づく参考計算です。実際の設計・施工・法令適用は最新の告示・規格および所轄官庁の判断に従ってください。

よくある質問(FAQ)

何%が目標ですか?

20%以上で健全、業務系SaaSでは30〜50%が目安です。サービスの性質により適正値は変わります。

DAU/MAUが下がったら?

新規利用者が定着していない可能性があります。MAUの推移と併せて確認してください。

WAU/MAUも見るべきですか?

有用です。DAU/MAUとの差から、週に数日だけ使う層の厚みが把握できます。