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直帰率

セッション数と直帰数から直帰率を算出し、改善による影響を試算します。

最終更新:2026-05-06/監修:計算ツールズ編集部

直帰率ツール

計算式と考え方

直帰率は「直帰したセッション数 ÷ 全セッション数 × 100」で求めます。5万セッションのうち2.5万が直帰なら50%です。改善効果は、直帰しなかったセッションのCVRを一定として、直帰率が下がった分だけコンバージョンが増えるという単純化で試算します。直帰率50%から45%に改善すれば、非直帰セッションが2.5万から2.75万に増え、CVR3%なら75件のコンバージョン増、1件5,000円なら月37.5万円の増加という計算です。実際には流入の質も影響するため、この試算は上限に近い見積もりになります。

直帰率の解釈

40%以下良好。ただし計測設定の誤りで低く出ている可能性も確認を
40〜60%標準的な範囲。多くのサイトがこの帯に収まる
60〜80%やや高い。流入キーワードとページ内容のずれを疑う
ブログ記事単体高くて当然。目的を果たして離脱する場合も直帰に計上される

直帰率の詳しい解説

直帰率は1ページだけ見て離脱したセッションの割合を示す指標ですが、高いこと自体が必ずしも問題とは限りません。読者が求めていた情報を得て満足して帰った場合も直帰に計上されるためです。営業時間を調べに来た人が営業時間を確認して帰るのは、サイトとして目的を果たしています。このため直帰率は単独ではなく、ページの目的と併せて解釈する必要があります。問題と判断すべきなのは、コンバージョンを目的としたページで直帰率が高い場合、あるいは流入キーワードとページ内容がずれている場合です。前者はページの構成や導線に、後者は集客の設計に問題があります。改善の打ち手としては、ファーストビューで求める情報に到達できるようにする、関連コンテンツへの導線を明示する、ページの表示速度を上げる、モバイルでの読みやすさを改善するといった方向があります。表示速度は特に影響が大きく、読み込みに3秒以上かかると離脱が急増するという分析が広く知られています。ただし直帰率の低下がそのまま成果に直結するとは限りません。関連リンクを増やせば数値上の直帰は減りますが、目的のページに至らないまま回遊しているだけの場合もあり、コンバージョン数と併せて見ないと改善の判断を誤ります。計測側の確認も必要で、計測タグが二重に設置されていると1回の閲覧が複数のイベントとして記録され、直帰率が実態より極端に低く出ることがあります。数値が良すぎる場合は、まず設定を疑うほうが安全です。なおGA4では従来の直帰率の定義が変わり、エンゲージメントのなかったセッションの割合として算出されます。10秒以上の滞在、2ページ以上の閲覧、コンバージョンのいずれかがあればエンゲージメントありと判定されるため、旧来の数値と直接比較できない点に注意が必要です。改善の順序としては、まず流入元とページの組み合わせで分解し、直帰率が高くかつ流入量の多い箇所から手を付けるのが効率的です。全ページの平均を数ポイント動かそうとするより、上位数ページの改善のほうが総量への影響は大きくなります。またこの試算は、直帰しなかったセッションのCVRが変わらないという前提に立っています。実際には離脱を減らして残った層のCVRは平均より低いことが多く、算出される増加額は上限に近い見積もりとして扱うのが妥当です。

業界・現場での使い方

サイト改善

ページごとの直帰率を比較し、改善対象を絞り込みます。

広告運用

流入元別の直帰率から、キーワードや配信面の質を評価します。

効果測定

改善施策の前後で直帰率を比較し、売上への影響を試算します。

よくある間違い・注意点

  • 高い直帰率を一律に問題視する — 目的を果たして帰る場合も直帰です。ページの役割と併せて解釈してください。
  • サイト全体の平均だけを見る — ページごとに大きく異なります。目的別に分けて評価しないと打ち手が定まりません。
  • GA4と旧UAの数値を直接比較する — 定義が異なります。GA4はエンゲージメントの有無で判定するため、水準が変わります。

関連する規格・法規

  • 業界標準
  • Google Analytics等

※本ツールは公的基準に基づく参考計算です。実際の設計・施工・法令適用は最新の告示・規格および所轄官庁の判断に従ってください。

よくある質問(FAQ)

目安は何%ですか?

40〜60%が一般的な範囲です。ただしページの種類で大きく変わるため、絶対的な基準はありません。

改善の優先順位は?

表示速度の改善が最も効果が出やすい領域です。次にファーストビューの内容と導線を見直します。

GA4の直帰率は何が違うのですか?

エンゲージメントのなかったセッションの割合です。10秒以上の滞在などがあれば直帰に計上されません。