計算ツール
健康体調フィットネス

小児予防接種スケジュール自動生成|定期・任意・同時接種対応の0-7歳完全カバー版

お子さんの生年月日と既接種履歴を入力すると、B型肝炎・ロタ・ヒブ・肺炎球菌・四種混合・BCG・MR(麻疹風疹)・水痘・日本脳炎・HPV・おたふく・インフル・髄膜炎菌などの定期接種/任意接種スケジュールを自動生成します。厚労省最新スケジュール・日本小児科学会推奨に準拠し、月齢別接種可能日・同時接種可否・間隔ルール・費用目安まで一括表示。0〜7歳のワクチンデビューから就学前ブースターまで、一本で完結する無料フラッグシップツールです。

最終更新:2026年8月14日/監修:計算ツールズ編集部

予防接種スケジュール生成ツール

生年月日から月齢を自動計算します。
「今日から先の必要接種」を確認するための起点。既定は今日の日付。
任意接種は自費(1回3,000〜10,000円)。市町村補助のある地域もあります。

月齢別 接種プロセス

1生後0-2か月:B型肝炎・ロタ・ヒブ・肺炎球菌スタート
2生後3-6か月:四種混合・追加ローテーション
3生後5-8か月:BCG
41歳台:MR1期・水痘・おたふく・追加接種
53歳以降:日本脳炎1期
6就学前(5-6歳):MR2期

接種スケジュール一覧

ワクチン種別接種可能日状態費用

結果の見方

本ツールは「その日から接種可能なワクチン」と「今後の接種順序」を自動生成します。読み方の3つのポイント。

  • 次回接種日:現時点で最も早く受けられる接種の予定日。未接種のうち、月齢基準と間隔ルールを両方満たす直近日を表示します。
  • 接種可能日:各ワクチンごとに、月齢下限・上限と前回接種からの必要間隔を満たす最初の日付。複数を同一日に「同時接種」可能で、小児科では原則同時接種を推奨。
  • 状態接種済接種可能待機中期限超過の4種で管理。期限超過は多くの場合、公費適用外=自費になるので要注意。

スケジューリングのルール

接種間隔の基本ルール(2020年10月改正)

従来「生ワクチン→生ワクチンは27日以上、生→不活化は6日以上」など複雑でしたが、2020年10月から大幅に簡素化されました。

 注射生ワクチン→注射生ワクチン:27日以上あける
 それ以外の組合せ:制限なし(同一ワクチンの間隔は各添付文書に従う)

「注射生ワクチン」とはMR・水痘・おたふく・BCGなど。これら同士は27日以上あけますが、それ以外(不活化ワクチン同士、経口生ワクチン→注射生ワクチンなど)は好きなタイミングで打てます。同時接種(同日)は制限に含まれず、いつでも同日接種可能です。

ワクチン別の接種スケジュール

  • B型肝炎:生後2か月から。1回目→27日以上→2回目→139日以上→3回目(合計3回)
  • ロタ(1価/5価):生後6-14週から開始、24週or32週までに完了。経口生ワクチン。
  • ヒブ:生後2か月から。初回3回+追加1回(合計4回)
  • 肺炎球菌(PCV13/PCV15):生後2か月から。初回3回+追加1回
  • 四種混合(DPT-IPV):生後2か月から。初回3回(20日以上間隔)+追加1回(6か月以上後、標準12-18か月後)
  • BCG:生後5-8か月標準(1歳まで公費)
  • MR1期:1歳〜2歳未満で1回
  • 水痘:1歳〜3歳未満、3か月以上あけて2回
  • 日本脳炎1期:3歳〜7歳半(一部地域は6か月から可)、1期初回2回+1期追加1回
  • MR2期:5-7歳未満(就学前1年間)

2024年4月から追加:五種混合ワクチン

2024年4月から四種混合(DPT-IPV)+ヒブが一体化した「五種混合」が定期接種に加わりました。1回で5つの疾患をカバーでき、接種回数が減るため、これから接種を始める新生児には五種混合が主流になります。既に四種混合+ヒブで開始した場合は同一ワクチンで完了します。

定期/任意ワクチン一覧(2026年現在)

ワクチン種別接種回数費用予防対象
B型肝炎定期3回公費B型肝炎(母子感染以外)
ロタ(1価/5価)定期2/3回公費ロタウイルス胃腸炎
ヒブ(Hib)定期4回公費細菌性髄膜炎
肺炎球菌(PCV13/15)定期4回公費細菌性髄膜炎・肺炎・中耳炎
四種/五種混合定期4回公費ジフテリア・百日咳・破傷風・ポリオ(+ヒブ)
BCG定期1回公費結核(特に髄膜炎・粟粒結核)
MR(麻疹風疹)定期2回公費麻疹・風疹
水痘定期2回公費水ぼうそう・帯状疱疹(若年発症)
日本脳炎定期4回公費日本脳炎(コガタアカイエカ媒介)
HPV定期(女子)2-3回公費子宮頸がん・咽頭がん等
おたふくかぜ任意2回5,000-7,000円/回ムンプス(難聴合併症リスク)
インフルエンザ任意(毎年)1-2回/年3,000-4,500円/回季節性インフルエンザ
髄膜炎菌任意1-2回約20,000円/回侵襲性髄膜炎菌感染症
A型肝炎任意3回約7,500円/回A型肝炎(海外渡航時)

おたふくかぜは2026年時点でも任意接種のままですが、日本小児科学会は「1歳と5-6歳(MR2期と同時)の2回接種」を強く推奨。ムンプス難聴(片耳の永続的難聴)が1万人に1〜2人発症し、後遺症の重篤度から先進国のほとんどで定期化されています(日本は2020年代後半に定期化議論継続中)。

0-7歳月齢別 標準スケジュールカレンダー

月齢/年齢接種推奨ワクチン
生後2か月B型肝炎①・ロタ①・ヒブ①・肺炎球菌①・(五種混合①)
生後3か月B型肝炎②・ロタ②・ヒブ②・肺炎球菌②・(五種混合②)
生後4か月ロタ③(5価のみ)・ヒブ③・肺炎球菌③・(五種混合③)
生後5-8か月BCG・B型肝炎③
1歳0-1か月MR1期・水痘①・おたふく①・ヒブ追加・肺炎球菌追加・(五種混合追加)
1歳3-6か月水痘②
3歳日本脳炎1期①・②
4歳日本脳炎1期追加
5-6歳(就学前)MR2期・おたふく②
9歳日本脳炎2期(就学後)
11歳二種混合(DT)
毎年10-11月インフルエンザ(生後6か月以降・任意)

ケーススタディ:接種プランの実例

① 新生児プラン:生後1か月・全未接種

生後2か月ちょうどで4種同時接種スタート。 が最初の接種日。B型肝炎・ロタ・ヒブ・肺炎球菌の同時接種で1回の来院で4本、5価ロタなら翌月に3種、その次月に3種と続く典型ペース。生後7か月時点で追加のBCGを完了させる。

② 生後6か月・未接種(引越し等で遅れ)

キャッチアップスケジュール。。ロタは接種可能期限を過ぎている場合が多いため、他のワクチンから最短ルートで一気に追いつく。同時接種を積極利用し、月2回受診で3-4か月で標準スケジュールに追いつくパターン。

③ 1歳追加接種:0歳のワクチンは完了済

1歳の追加ラッシュ期。。MR1期・水痘・おたふく・ヒブ追加・肺炎球菌追加・(五種混合追加)が集中。同時接種で1回3〜4本、2回に分けて実施が現実的。3か月あけて水痘2回目。

④ 就学前MRブースター:5歳・年長

MR2期の時期。。就学前1年間(小学校入学の前年4月〜3月末)が接種期限で、期限を過ぎると自費になる。日本脳炎1期追加が未完了なら同時にキャッチアップ。おたふく2回目も同時期。

⑤ 任意接種フル込プラン:1歳・こだわり派

定期+任意フル装備。。おたふく2回・毎年インフル・髄膜炎菌B・A型肝炎まで任意分を追加。任意分の自費総額は5歳までで累計約6-10万円。海外渡航予定がある家庭では髄膜炎菌・A肝は必須装備。

同時接種と副反応

同時接種の安全性

日本小児科学会は「同時接種は安全で推奨」と明確に指針を出しています。米国・欧州では0歳児が1回の来院で5〜6本同時接種することも珍しくなく、免疫応答は個別接種と同等、重篤な副反応も増えないというRCT結果が複数あります。同時接種のメリットは①接種時期を守れる、②受診回数が減る、③保護者・医療者の負担軽減、④重篤感染症(髄膜炎など)から早期防御できる。

副反応と対処

  • 局所反応:注射部位の腫れ・赤み・しこり。24-48時間でピーク、数日で改善。冷やして経過観察。
  • 発熱:接種後24時間以内に38℃前後の発熱が15-30%で発生。多くは1-2日で自然解熱。40℃超・3日以上続く場合は受診。
  • 不機嫌・食欲不振:1-2日程度。ミルクは飲めていればOK、水分補給を意識。
  • アナフィラキシー:接種後15-30分以内に発疹・呼吸困難・血圧低下。極めて稀(100万接種に数件)だが医療機関で30分程度は待機。
  • けいれん:熱性けいれん体質児で発熱に伴う。既往ある子は事前に主治医と相談。

接種前後のセルフケア

  • 接種当日の入浴:接種箇所をこすらなければOK。長湯・激しい運動は避ける。
  • 接種前の体温:37.5℃以上は原則延期。軽い風邪症状(鼻水程度・機嫌良い)なら医師判断で接種可。
  • 母子健康手帳を必ず持参。接種歴の記録は生涯必要。
  • 接種スケジュールが多く混乱する時は「予防接種スケジュール表」を印刷し、冷蔵庫に貼るのが定石。
⚠ 本ツールは厚労省・日本小児科学会推奨スケジュールに基づく標準案です。個々のお子さんの健康状態・アレルギー歴・地域の運用差により実際の接種可能日は前後します。実際の接種は必ずかかりつけ小児科医とご相談ください。

よくある質問(FAQ)

予防接種はどの順番で受ければいいですか?

厚労省・日本小児科学会の標準スケジュールに従うのが正解です。ポイントは①生後2か月で「4種同時接種」でスタート(B肝・ロタ・ヒブ・肺炎球菌または五種混合+ロタ)、②毎月同時接種で受診回数を最小化、③1歳の誕生日にMR・水痘・おたふく・追加接種のラッシュに備える、の3点。自己流で1本ずつ受けると1歳までに完了せず、細菌性髄膜炎などの重篤感染症リスクが高まります。

同時接種は本当に安全ですか?

日本小児科学会・厚労省・WHO・米CDC・欧州ECDCすべてが「安全で推奨」と明確に発信しています。免疫応答・副反応頻度は個別接種と同等というエビデンスが複数のRCTで示されており、米国では0歳児が1回で6本同時接種することも標準的。日本で「同時接種は不安」という保護者の声は残るものの、医学的根拠はなく、むしろ接種スケジュールが守れず重篤感染症にかかるリスクのほうがはるかに大きいのが実情。

接種スケジュールが遅れた場合はどうすればいい?

各ワクチンには「公費で受けられる期限」があり、それを過ぎると自費になります。ただし、原則は「早くリカバリー開始→キャッチアップ接種で公費期限内に完了」。かかりつけ小児科に相談すれば、複数ワクチンを短期間で同時接種していく個別スケジュールを組んでくれます。BCGは1歳、ヒブ・肺炎球菌は5歳、MR1期は2歳、日本脳炎1期は7歳半、が主な公費期限。

任意接種は絶対に受けるべきですか?

優先度順に:①おたふくかぜ(ムンプス難聴予防・強く推奨)、②インフルエンザ(毎年10-11月・強く推奨)、③髄膜炎菌(寮生活の中高生・海外留学予定なら必須)、④A型肝炎(アジア/アフリカ渡航予定)。特におたふくは日本小児科学会が「定期並みに重要」と位置づけ、2回接種で難聴合併症を95%以上抑制できます。自費でも受ける価値が最も高い任意接種です。

副反応で熱が出たらどうすればいい?

38℃前後の発熱は接種後24-48時間内に15-30%の頻度で発生し、免疫が正常に反応している証拠。1-2日で自然解熱するのが通常経過。対処は①水分補給・薄着・室温調整、②機嫌が良ければ経過観察、③解熱剤は必要時のみ(アセトアミノフェン系)、④40℃超・3日以上続く発熱・けいれん・意識障害・強い不機嫌・ぐったり感があれば受診。解熱剤の予防投与は不要(かえって免疫応答を弱める可能性)。

五種混合と四種混合、どちらを受けるべき?

2024年4月から追加された五種混合は、四種混合(DPT-IPV)+ヒブが一体化したワクチン。これから接種を始める新生児は五種混合が推奨で、1回の接種で5疾患カバー、接種本数と受診回数が減るメリットが大きい。既に四種混合+ヒブ別々で開始している場合は同一ワクチンで完了する原則。途中で切り替えると免疫誘導が不十分になる可能性があるためです。

ロタウイルスワクチンの1価と5価はどう違いますか?

1価ロタリックス(GSK)は2回接種・生後24週まで、5価ロタテック(MSD)は3回接種・生後32週までに完了。予防効果はどちらも重症化を90%以上防ぐ同等レベル。同一ワクチンで完了する原則があり、初回に受けたものを継続します。初回接種期限は生後14週6日(腸重積リスク管理のため)と厳しいので、生後2か月ちょうどでスタートするのが安全策です。

予防接種と保育園入園、どちらが先ですか?

予防接種を最優先に。保育園は感染症リスクが家庭の10倍以上で、麻疹・水痘・おたふく・ロタなどの集団感染源になります。入園前までに最低限「B肝3回・ロタ・ヒブ4回・肺炎球菌4回・四種/五種混合4回・BCG・MR1期・水痘2回・おたふく1回目」を完了させておくのが安全ライン。1歳児クラスの入園なら生後2か月からのスケジュール厳守が必須です。

予防接種の費用はどれくらいかかりますか?

定期接種は全額公費(無料)で、標準スケジュール完了まで7年間の総額0円。任意接種のみ自費で、内訳目安はおたふく2回1万〜1.4万円・インフル毎年3千〜5千円×7年で2万〜3.5万円・髄膜炎菌1〜2回2万〜4万円。自治体によりおたふく・インフル・髄膜炎菌に補助制度あり(東京都区部の一部、名古屋市、福岡市など)。

HPVワクチンは何歳から受けるべきですか?

定期接種は小学6年〜高校1年相当の女子(12〜16歳)で、標準は中学1年生時。積極的勧奨が2022年から再開され、キャッチアップ接種(1997〜2007年度生まれ女性)も2025年3月末まで公費(延長議論中)。9価ワクチン(シルガード9)が2023年から定期化され、子宮頸がんの原因HPVの90%以上をカバー。男子への任意接種も咽頭がん・肛門がん予防で徐々に普及中です。

出典・参考資料

※本記事のスケジュールは厚労省標準に基づく参考例です。実際の接種可能日・自治体制度・お子さんの健康状態は必ずかかりつけ小児科・自治体保健センターにご確認ください。