計算ツールズ
マンガ本棚

漫画本棚スペース 計算ツール

マンガ本棚必要スペース・重量

本棚 計算機

計算式と前提

必要長さ = 冊数 × 1.3cm/段数 = 必要長さ ÷ 90cm(切り上げ)/総重量 = 冊数 × 0.2kg/設置面積 = 段数 ÷ 6 × 0.9m × 0.3m/設置面積あたりの荷重 = 総重量 ÷ 設置面積

既定値の500冊で追うと、厚み1.3cmなので棚板は6.5m必要になり、幅90cmの棚板に直すと8段です。重さは1冊0.2kgで100kgになります。1台6段・幅90cm・奥行30cmの本棚を前提にすると設置面積は0.36平方メートルとなり、その面積あたりの荷重は約278kg/㎡という並びです。厚みと重さは新書判コミックを想定した既定値なので、判型が違う蔵書では実測値に置き換えてください。

早見表

1冊1.3cm・0.2kg、棚板の有効幅90cm、本棚1台は6段・奥行30cmという前提での計算です。計算機に同じ冊数を入れると同じ数字が出ます。

所有冊数別の収納要件

所有冊数必要長さ段数総重量設置面積あたりの荷重
100冊1.3m2段20kg約222kg/㎡
300冊3.9m5段60kg約267kg/㎡
500冊6.5m8段100kg約278kg/㎡
800冊10.4m12段160kg約296kg/㎡
1,200冊15.6m18段240kg約296kg/㎡

判型による1冊あたりの厚みの目安(計算機の「所有冊数」に換算するときの係数)

判型1冊の厚みの目安1m の棚板に入る冊数本ツール既定値との差
新書判のコミック単行本約1.3cm約76冊既定値そのもの
B6判のコミック単行本約1.5cm約66冊冊数を1.15倍して入力
A5判・単行本サイズ約1.8cm約55冊冊数を1.4倍して入力
愛蔵版・完全版約2.5cm約40冊冊数を1.9倍して入力

詳しい解説

棚が足りなくなる理由は、冊数ではなく厚みの合計で決まる点にあります。全50巻の作品を1シリーズ買うと、それだけで棚板が65cm埋まります。幅90cmの棚板1段には新書判で約69冊しか入らないため、全50巻のシリーズを2つ買えば1段には収まりません。500冊で棚板8段というのは、一般的な6段の本棚1台では足りず2台目が必要になる水準で、部屋の壁1面を割り当てる前提になります。棚の見積もりを冊数の感覚で行うと、この壁面の占有量を読み違えます。

判断が分かれるのは、収納密度をどこまで詰めるかです。棚板の幅いっぱいまで本を詰めると出し入れがしにくくなり、背表紙を探すのにも時間がかかります。実際には1段あたり1割ほど余白を残す運用が多く、その場合の必要段数は計算値の1.1倍前後になります。逆に、読み返さない巻を奥に二重に置いて手前にもう1列を作る運用なら、同じ棚板で倍近く収まりますが、奥の列は事実上取り出せなくなります。どちらを選ぶかで必要な棚の量は倍近く変わるため、先に運用を決めてから段数を見るのが順序です。

見落とされやすいのは床の荷重です。建築基準法施行令第85条は、住宅の居室の積載荷重を床の構造計算で1平方メートルあたり1,800ニュートン、およそ180kgと定めています。ただしこれは室全体に均等に載る前提の設計値であり、本棚の足元だけを取り出して比べる数字ではありません。本を隙間なく詰めた本棚は、その設置面積あたりでは200〜300kg/㎡に達しますが、6畳の部屋全体に均せば1平方メートルあたり10kg程度にしかなりません。問題になるのは局所的な集中で、実務では梁や根太と直交する向きに置く、壁際に寄せる、脚の下に板を敷いて接地面積を広げる、といった分散が行われます。木造住宅の2階で不安がある場合は、建築士など専門家に現地を見てもらうのが確実です。

条件による違いも押さえておく必要があります。判型が変われば厚みは1.3cmから2.5cmまで倍近く動き、同じ冊数でも棚板の必要量は倍近く変わります。紙質も影響し、厚手の紙を使う作品や特装版はさらにかさみます。加えて、集英社や講談社といった版元ごとに背幅の設計が違うため、シリーズをまたいで平均すると誤差が縮まります。正確を期すなら、手元の10冊を積んで高さを測り、10で割った値を本ツールの1.3cmの代わりに使ってください。冊数を「実測厚み÷1.3cm」倍して入力すれば、既定値のまま同じ答えが得られます。

最後に、収納の設計は将来の増加分まで含めて考えるほうが結果的に安くつきます。連載中の作品は年に2〜3巻増えるので、5年で10〜15冊の余地が必要です。棚が満杯になってから追加すると、同じシリーズの本棚が入手できず高さや色が揃わないことがあります。最初から1段分の空きを見込んで台数を決めておくと、買い増しのたびに配置を組み替える手間が減ります。地震対策として転倒防止金具で壁の下地に固定することも、台数と設置場所を決める段階で織り込んでおいてください。

よくある間違い・注意点

  • 段数を本棚の台数と読み違える。ここでいう段数は幅90cmの棚板の枚数です。1台6段の本棚なら、段数8は2台という意味になります。
  • 棚板の幅いっぱいに詰まる前提で数える。出し入れの余白を1割見ておかないと、実際には入りきりません。段数は計算値の1.1倍で見積もると足りなくなりにくくなります。
  • 判型を混ぜたまま既定値で計算する。A5判や愛蔵版が多い蔵書では、1冊1.3cmの前提が4割以上外れます。厚みを実測して冊数を換算してください。
  • 設置面積あたりの荷重を、そのまま床の限界と比べる。建築基準法施行令の180kg/㎡は室全体に均した設計値です。本棚の足元だけを取り出して超過していても、直ちに危険という判断にはなりません。
  • 転倒防止を後回しにする。高さのある本棚は固定する前提で置き場所を決める必要があります。下地のない壁面を選んでしまうと、あとから金具を打てません。

参考資料

厚みと重さは新書判コミックを想定した目安です。実際の寸法は作品と版元によって異なります。床の安全性に関する判断は建築士など専門家にご確認ください。

よくある質問

1冊1.3cm・0.2kgという前提はどこから来ていますか

新書判のコミック単行本を想定した本ツールの既定値です。判型で大きく変わり、B6判やA5判の作品、紙の厚い愛蔵版・完全版では1冊2cm前後・0.3kg前後になることもあります。手元の10冊を重ねて厚みを測り、10で割った値を使うと自分の蔵書に合った答えになります。

必要長さと段数はどう使い分けますか

必要長さは棚板の合計の長さ、段数は幅90cmの棚板が何枚必要かを示します。幅60cmの棚を使うなら、必要長さを0.6で割り直してください。段数はあくまで「棚板の枚数」で、本棚の台数ではありません。

本棚は何台必要になりますか

本ツールは1台6段(高さ150cm前後)を前提にしています。段数を6で割って切り上げた数がおおよその台数です。段数8なら2台、段数15なら3台という見方になります。天井までのハイタイプなら7〜8段取れるので、その分台数は減ります。

180kg/㎡という数字は何ですか

建築基準法施行令第85条が定める住宅の居室の積載荷重で、床の構造計算では1平方メートルあたり1,800ニュートン(約180kg)とされています。これは室全体に均等に載る前提の設計値なので、本棚1台の足元だけがこれを超えていても直ちに危険という意味ではありません。判断に迷う場合は建築士など専門家に相談してください。

木造の2階に置いても大丈夫でしょうか

床の下地がどの向きに入っているかで許容度が変わるため、一律には言えません。実務では、梁や根太と直交する向きに本棚を置いて荷重を複数本に分散させる、壁際に寄せる、脚の下に厚い板を敷いて接地面積を広げる、といった対処が取られます。既存住宅で不安があるときは、建築士や施工会社に現地を見てもらうのが確実です。

電子書籍に切り替えると何が変わりますか

必要長さも重量もゼロになりますが、支出の構造は変わります。紙は売却や貸し借りができる一方で場所と重量が要り、電子は場所が要らない代わりに配信終了やサービス停止の影響を受けます。本ツールが答えるのは物理的な収納要件だけなので、金額の比較は蔵書費用の計算ツールと組み合わせてください。

地震対策はどこまで必要ですか

高さのある本棚は転倒防止金具で壁の下地に固定するのが基本です。棚板からの落下を防ぐには、前面にベルトやテグスを渡す方法が使われます。消防庁や自治体の防災担当が対策の手引を公開しているので、固定方法はそちらを確認してください。

全巻そろえたあとの追加分はどう見積もればよいですか

連載中の作品は年2〜3巻の刊行が目安になるため、5年で10〜15冊の余地を先に確保しておくと棚の入れ替えが減ります。所有冊数に将来分を上乗せして計算し、その段数で棚を選ぶのが現実的です。