乗馬ライセンス|5級から1級までの取得コスト
乗馬ライセンスの取得コストを計算する無料電卓。目標級・現在級・週レッスンから、所要レッスン数・総コストを瞬時算出。
乗馬ライセンス 取得コストツール
乗馬ライセンス
① レッスン単価
1回45分=5,500円(クラブにより4,000-8,000円)
② 級別レッスン数
5級=30回/3級=120回/1級=400回(プロ級)
③ 計算の流れ
残りレッスン数 = 目標級の必要回数 − 現在の級までに済んだ回数
総コスト = 残りレッスン数 × レッスン単価
到達までの目安期間(月) = 残りレッスン数 ÷(週あたり回数 × 52 ÷ 12)
既定値は「3級を目標・級はまだ無し・単価5,500円・週1回」です。3級までの必要回数は120回なので、120×5,500円=660,000円、期間は120÷(1×52÷12)=27.7ヶ月と出ます。級ごとの回数はクラブの指導計画をならした前提値で、上達の速さや馬の当たりで前後します。入会金・月会費・装備・保険・交通費は含みません。
早見表
目標級別の必要レッスン数と総コスト(単価5,500円・級なしから・週1回)
| 目標級 | 残りレッスン数 | 総コスト | 到達までの目安 |
|---|---|---|---|
| 5級 | 30回 | 165,000円 | 6.9ヶ月 |
| 4級 | 60回 | 330,000円 | 13.8ヶ月 |
| 3級 | 120回 | 660,000円 | 27.7ヶ月 |
| 2級 | 200回 | 1,100,000円 | 46.2ヶ月 |
| 1級 | 400回 | 2,200,000円 | 92.3ヶ月 |
レッスン単価が変わると総コストはどう動くか(3級・120レッスン)
| レッスン単価 | 総コスト | 5級(30回) | 1級(400回) |
|---|---|---|---|
| 4,000円 | 480,000円 | 120,000円 | 1,600,000円 |
| 5,500円 | 660,000円 | 165,000円 | 2,200,000円 |
| 6,500円 | 780,000円 | 195,000円 | 2,600,000円 |
| 8,000円 | 960,000円 | 240,000円 | 3,200,000円 |
| 10,000円 | 1,200,000円 | 300,000円 | 4,000,000円 |
通う頻度と到達までの期間(3級・120レッスン)
| 週あたり回数 | 3級まで | 5級まで(30回) | 1級まで(400回) |
|---|---|---|---|
| 週1回 | 27.7ヶ月 | 6.9ヶ月 | 92.3ヶ月 |
| 週2回 | 13.8ヶ月 | 3.5ヶ月 | 46.2ヶ月 |
| 週3回 | 9.2ヶ月 | 2.3ヶ月 | 30.8ヶ月 |
| 週4回 | 6.9ヶ月 | 1.7ヶ月 | 23.1ヶ月 |
| 週5回 | 5.5ヶ月 | 1.4ヶ月 | 18.5ヶ月 |
総コストは単価とレッスン数だけで決まり、通う頻度では変わりません。頻度が効くのは期間のほうです。すでに級を持っている場合は、その級までの回数が差し引かれます。たとえば4級を持っている人が1級を目指すなら、400−60=340回、単価5,500円で1,870,000円になります。
詳しい解説
級ごとの必要レッスン数が数十回から数百回という水準になるのは、乗馬が「馬という生き物と一緒に動く」技術だからです。常歩から速歩、軽速歩、駈歩へと歩様が上がるたびに、鞍上でのバランスの取り方と扶助(脚・手綱・体重移動による指示)を作り直す必要があります。週1回のペースでは前回の感覚が抜けた状態から始めることになり、1回あたりの上達幅が小さくなります。同じ120回でも、週2回で13.8ヶ月かけた人と週1回で27.7ヶ月かけた人では、到達点が同じにならないことが多いのはこのためです。
費用の設計で判断が分かれるのが、ビジターで通い続けるか会員になるかです。会員には入会金と月会費という固定費が発生する代わりに、1鞍あたりの騎乗料が下がる料金体系が一般的です。単純化すると、月会費÷(ビジター単価−会員単価)が損益分岐の騎乗回数になります。月4回以上乗るなら会員が有利、月1〜2回で止まるならビジターのほうが安い、という判断になりやすい構造です。目標級までの残り回数と、生活のなかで確保できる時間を先に決めてから料金体系を選ぶ順序が現実的です。
見落とされやすいのはレッスン代以外の出費です。入会金と月会費、審査の受験料と登録料、ヘルメット・ブーツ・キュロット・プロテクターといった装備、乗馬中の事故に備える傷害保険、そしてクラブが郊外にあることによる交通費が積み上がります。本ツールの総コストはレッスン代だけの数字なので、実際の支出はこれより上振れすると考えてください。また契約前には、休会・退会の条件、月会費の日割りの有無、レッスンをキャンセルしたときの扱いを規約で確認しておくと、後の食い違いを防げます。
条件による違いも大きい分野です。都市近郊のクラブは土地代を反映して単価が高く、地方は安い代わりに通う時間がかかります。子どもの受け入れは年齢や身長の下限を設けているクラブが多く、家族で始める場合は先に条件を確認する必要があります。競技会を目指す場合は、クラブの級とは別の資格が関わります。公益社団法人日本馬術連盟は騎乗者資格をA級・B級・C級(ほかに馬場馬術限定・エンデュランス限定などの区分)に分けており、公認競技会に出るにはこの資格と会員登録が前提になります。
最後に安全面です。落馬や馬に踏まれる事故が起こり得るため、保護具は初回から欠かせません。腰や首に不安がある方、持病のある方は、始める前に主治医へご相談ください。日常の傷害保険では乗馬中の事故が対象外のことがあるので、補償範囲も契約前に確認しておくと安心です。
よくある間違い・注意点
- レッスン代だけで総額を見積もる。入会金・月会費・受験料・登録料・装備・保険・交通費が別にかかります。年間の実支出はレッスン代の1.2〜1.5倍になることも珍しくありません。
- 級の回数を全国共通の基準だと思い込む。本ツールの回数はクラブの指導計画をならした前提値です。審査の内容も回数の目安も団体・クラブによって違うので、通う予定のクラブに直接確認してください。
- 会員のほうが常に安いと考える。安くなるのは1鞍あたりの単価で、月会費という固定費が乗ります。月の騎乗回数が少ないうちはビジターのほうが総額で安く済みます。
- 頻度を上げれば総額も下がると考える。頻度が縮めるのは期間であって、総コストは単価×回数のままです。週1回を週3回にしても支払総額は変わらず、月あたりの負担だけが3倍になります。
- 競技に出る資格とクラブの級を混同する。公認競技会に出るには、日本馬術連盟の会員登録と騎乗者資格が別に必要です。クラブの級を取っただけでは出場条件を満たさない場合があります。
参考資料
- 公益社団法人 日本馬術連盟(競技会・資格制度の統括団体)
- 同 会員・乗馬情報(騎乗者資格A級・B級・C級などの区分)
- 同 資格登録申請(資格登録の様式)
- 公益社団法人 日本馬事協会(馬の登録・統計)
- 同 馬関連団体情報(各団体の登録情報の横断検索)
- 農林水産省(馬の生産・畜産関係の統計と施策)
- スポーツ庁(スポーツ実施状況・安全対策)
- 公益財団法人 日本スポーツ協会(公認スポーツ指導者資格)
- 独立行政法人 日本スポーツ振興センター(スポーツ事故の情報)
- 消費者庁(継続的な役務契約のトラブル相談窓口)
よくある質問(FAQ)
乗馬の魅力は?
馬という相手がいるスポーツで、うまくいく理由もいかない理由も自分だけでは完結しないところです。全身のバランスと体幹を使うため運動量もあり、年齢を重ねてから始めても続けやすい競技です。国際的にも同じルールで行われているので、旅行先で乗る楽しみ方もできます。
5級から1級まで、実際どれくらいかかりますか?
本ツールの前提では、級なしから3級までが120レッスン・単価5,500円で660,000円、週1回なら27.7ヶ月です。1級までなら400レッスン・2,200,000円・週1回で92.3ヶ月になります。回数はクラブの指導計画をならした目安で、上達の速さによって前後します。
クラブ会費はいくらぐらいですか?
入会金と月会費が別にかかり、そのぶん1鞍あたりの騎乗料が下がる料金体系が一般的です。損益分岐はおおよそ「月会費÷(ビジター単価−会員単価)」で求まる騎乗回数です。月に何回乗るかを先に決めてから、ビジターと会員のどちらが安いかを比べてください。
レッスン代のほかに何がかかりますか?
審査の受験料と登録料、装備、保険、交通費です。ヘルメット・ブーツ・キュロット・プロテクターは当初レンタルで足りますが、通う頻度が上がると自前に切り替えることになります。クラブは郊外に多いため、交通費も年単位では無視できない額になります。
週に何回通うのが効率的ですか?
総コストは変わらず、期間だけが縮みます。3級までの120レッスンは週1回で27.7ヶ月、週2回で13.8ヶ月、週3回で9.2ヶ月です。間隔が空くほど前回の感覚が抜けるため、同じ回数でも週2回のほうが身につきやすい傾向があります。無理のない範囲で間隔を詰めるのが現実的です。
競技会に出るには何が必要ですか?
クラブの級とは別に、競技を統括する団体の資格と登録が必要です。公益社団法人日本馬術連盟は騎乗者資格をA級・B級・C級(ほかに馬場馬術限定・エンデュランス限定などの区分)に分けており、公認競技会の出場にはこの資格と会員登録が前提になります。詳細は同連盟の案内をご確認ください。
道具は最初から買うべきですか?
まずはクラブのレンタルで十分です。体に合うサイズや好みは乗ってみないと分かりません。週1回以上通うようになったタイミングで、ヘルメットとブーツから順に自前へ切り替えると無駄が出にくくなります。安全に直結する保護具は、規格や適合表示を確認して選んでください。
体力やケガが心配です。
落馬や馬に踏まれる事故が起こり得るスポーツなので、保護具は初回から必須です。腰や首に不安がある方、持病のある方は、始める前に主治医へご相談ください。日常の傷害保険では乗馬中の事故が対象外になっていることがあるため、補償範囲も契約前に確認しておくと安心です。