計算ツールズ
受験時間配分

受験生 1日の勉強配分 計算ツール

受験生の1日の勉強時間配分を試算。

1日配分 計算機

計算式と前提条件

標準配分=英語25%/数学30%/国語15%/理科15%/社会15%

実際の配分=標準配分×(1−苦手科目数÷5)+20%×(苦手科目数÷5)

苦手科目が少ないうちは配点の大きい数学・英語に時間を寄せられますが、苦手科目が増えるほど特定科目に偏らせる余裕がなくなります。そのため苦手科目数が多いほど5科目均等(各20%)に近づけ、基礎を全体的に底上げする配分にしています。苦手科目が5科目の場合は各20%の均等配分です。

苦手科目数・総時間別の早見表

1日の勉強総時間を10時間に固定し、苦手科目数だけを変えたときの配分です(単位は時間)。計算機に同じ値を入れると同じ数字になります。

苦手科目数英語数学国語理科社会
0(標準配分そのまま)2.53.01.51.51.5
12.42.81.61.61.6
2(既定値)2.32.61.71.71.7
32.22.41.81.81.8
42.12.21.91.91.9
5(全科目が苦手)2.02.02.02.02.0

次は苦手科目数を2に固定し、1日の総時間を変えたときの配分です。

1日の総時間英語数学国語理科社会表示の合計
6時間1.41.61.01.01.06.0
8時間1.82.11.41.41.48.1
10時間2.32.61.71.71.710.0
12時間2.83.12.02.02.011.9

8時間の行は表示の合計が8.1、12時間の行は11.9になります。各科目を小数第1位で四捨五入して表示しているためで、合計が入力した総時間と0.1程度ずれるのは仕様です。実際の予定を組むときは、この端数を休憩や見直しに充ててください。

共通テストの配点との関係

大学入試センターが公表している令和9年度大学入学共通テストの出題教科・科目と配点です。標準配分を考えるときの土台になります。

教科出題科目の例試験時間配点
国語『国語』90分200点
地理歴史・公民『歴史総合,日本史探究』など1科目60分/2科目130分100点/200点
数学①『数学Ⅰ,数学A』70分100点
数学②『数学Ⅱ,数学B,数学C』70分100点
理科『物理』『化学』など1科目60分/2科目130分100点/200点
外国語『英語』リーディング+リスニング80分+60分(解答30分)100点+100点=200点
情報『情報Ⅰ』60分100点

2科目を選択した場合、国語・数学・英語・理科・地歴公民はいずれも200点で横並びになります。このツールの標準配分(数学30%・英語25%)は配点比ではありません。問題演習に時間がかかる科目へ多めに割り当てるという実務上の判断が入っています。志望校の個別試験に傾斜配点がある場合は、その比率で読み替えてください。

時間配分の決め方を詳しく理解する

標準配分を英語25%・数学30%・国語15%・理科15%・社会15%としているのは、配点の比率をそのまま写したものではありません。共通テストでは2科目選択の場合、国語・数学・英語・理科・地理歴史公民がいずれも200点で並びます。それでも数学と英語に多く割り当てるのは、演習1問あたりに要する時間が長く、積み上げに時間がかかると考えられているためです。逆に社会科目は暗記の比重が高く、直前期に短時間で伸ばせる部分が残ります。配点ではなく「1時間あたりどれだけ点が動くか」で配分を決めているのが、この標準配分の考え方です。

苦手科目数を入れると均等配分に近づく仕組みも、同じ発想から来ています。苦手が1科目なら他を削ってそこへ寄せる余裕がありますが、3科目4科目となると、特定の科目だけに時間を集める余裕がなくなります。全科目が苦手であれば、まず全体を底上げするしかありません。数式そのものは単純ですが、苦手が増えるほど戦略の自由度が下がるという現実をよく表しています。

実務で意見が分かれるのは、苦手科目に時間を寄せるべきか、得意科目を伸ばすべきかです。合計点で判定される入試では、平均より大きく下回る科目を持ち上げるほうが総得点の増え方が大きい、という考え方が一般的です。一方で、二次試験の配点が特定科目に大きく傾いている大学を志望する場合や、共通テストの得点比率が低い私大専願の場合は、得意科目を武器として仕上げる判断も成り立ちます。どちらが正しいかは志望校の配点表で決まりますので、まず募集要項を確認してから配分を決めてください。

見落とされやすい点が三つあります。第一に、このツールは5教科しか扱っていません。共通テストには『情報Ⅰ』が100点で加わりますので、必要な受験生は別枠で時間を確保してください。第二に、表示は小数第1位で四捨五入するため、合計が入力した総時間と0.1程度ずれることがあります。第三に、ここに出るのは机に向かう時間だけで、移動・食事・休憩は含みません。1日10時間の学習を成立させるには、それ以外に必要な時間を先に確保する必要があります。

条件による違いも大きく出ます。厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」は、中学・高校生について8〜10時間、成人については6時間以上を目安として必要な睡眠時間を確保することを推奨しています。1日10時間の学習と8時間の睡眠を足すと18時間で、残りは6時間しかありません。学校がある平日にこの配分をそのまま当てはめるのは現実的ではありませんので、平日は総時間を短く、休日は長く設定し、週単位で帳尻を合わせるほうが続きます。

よくある間違い・注意点

  • 表示の合計が総時間と一致しないと考える:各科目を小数第1位で四捨五入しているため、合計は0.1程度ずれます。総時間8時間なら表示の合計は8.1になります。仕様であり、計算の誤りではありません。
  • 『情報Ⅰ』の時間を数え忘れる:共通テストでは情報が100点で出題されます。このツールは5教科だけを扱いますので、必要な受験生は別に時間を確保してください。
  • 睡眠を削って総時間を増やす:「健康づくりのための睡眠ガイド2023」は、中学・高校生に8〜10時間、成人に6時間以上を目安として推奨しています。総時間を伸ばす前に、睡眠を確保できる範囲かを確認してください。
  • 毎日この配分どおりに進めようとする:学校や塾のある平日と休日では使える時間が違います。1日単位ではなく、週単位で合計が合うように組むほうが現実的です。
  • 苦手科目数を大きく入れて安心する:数字を5にすれば均等配分になりますが、それは「5科目すべてが苦手」という意味です。実態と違う値を入れると、配分の根拠が失われます。

出典・参考資料

よくある質問(FAQ)

5科目の合計が入力した総時間と合いません。

各科目を小数第1位で四捨五入して表示しているためです。総時間8時間・苦手2科目なら表示の合計は8.1、12時間なら11.9になります。0.1程度のずれは丸めによるもので、計算の誤りではありません。

標準配分で数学が30%と最も多いのはなぜですか。

共通テストの配点は2科目選択の場合、国語・数学・英語・理科・地歴公民がいずれも200点で並びます。それでも数学を厚くしているのは、演習1問あたりの所要時間が長く、積み上げに時間がかかると考えられているためです。配点比ではなく、時間あたりの伸びやすさに基づく配分です。

苦手科目が多いほど均等配分に近づくのはなぜですか。

苦手が1科目なら他を削って寄せられますが、3科目4科目になると特定科目に集中させる余裕がなくなるためです。標準配分と均等配分(各20%)を「苦手科目数÷5」の比率で混ぜており、5科目すべてが苦手なら完全な均等配分になります。

『情報Ⅰ』の時間はどこに入りますか。

このツールは5教科だけを扱うため含まれていません。共通テストでは情報が60分・100点で出題されますので、必要な場合は総時間から別に切り出して確保してください。

1日10時間は現実的な設定ですか。

学校がある平日には難しい設定です。睡眠8時間を足すと18時間になり、通学・食事・入浴を含めると残りはほとんどありません。平日は短く、休日は長く設定して週単位で合計を合わせるほうが続きます。

睡眠時間はどのくらい取るべきですか。

厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」は、中学・高校生に8〜10時間、成人に6時間以上を目安として必要な睡眠時間を確保することを推奨しています。同じガイドでは、こどもについて1日60分以上からだを動かすことも勧めています。体調に不安があるときは、無理に学習時間を増やさず医師に相談してください。

得意科目を伸ばす方針でも使えますか。

使えます。その場合は「苦手科目数」を実際より少なく入れて標準配分に寄せるか、表示された時間を志望校の傾斜配点の比率で読み替えてください。二次試験の配点が特定科目に大きく傾いている大学では、得意科目を仕上げる判断も成り立ちます。

休憩や移動の時間は含まれていますか。

含まれていません。表示されるのは机に向かう時間だけです。10時間の学習を成立させるには、移動・食事・入浴・休憩の時間を先に確保したうえで、残りから配分してください。