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芝の種

芝の種の必要量と種子代を面積から計算する無料電卓。面積別の早見表と、発芽率の読み方・種子代以外にかかる費用までまとめています。

最終更新:2026-08-20/監修:計算ツールズ編集部

芝の種ツール

計算式と前提

種子量(g) = 面積(㎡) × 40g/ 種子代(円) = 種子量(g) × 0.4円

既定値は50㎡です。50×40=2,000g(2kg)、2,000×0.4=800円という流れで出しています。40g/㎡と1gあたり0.4円は本ツールが置いた前提値で、公的な基準や統計から取った数字ではありません。実際の播種量は草種で大きく変わり、同じ面積でも必要量が数倍違うことがあります。種子代だけの計算なので、床土・目土・肥料・散水・不織布の費用は含みません。入力できる面積は5〜1,000㎡です。

面積別の必要量と種子代 早見表

面積種子量種子代
5㎡(入力の下限)200g80円
10㎡400g160円
20㎡800g320円
30㎡1,200g480円
50㎡(既定値)2,000g800円
80㎡3,200g1,280円
100㎡4,000g1,600円
200㎡8,000g3,200円

※すべて計算機に同じ面積を入れたときの出力と同じ値です。

袋の容量からまける面積を逆算する

袋の容量40g/㎡でまける面積同じ面積の種子代
500g12.5㎡200円
1kg25㎡400円
2kg50㎡800円
5kg125㎡2,000円
10kg250㎡4,000円

※容量を40g/㎡で割っただけの逆算です。計算機はこの表を出力しません。

芝の種の必要量をどう決めるか

芝の播種量が「1㎡あたり何グラム」という形で決まるのは、芝生が一本ずつの株ではなく面として密度で仕上がるものだからです。目標は、発芽した芽が互いの隙間を埋めて雑草の入る余地をなくす密度に届くことです。種子の粒が小さい草種ほど同じ重さでも粒数が多くなるため、必要なグラム数は下がります。日本芝のノシバやコウライシバは種子からそろえるのが難しく、切り芝を並べる方法が主流です。

実務で判断が分かれるのは、厚くまくか薄くまくかです。厚まきは早く緑面ができて雑草に先を越されにくい反面、芽が混み合って徒長し、風通しが落ちて立枯れ性の病気が出やすくなります。薄まきは一本ずつが太く育つ一方、地面が見えている期間が長くなり、その間に雑草が入り込みます。迷ったときは、雑草の圧力が強い裸地では多め、既存の芝生に重ねるオーバーシードでは少なめ、と条件で振り分けると扱いやすくなります。

見落とされやすいのが発芽率です。種苗法第59条第1項第4号は、指定種苗の種子について採種の年月または有効期限と発芽率の表示を求めており、施行規則第23条は「何年何月現在 発芽率 何%以上」という書き方を定めています。芝草は指定種苗の区分に含まれます(施行規則第25条)。つまり袋には必ず発芽率の手がかりがあり、そこが80%であれば、同じ密度に届かせるには重さを1.25倍にする必要が出てきます。古い種を使い回すときは、この表示の日付を見ずに前年と同じ量をまいて、生えそろわないという失敗が起きやすくなります。

費用の見方にも注意が必要です。この計算機が出すのは種子代だけで、実際に必要になるのは床土の入れ替え、整地、目土、元肥、散水、傾斜地なら種子の流亡を防ぐ不織布までを含めた一式です。種子代が数百円でも、下地づくりのほうが桁ひとつ大きくなることは珍しくありません。種子を数割多く買っても総額への影響は小さいので、発芽率を割り引いて余裕を持たせるほうが、まき直しより安く済みます。

条件による違いも押さえておきます。発芽には地温が必要で、寒地型と暖地型では発芽の適温帯が異なります。日本の多くの地域で春と秋に播種が集まるのはこのためで、真夏や真冬にまいても発芽がそろいません。地域ごとの気温は気象庁の平年値で確認できます。日照条件も効きます。半日陰では同じ量をまいても密度が上がりにくく、日向向きの草種を無理に使うと薄いまま定着します。量を決める前に、場所の日照時間といつまでに緑にしたいのかを決めておくと判断がぶれません。

よくある間違い・注意点

  • 発芽率を見ずに重さだけで買う — 袋には発芽率と採種年月(または有効期限)が表示されています。発芽率が低い種は、そのぶん量を割り増さないと密度が足りません。
  • 草種を確かめずに一律のg/㎡を当てる — 粒の大きさが違えば同じ重さでも粒数が変わります。日本芝を種でそろえようとして失敗する例も多く、切り芝のほうが現実的な場合があります。
  • 種子代だけで予算を組む — 整地・目土・元肥・散水・不織布まで含めると、種子代は総額のごく一部です。この計算機の出力は総予算ではありません。
  • 時期を外してまく — 地温が足りない時期にまいても発芽がそろわず、まき直しになります。春と秋に集まるのは気温の条件によるものです。
  • まいたあと乾かす — 発芽までは表土を乾かさないことが前提になります。散水の手間を見込めない時期に大面積をまくと、結果的に種を無駄にします。

参考資料・根拠

※40g/㎡・0.4円/gは本ツールの前提値です。実際の播種量は草種と製品の表示に従ってください。

よくある質問(FAQ)

種をまく時期はいつですか?

発芽には地温が必要なため、気温が上がりはじめる春と、暑さが落ち着く秋に播種が集まります。真夏の高温期と冬の低温期は発芽がそろいません。地域ごとの気温は気象庁の平年値で確認できます。

発芽までどのくらいかかりますか?

草種と地温、そして表土が乾かないかどうかで変わります。発芽までは表土を乾かさないことが前提条件で、これが崩れると日数の目安は当てになりません。袋に発芽の目安が書かれている場合はその表示に従ってください。

芝生として使えるまでどのくらいですか?

発芽してから面としてそろい、踏んでも傷まない密度になるまでには時間がかかります。植えた年は養生の年と考え、刈り込みと施肥で密度を上げていくのが現実的です。急ぐ場合は種ではなく切り芝を並べる方法もあります。

40g/㎡はどの草種の値ですか?

本ツールが置いた前提値で、特定の草種の推奨量ではありません。粒の大きさが違えば同じ重さでも粒数が変わるため、実際の量は購入する種子の表示や説明に従ってください。この計算機は面積から量と金額を機械的に割り出すための道具です。

発芽率はどこに書いてありますか?

芝草の種子は種苗法上の指定種苗にあたり、採種の年月または有効期限と発芽率の表示が求められています(種苗法第59条第1項第4号)。表示は「何年何月現在 発芽率 何%以上」という形式です(同法施行規則第23条)。発芽率が80%なら、必要量を1.25倍にして考えると計算が合いやすくなります。

日本芝も種でまけますか?

ノシバやコウライシバは種子から均一にそろえるのが難しく、切り芝を並べる方法が一般的です。この計算機は種子をまく前提なので、日本芝を切り芝で施工する場合は面積あたりの枚数で考えることになります。

種子代のほかに何がかかりますか?

整地と床土の入れ替え、目土、元肥、散水、傾斜地では種子の流亡を防ぐ不織布などがかかります。種子代は総額の一部にすぎません。この計算機の出力を工事費の見積もりとして使わないでください。