計算ツールズ
カーシェア

車所有 vs カーシェア vs レンタカー 計算ツール

所有・カーシェア・レンタカーの3パターンで年間コストを徹底比較。

所有vsシェア 計算機

計算式と前提

所有 = 固定維持費30万円 + 年間走行距離 × 8.5円

ガソリン代の8.5円/kmは、レギュラー170円/Lを軽自動車の実燃費20km/Lで割った値です。カーシェアは月会費880円に、15分220円(1時間880円)の時間料金と1kmあたり16円の距離料金を加えます。レンタカーは1回あたり6時間まで5,500円、12時間まで7,500円、それを超えると24時間ごとに9,500円とし、1kmあたり15円を足します。既定値(月6回・1回6時間・1回50km)では所有330,600円、カーシェア448,320円、レンタカー450,000円で、最安は所有です。

利用回数別の年間コストと、所有の固定費の内訳

月の利用回数所有(軽)カーシェアレンタカー最安
1回305,100円83,520円75,000円レンタカー
2回310,200円156,480円150,000円レンタカー
4回320,400円302,400円300,000円レンタカー
5回325,500円375,360円375,000円所有
6回330,600円448,320円450,000円所有
8回340,800円594,240円600,000円所有

※1回6時間・1回50kmで固定したときの値です。分岐点は月4回と5回のあいだにあります。

所有の固定費の内訳(軽自動車・年)金額備考
軽自動車税(種別割)10,800円自家用乗用・新規登録から13年未満
自賠責保険(年換算)8,800円24か月分を2で割った額
車検・法定点検(年換算)35,000円2年ごとの費用を年割
任意保険60,000円等級・年齢条件で大きく変動
駐車場96,000円月8,000円。地域差が最も大きい項目
タイヤ・オイル等の消耗品24,400円走行距離に応じて増える
車両の減価(年換算)65,000円購入額と保有年数で変動
合計300,000円ガソリン代は別に加算

※参考計算です。実際の費用は車種・地域・契約条件で変わります。

所有・カーシェア・レンタカーの比較の詳しい解説

3つの選択肢は費用の形が違います。所有は使っても使わなくても出ていく固定費が中心で、そこに走った分だけ燃料費が乗ります。カーシェアとレンタカーは使った分だけの変動費で、固定費は月会費の880円だけです。したがって月の利用が少ないほど借りるほうが安く、多いほど所有が有利になります。既定の条件(1回6時間・50km)では、月4回までは借りるほうが安く、月5回を超えると所有が下回ります。この分岐点は回数だけでなく、1回あたりの時間と距離でも動きます。長時間・長距離の使い方が多いほど、所有が有利になる回数は少なくなります。

判断が分かれるのは、所有の固定費30万円に何を入れるかです。最も影響が大きいのは駐車場で、持ち家の敷地に確保できるなら年9万円以上下がり、分岐点は月3回付近まで前倒しになります。逆に都心で月2万円の駐車場を借りれば固定費は年42万円を超え、月8回使っても借りるほうが安いという結論になります。車両の減価も、新車を5年で乗り換えるか中古を10年乗るかで倍以上変わります。この欄を自分の条件に置き換えないと、比較そのものが成り立ちません。

見落とされやすいのは料金体系の形です。実際のカーシェアには6時間や12時間といったパック料金があり、時間料金を積み上げるより1割から2割安くなることがあります。距離料金の扱いも事業者ごとに異なり、短時間の利用では距離料金がかからない体系もあります。レンタカーの側では、免責補償料、事故時のノンオペレーションチャージ、返却時の給油が表示料金とは別建てです。本ツールはこれらを織り込まない単純な積み上げなので、カーシェアとレンタカーの年額はやや高めに出る点を踏まえて読んでください。

金額に表れにくい項目もあります。所有には、車検の手配、タイヤの保管、点検の付き添いといった時間の負担があり、事故で任意保険の等級が下がれば数年にわたって保険料が上がります。一方で、災害時や急病のときに手元に車があることの価値は金額に置き換えにくいものです。借りる側には、繁忙期に予約が取れない機会損失や、返却時刻に行動が縛られる負担があります。年額の差が数万円以内に収まる領域では、金額より、こうした条件で結論が決まることのほうが多くなります。

地域と使い方による差も大きく出ます。公共交通の代替がない地域で通勤に毎日使うなら、比較するまでもなく所有になります。都市部で週末だけ、しかも近距離という使い方なら、借りるほうが安く済みます。子どもの送迎やペットの通院のように出発時刻が読めない用途が多いほど、予約に縛られない所有の便益が上がります。

よくある間違い・注意点

  • 所有の固定費を全国一律で考える — 駐車場代は月0円から2万円超まで開きがあり、結論を一番動かす項目です。
  • 表示料金だけで借りる側を比べる — 免責補償料、事故時の休業補償、返却時の給油は別建てで加算されます。
  • 分岐点を回数だけで見る — 1回あたりの時間と距離が延びれば、少ない回数でも所有が有利に転じます。
  • 使わない月を計算から外す — 所有の税金・保険・駐車場は使わなくても発生し、カーシェアの月会費も同じです。
  • 予約の取りやすさを費用に換算しない — 連休や年末年始に車が押さえられない場合の代替手段まで含めて考える必要があります。

関連する規格・公的資料

※本ツールは実勢の料金水準に基づく参考計算です。契約や保険の判断は、約款および専門家の説明を確認したうえで行ってください。

よくある質問(FAQ)

所有の年間30万円には何が含まれますか?

軽自動車税10,800円、自賠責保険の年換算8,800円、車検・法定点検の年換算35,000円、任意保険60,000円、駐車場96,000円、消耗品24,400円、車両の減価65,000円の合計です。ガソリン代はここに含めず、走行距離に応じて別に加算しています。

ガソリン代はどう見積もっていますか?

1kmあたり8.5円です。レギュラーガソリンの全国平均170円/Lを、軽自動車の実燃費20km/Lで割って求めました。カーシェアとレンタカーの料金には燃料分が含まれるため、所有側にも燃料費を足さないと同じ土俵で比べられません。

損益分岐は月何回ですか?

1回6時間・50kmという既定の条件では、月4回までは借りるほうが安く、月5回を超えると所有が下回ります。1回あたりの時間や距離が長い使い方では、より少ない回数で所有が有利になります。

カーシェアのパック料金は反映されていますか?

反映していません。時間料金と距離料金を単純に積み上げているため、6時間パックなどを使える条件では実際より1〜2割高めに出ます。長時間の利用が中心なら、実際の料金表で置き換えて比べてください。

レンタカーの料金はどの車格を想定していますか?

軽自動車からコンパクトカーの区分です。6時間まで5,500円、12時間まで7,500円、それを超えると24時間ごとに9,500円としています。免責補償料や返却時の給油は含みません。

駐車場代が想定と違う場合はどう読み替えますか?

所有の固定費30万円のうち96,000円が駐車場です。実際の月額との差を12倍して足し引きしてください。月2万円なら年24万円なので、固定費は約44万4千円になり、結論が入れ替わることがあります。

普通車で試算したい場合はどうしますか?

本ツールは軽自動車を前提にしています。普通車では税金・車検・保険・燃料費がいずれも上がり、固定費は年40万〜50万円、燃料費は1kmあたり11〜14円が目安になります。所有が有利になる回数はその分だけ後ろにずれます。

免責補償や事故時の費用はどこに入りますか?

どれにも入っていません。レンタカーとカーシェアでは1回あたり1,000〜2,000円程度の免責補償料、事故時には別途ノンオペレーションチャージがかかることがあります。所有では任意保険の等級が下がる形で、数年にわたって負担が増えます。