Q1. 遺族厚生年金と自分の老齢年金、両方もらえるの?
65歳以降は「遺族厚生年金+自分の老齢基礎年金」の併給可能。ただし自分の老齢厚生年金がある場合は、①自分の老齢厚生年金が優先支給、②差額分が遺族厚生年金として支給、という調整ルールがある。桐生さんは専業主婦期間が長く自分の厚生年金なし(国民年金のみ)なので、遺族厚生年金が全額受給できる。一般に「夫の老齢厚生年金の3/4」が遺族厚生年金額、夫が月16万だった場合は月12万が支給される。中高齢寡婦加算(年約58万)は65歳で打ち切り、経過的寡婦加算に切り替わるケースあり。
Q2. UR賃貸は高齢者向けに何が有利?
UR賃貸の高齢者向け特典:①礼金・更新料・仲介手数料なし(初期費用は敷金のみ2ヶ月分)②保証人不要、身元引受人だけでOK ③連帯保証人なしで65歳以上が単身契約可能 ④バリアフリー物件多数 ⑤家賃減額制度あり(所得条件満たせば最大30%減額)⑥シニア向け住替え割引(近くの同URへ移転時家賃変更なし)。桐生さんの家賃7.2万は相場通りだが、民間賃貸では75歳独居は審査通りにくい現実があり、URの「年齢・保証人問わない」は実務的な強み。
Q3. 子からの仕送り月3万、贈与税は?
親子間の「生活費・療養費の仕送り」は贈与税の対象外(相続税法21条の3)。年110万以内でも超えても、扶養義務の範囲なら非課税。桐生家の月3万×12=年36万は完全に非課税ゾーン。注意点:①仕送りを貯蓄に回すと贈与認定リスク(生活費として都度消費が必要) ②大きな金額(年500万など)は税務署調査対象になり得る ③子の家計に負担がある場合は「親の相続時精算課税制度」で将来相続額から差引く設計も可能。月3万は「扶養義務の誠実な履行」として堂々と受け取れる範囲。
Q4. 書道教室週1回の月謝4,500円、生活必需?
後期高齢女性の健康維持・認知症予防には「週3回以上の外出+対人交流」が医学的に推奨。書道は①手先・脳の刺激 ②週1の外出機会 ③同世代コミュニティ ④達成感と作品残り、という4つの価値。国立長寿医療研究センターの研究では、趣味活動のある高齢者の認知症発症率は2-3割低い。桐生さんは書道+写経会+生協共同購入で週3回以上の「外出+会話」を維持、これは医療費月3,000-5,000円の節約効果と同等の予防投資。月4,500円は「健康保険」として見れば安い。
Q5. もし認知症になったら、お金の管理はどうなる?
認知症で判断能力が低下すると、預金引き出し・契約・売買が制限される。対策は①任意後見契約(公正証書・認知症前に長女を後見人指定)②家族信託(2026年設計予定・長女に資産管理権を委託)③日常生活自立支援事業(社会福祉協議会の日常的金銭管理)④代理人カード登録(銀行に家族を届出)の4段階。桐生家は長女と2025年冬に任意後見契約締結済(費用8万円)、家族信託は2026年中に司法書士と設計予定(60万円)。「認知症になる前の準備」が重要で、75歳は最後のタイミング。
Q6. 戸建て売却でかなりの現金が残ったが、運用すべき?
75歳以降の投資は慎重論が主流。理由:①残り時間が短く相場回復を待つ余裕なし ②認知機能低下で売買判断ミスのリスク ③詐欺被害ターゲットになりやすい。桐生さんは普通430万(流動性)+定期600万(安全)+金地金60万(実物)=1,090万の保守的配分が合理的。唯一の運用として「個人向け国債(変動10年)」で元本保証+年金利0.5%程度なら検討可能。ハイリスク商品(投信・株)は避け、「減らさない」を優先。金地金は相続時も有利(実物資産の評価額が税務上低くなる傾向)。
Q1. この年齢で金融資産1800万は多い?少ない?
同年代平均(金融広報中央委員会R6)と比べて上位層。ただし、遺族年金生活・元パート主婦という属性では大きく前後するので、単純比較より「自分の5年前と比べて増えているか」の方が重要な指標。
Q2. NISAはつみたて枠と成長枠、どう使い分ければいい?
基本はつみたて枠でS&P500または全世界株を月10万の満額拠出、成長枠は年1-2回のボーナス月に個別株やテーマ型ETFで使うのが王道。初心者は全額つみたて枠でもOK。
Q3. 生命保険の適正額は?
「残された家族が必要な生活費−遺族年金−預貯金」で計算。独身なら不要、子あり共働きで2,000-3,000万、子あり専業主婦世帯で3,000-5,000万が目安。
Q4. 住宅ローンの変動金利が上がったら固定に借換えるべき?
借換えコスト(事務手数料30-50万+登記費用)を上回る削減効果が出るかで判断。残債1,500万以上かつ金利差0.5%以上なら借換え検討価値あり。