NO.10 / 後期高齢・未亡人

後期高齢75歳未亡人・遺族年金月12万+老齢基礎月6.5万、UR賃貸で暮らす独居3年目

昭和25年(1950年)生まれ、東京都北区の町工場経営の家に育った桐生千代子さん。戦後復興期の給食・お米の配給・公立中卒直後の繊維工場勤務という昭和中期の一般的な幼少期を経て、18歳でOL、26歳で結婚、28歳で長男・30歳で長女を出産、50年間の専業主婦生活。72歳で夫(当時7
桐生 千代子(きりゅう ちよこ)※仮名
75歳 / 女性 / 未亡人・独居 / 元専業主婦 / 埼玉県川口市UR
後期高齢独居3年遺族年金要支援申請中子仕送りあり
PENSION
18.5万/月
遺族+老齢基礎
FAMILY
3万/月
長女からの仕送り
RENT
72,000
UR賃貸 家賃
SAVINGS
1,450万円
戸建て売却益・預貯金

月次キャッシュフロー

概算・単位:円
年金185,000
収入合計185,000
─ 遺族厚生年金118,000
─ 老齢基礎年金66,000
─ 長女からの仕送り30,000
─ 家賃(UR 2DK)72,000
─ 食費(自炊・宅食)32,000
─ 光熱費14,000
─ 通信費7,500
─ 医療費(通院)32,000
支出合計371,500
+ + 予備貯金(取崩し前提)7,500
貯蓄・投資合計7,500
月収支差額−194,000

公開書類インデックス

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0歳〜75歳の年収カーブ

予測値
0 800万円 75歳・現在 0 75 75

よくある質問

全10問
Q1. 遺族厚生年金と自分の老齢年金、両方もらえるの?
65歳以降は「遺族厚生年金+自分の老齢基礎年金」の併給可能。ただし自分の老齢厚生年金がある場合は、①自分の老齢厚生年金が優先支給、②差額分が遺族厚生年金として支給、という調整ルールがある。桐生さんは専業主婦期間が長く自分の厚生年金なし(国民年金のみ)なので、遺族厚生年金が全額受給できる。一般に「夫の老齢厚生年金の3/4」が遺族厚生年金額、夫が月16万だった場合は月12万が支給される。中高齢寡婦加算(年約58万)は65歳で打ち切り、経過的寡婦加算に切り替わるケースあり。
Q2. UR賃貸は高齢者向けに何が有利?
UR賃貸の高齢者向け特典:①礼金・更新料・仲介手数料なし(初期費用は敷金のみ2ヶ月分)②保証人不要、身元引受人だけでOK ③連帯保証人なしで65歳以上が単身契約可能 ④バリアフリー物件多数 ⑤家賃減額制度あり(所得条件満たせば最大30%減額)⑥シニア向け住替え割引(近くの同URへ移転時家賃変更なし)。桐生さんの家賃7.2万は相場通りだが、民間賃貸では75歳独居は審査通りにくい現実があり、URの「年齢・保証人問わない」は実務的な強み。
Q3. 子からの仕送り月3万、贈与税は?
親子間の「生活費・療養費の仕送り」は贈与税の対象外(相続税法21条の3)。年110万以内でも超えても、扶養義務の範囲なら非課税。桐生家の月3万×12=年36万は完全に非課税ゾーン。注意点:①仕送りを貯蓄に回すと贈与認定リスク(生活費として都度消費が必要) ②大きな金額(年500万など)は税務署調査対象になり得る ③子の家計に負担がある場合は「親の相続時精算課税制度」で将来相続額から差引く設計も可能。月3万は「扶養義務の誠実な履行」として堂々と受け取れる範囲。
Q4. 書道教室週1回の月謝4,500円、生活必需?
後期高齢女性の健康維持・認知症予防には「週3回以上の外出+対人交流」が医学的に推奨。書道は①手先・脳の刺激 ②週1の外出機会 ③同世代コミュニティ ④達成感と作品残り、という4つの価値。国立長寿医療研究センターの研究では、趣味活動のある高齢者の認知症発症率は2-3割低い。桐生さんは書道+写経会+生協共同購入で週3回以上の「外出+会話」を維持、これは医療費月3,000-5,000円の節約効果と同等の予防投資。月4,500円は「健康保険」として見れば安い。
Q5. もし認知症になったら、お金の管理はどうなる?
認知症で判断能力が低下すると、預金引き出し・契約・売買が制限される。対策は①任意後見契約(公正証書・認知症前に長女を後見人指定)②家族信託(2026年設計予定・長女に資産管理権を委託)③日常生活自立支援事業(社会福祉協議会の日常的金銭管理)④代理人カード登録(銀行に家族を届出)の4段階。桐生家は長女と2025年冬に任意後見契約締結済(費用8万円)、家族信託は2026年中に司法書士と設計予定(60万円)。「認知症になる前の準備」が重要で、75歳は最後のタイミング。
Q6. 戸建て売却でかなりの現金が残ったが、運用すべき?
75歳以降の投資は慎重論が主流。理由:①残り時間が短く相場回復を待つ余裕なし ②認知機能低下で売買判断ミスのリスク ③詐欺被害ターゲットになりやすい。桐生さんは普通430万(流動性)+定期600万(安全)+金地金60万(実物)=1,090万の保守的配分が合理的。唯一の運用として「個人向け国債(変動10年)」で元本保証+年金利0.5%程度なら検討可能。ハイリスク商品(投信・株)は避け、「減らさない」を優先。金地金は相続時も有利(実物資産の評価額が税務上低くなる傾向)。
Q1. この年齢で金融資産1800万は多い?少ない?
同年代平均(金融広報中央委員会R6)と比べて上位層。ただし、遺族年金生活・元パート主婦という属性では大きく前後するので、単純比較より「自分の5年前と比べて増えているか」の方が重要な指標。
Q2. NISAはつみたて枠と成長枠、どう使い分ければいい?
基本はつみたて枠でS&P500または全世界株を月10万の満額拠出、成長枠は年1-2回のボーナス月に個別株やテーマ型ETFで使うのが王道。初心者は全額つみたて枠でもOK。
Q3. 生命保険の適正額は?
「残された家族が必要な生活費−遺族年金−預貯金」で計算。独身なら不要、子あり共働きで2,000-3,000万、子あり専業主婦世帯で3,000-5,000万が目安。
Q4. 住宅ローンの変動金利が上がったら固定に借換えるべき?
借換えコスト(事務手数料30-50万+登記費用)を上回る削減効果が出るかで判断。残債1,500万以上かつ金利差0.5%以上なら借換え検討価値あり。
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注記:本記事の人物・勤務先はすべてフィクションです。数値は厚労省・国税庁・総務省・住宅金融支援機構等の公的一次データに基づき編集部が算出した参考値です。